概要
Bダッシュとは、『スーパーマリオブラザーズ』を始めとするマリオシリーズにおいて、コントローラのBボタンを押しながら移動する操作方法のことである。
この操作により、画面上でマリオやルイージの移動速度が大幅に上昇し、通常では越えにくい谷間や壁などに届くようになったり、敵や敵の攻撃をよけたり振り切ったりする際に大いに役立つ。
ただし、そのスピードゆえに慣性が強くなり急に止まれなくなってクリボーやノコノコといったザコにうっかりぶつかることがままある。
このゲームから、他のメーカーでも擬似Bダッシュが用いられていることもある。
『スーパーマリオワールド』など4ボタンの機種で販売されたゲームの場合は配置の都合上かBボタンはジャンプボタンに割り振られており、ダッシュはYボタンに割り振られていることが多い(キーコンフィグで調整できる場合もあるが)。
Bダッシュ(楽曲)
トンガリキッズが歌う楽曲。上記のBダッシュから派生して『スーパーマリオブラザーズ』のあるあるネタが詰まった一曲になっている。
Bダッシュ(マリオカート)
「マリオカートDS」で初登場。パッケージをマリオ共々飾る名機。
デフォルトではマリオ用。
モチーフは最初期の葉巻型F1(おそらくコンストラクターはここ)。
よく言えばバランス型だが、いかにも速そうな見た目に反してパラメータがやや控えめで、本作では重要なテクニックであるミニターボの性能も高くない不遇気味。
しかしアイテム運が高く、逆転が狙いやすいマシンではある。
『マリオカート7』及び『マリオカート8』ではボディパーツとして登場(8はDLC第一弾にて追加)。こちらはスピード重視になった一方、ハンドリング性能が下がらないことから、かなり使い勝手の良いパーツへ昇華した。
扱いやすく、速いというカスタムが弱いわけがなく、比較的ゲームバランスが良好とされる「7」でも、メタルマリオとワイルドレッドと組み合わせたカスタムがオンライン対戦では人気を集めた。
『マリオカートツアー』でも登場。スペシャルスキルはダッシュパネルのポイントと加速時間の強化。ブラックBダッシュやレッドBダッシュといった色違いも実装された。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではスピリッツで登場。
「Bダッシュ」の系譜に連なるマシン
- 『マリオカートWii』では後継機となる「BダッシュMk.2」が登場。見た目は現代のF1に近いスタイルになった。こちらは他全ての性能を犠牲にした、完全スピード特化型となっている。『7』以降は初代に枠を奪われていたが『ツアー』で久々の登場を果たし、2ndアニバーサリーツアーにてBダッシュMk.2レッドなど、7色の色違いが一気に実装された。
- 『マリオカートアーケードグランプリ2』では、マリオ専用カートとして炎のデカールが施された、初代に近いマシンが登場。正式名称は無く、Mk.2程ではないが、やや最高速に振った仕様になっている。
- 現行AC版『アーケードグランプリDX』ではMk.2をより洗練されたF1状にした『ライトニングチャンプ』が登場。やはり最高速が少し強化されたノーマルレアマシンで、「TYPE-D/TYPE-S/TYPE-X」の3つのカラーバリエーションを持つ(性能に変化はなし)。
関連タグ
ダダっシュ…『スーパーペーパーマリオ』でダッシュ能力を持つフェアリン。仕様上Bダッシュができない(横持ちのWiiリモコンではBボタンが1ボタンに当たる)ため、不満げにしている。