DATA
学名 | タイタヌス・メトシェラ(Titanus Methuselah) |
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身長 | 98m |
概要
ドイツミュンヘンの山岳地帯にある山そのものとして眠っていた怪獣(タイタン)であり、モナークが第67前哨基地を築き監視下においていた。
見た目は簡単にいうと岩山のような姿をした四足歩行怪獣に牛のような2本の曲がった角をつけたような姿。顔は亀とワニをたして2で割ったような見た目をしており、背中の甲羅はもろ禿山のような見た目で何本か木が生えている。
その甲羅は非常に強硬でありいかなる攻撃にも耐えうることができるうえに全人類を乗せることも可能。そのままでも山脈や氷河などに擬態できる高いカモフラージュ能力を持ち、さらに長い休眠中に甲羅に成長した植物で覆われるともはや周囲の山々と区別がつかなくなる。
四肢はゴジラの足のように非常に太く、前肢はベヒモスのように長い爪が生え、ナックルウォークで歩行する。
巨大な角や牙の生えた巨大な口が武器であるが、実際の性質は「攻め」よりも「守る」ことに特化しており性格も温厚で非好戦的、強硬な甲羅と聖域(縄張り)である山岳地帯を用いた擬態能力を使って古代では自然災害や他の怪獣から人々を守ってきた「守護者」に分類されている。
実は一緒に映画に登場した2名の中で一番身長が小さいのだが、あくまで身長であり、おそらく全長や体重、ゴツさは上記の2名以上だと思われる。
Methuselahの名前は聖書に登場する969歳まで生きたとされる人間「メトシェラ」が由来となっており、その名から長寿怪獣だと思われる。
劇中の活躍
2019年、復活してラドンを下したギドラの呼びかけに応じて覚醒し、建物を噛み砕くなどして破壊活動を行っていたが、マディソンがボストンで用いたオルカによって破壊活動を中断し、その後ゴジラとモスラがギドラに勝利したあと他の怪獣たちから遅れてゴジラの前に現れ、ゴジラに恭順の意を示した。
ラストシーンでゴジラの前に集まった怪獣たちの中で唯一アップになるシーンがなく、山のような外見のせいで背景と一体化していることも合わさってよく見ないといることに気づきづらい。
余談
- メトシェラが覚醒したところには元々村があったが、昔に覚醒したメトシェラに襲撃されそのまま叩き潰された。その残骸の上にメトシェラが眠り、何世紀にもわたる休眠中に背中の甲羅や周囲に草木が生え、モナークが調査するまで森や山のように見えていた(そのため歴史を通して無意識のうちに多くの人々がメトシェラを目撃してきたことになる)。
- そこからメトシェラには「周囲の生命を急速に成長させる能力」があるとされるが真偽は不明。
- 公式の解説によると遠く離れたカナダ列島の無人島として過ごしていた時期もあったらしく、一部のモナーク職員から「アーチー(Archie)」という愛称をつけられている。
- モナークの前哨基地の番号には、その基地で監視されている怪獣にゆかりのある映画が公開された年の下2桁の番号がつけられることが多い。メトシェラの前哨基地番号は『67』であり、1967年には『怪獣島の決戦ゴジラの息子』が公開されており、どんな関係があるのかファンが必死に考えている。(おそらくクモンガが山から出てきたことによるオマージュだと思われる)
- こう見えても海を泳いで大陸間の移動ができる。泳げるので海底トンネルを通っての移動も可能とも思われる。
- 予告編に出ていた当初はアンギラスやバラゴンととても似ていたため、映画公開前の全世界の怪獣ファンにはその2体に間違えられていた。メトシェラも唯一映画に登場した新怪獣の中で全身が鮮明に映っていないうえ、他2体と異なり新聞記事にもその後が語られていないため不遇と言っても過言ではないかもしれない。
- ちなみに前者に関してはゴジラの遺跡にて一瞬それらしき白骨死骸が映っていた。
- ファンは案外多いが、『KOTM』の次作『GODZILLAvsKONG』やその前日談である『ゴジラ:ドミニオン』でも顔のイラスト以外登場がなく、ラドン同様に再び休眠してしまったのかもしれない。
- メトシェラの顔はサンディエゴのコミコンで公開された、2014年版ゴジラの頭部の原案に似ている。