RIOT
らいおっと
1975年、ニューヨークで結成され、1977年にAl.『ROCK CITY (怒りの廃墟)』でデビュー。
翌年「Warrior(幻の叫び)」が日本でヒット、カヴァー曲も作られた。
1979年には三里塚闘争に着想を受けたAl.『NARITA』がリリース。
廻しを締めた「Johnny」が描かれたジャケットはパロディ(ジャケパロ)のネタとしてpixivでも人気。
1980年にはロックフェスの『MONSTERS OF ROCK』にも出演するなどの人気を誇ってきたがメンバーチェンジが相次いで音楽性も変わってきたために1984年に一旦活動を休止した。
1986年、唯一のオリジナルメンバーとなったギタリストのマーク・リアリを中心に活動を再開させるもAl.『THUNDERSTEEL』のリリースまでには多くの時間が費やされ、1988年にまで持ち越されてしまった。
1989年、現在の最古参メンバーであるマイク・フリンツ(G.)を迎え、初来日を果たす。
90年代~2000年代になって活動のペースは落ちても日本ツアーは度々行っており、2009年には『THUNDERSTEEL』制作時のメンバー(とフリンツ)で来日。
これがリアリ最期の日本公演となってしまった。
2011年には東日本大震災のチャリティアルバムに参加。11月には最後のアルバム『IMMORTAL SOUL』がリリースされるも2012年1月25日、リアリはクモ膜下出血と持病の合併症でこの世を去る。
しかし1年後、バンドはフリンツを中心に「RIOT ⅴ(ファイヴ)」(但し日本でのみ「RIOT」名義となる)として再始動。
翌年にはAl.『UNLEASH THE FIRE』をひっさげてLOUDPARKに参戦。
2017年にはドキュメンタリー『FIGHT OR FALL』を公開するなど、精力的に展開。
2018年には春と秋の二回来日し、春にベーシストの山下昌良がゲスト出演した縁で秋はLOUDNESSとのWヘッドライナーが実現。アンコールでは山下と二井原実を迎えてのセッションも行われた。
2020年にはリアリ存命時から度々ゲストとしてステージにも来ていたオリジナルメンバーの一人、L.A.クヴァリス(G.)がCOVID-19に感染して他界。
悲しみの中でもバンドは歩みを止めることなく、2021年発売予定のアルバムを製作している。