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鶯谷

うぐいすだに

鶯谷(うぐいすだに)は、日本の地名。東京都台東区の鶯谷駅周辺地域。
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概要編集

鶯谷」を「うぐいすだに」と訓読みする場合、日本の一地名である。東京都台東区鶯谷駅周辺地域を指す(※a1,a3,a4)。


おうこく」と音読みする場合は、「ウグイスにいること」、また、「ウグイスの棲む谷」を意味し(※a1,a2)、さらにはそこから転じて、「世の中にまだ名も知られず出世もしないこと」をも意味する(※a1,a2)。

地名「鶯谷」編集

江戸時代寛永寺住職皇族が駐在するのが代々の慣習になっていた。そういった住職の一人に、江戸前期から中期にかけての人物・公弁法親王(1669年-1716年)がいた。ここからは俗説の域を出ないが、元禄年間、その公弁が「江戸の鶯は訛っている」と言って文化人尾形乾山に京都から鶯を運ばせ、当地域に放したという。するとその後、当地域にある谷は鶯の名所になったらしい。


現代の鶯谷は、行政地名としては存在せず、地域の通称となっている。また、鶯の名所ではなくなっている。

山手線が停車する29駅中でも駅周辺が屈指の風俗街として知られ、駅周辺はラブホテルで溢れ返っている。

上野鶯谷駅西側まで伸びてきている。

関連イラスト編集

左から順に、1. 地名の由来どおりにウグイスを描いたポスターイメージイラスト(メイン画像に使用)。2.「鶯谷で待っています♡」(by 歌愛ユキ)。眠らない街の一角。3. ボランティアで地域を守る女子高生風紀委員さん達(オリジナルキャラクター)の日常

うぐいすだに。鶯谷で待っています鶯谷風紀委員会活動日誌2

人名「鶯谷」編集

名字「鶯谷」は、実在しているが、極めて珍しい。ただ、創作の世界では普通にあるかも知れず、pixivでもそれと思しきオリジナル・キャラクターのイラストがタグ付けされてい。


個人名「鶯谷」のほうには、歴史上の人物として、江戸時代後期から明治時代にかけての儒学者である、亀田鶯谷(かめだ おうこく)がいる(※b)。

鶯の谷渡り編集

鶯の谷渡り(うぐいす の たにわたり)は、第1義に、ウグイスが谷渡する(谷から谷へと鳴きながら渡る)こと、また、その時の一種の鳴き声をいい、から枝へ行き来する場合にもいう(※c,d)。従って、この語義では、「鶯谷(おうこく)」と関係が深い。

脚注編集

※a1 「鶯谷コトバンク小学館『精選版 日本国語大辞典

※a2 「鶯谷」 コトバンク > 小学館『デジタル大辞泉

※a3 「鶯谷」 コトバンク > 小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』

※a4 「鶯谷」 コトバンク > ブリタニカ・ジャパン『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』

※b 「亀田鶯谷」 コトバンク > 講談社『デジタル版 日本人名大辞典+Plus』

※c 「鶯の谷渡り」 コトバンク > 小学館『精選版 日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』

※d 「谷渡」 コトバンク > 小学館『精選版 日本国語大辞典』

参考資料編集

※I 「鶯谷」- ウィキペディア

※II 「鶯谷」- ウィクショナリー

関連タグ編集

ウグイス

風俗街

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