概要
2023年夏イベント「船団護衛!輸送航路防衛戦」にて初登場した魚雷艇型深海棲艦。
このイベントの後段作戦『反攻上陸!ノルマンディー上陸作戦』E-6第三ゲージ以降にて現れる。
容姿
同じく「小鬼群」の名を持つPT小鬼群と同様に三体で一組分として描かれており、頭部が艤装を模した機銃付きの被り物で覆われているのも共通。被り物の歯の意匠はPT小鬼群と比べ大型であるほか、目に当たる部分が各個体一つずつ赤く発光している。
スカート部分が赤色をした灰色のベアトップワンピースを着用しているほか、バレエシューズのようにも見える黒い靴を履いている。
腰の部分には艦橋構造を模した艤装が存在し、魚雷発射管が付属。ちなみにこれは頭部の機銃ともども付け外しが可能であるらしい。
同じく赤子のような印象を受けるPT小鬼群と比べ若干成長しているように見える程度の頭身であるが、頭部の機銃を手に持って高く掲げていたり、魚雷発射管を片手に持ったりサーフィンでもするかの如く上に乗っていたりと、あちらと比べて多少の知性を感じさせる動きが見られるのも特徴。
性能
その特性はPT小鬼群とほぼ同じのため、対処方法についてはそちらの個別記事を参照。
しかし、小型ゆえに当てればほぼ確実に撃破できたそれらと違って耐久力も装甲もそれなりに高く、従来の駆逐艦による対策のみでは火力不足で仕留めきれないリスクが格段に上がっている為、同じ特性ながら同じ対策法が通用しづらいのが非常に厄介。
なので、戦闘の早い段階で基地航空隊や支援艦隊によって落としておくこと、または高火力の水上機母艦や軽巡などに機銃や副砲などを搭載することが有効な対策となる。
元ネタ
元ネタは史実のノルマンディー上陸作戦でも活躍したドイツ海軍の魚雷艇「Sボート」。
米軍が使用したPTボートと比べて大型且つ航続能力に優れており、バルト海や英仏海峡での哨戒に用いられた。1944年に連合国側が行ったタイガー演習においてはその現場であったライム湾を強襲し米軍の揚陸艦数隻を撃沈もしくは損傷させる戦果を挙げている。
なお、このタイガー演習をモデルにした先述のE-6では深海擱座揚陸姫の随伴としてこの小鬼群が初めて登場している。
余談
久々となる…どころか、2期では初めてとなるドイツ海軍の艦艇が明確に元ネタとなっているキャラクターである(※厳密にはルイージ・トレッリとコマンダンテ・カッペリーニも当てはまるが、これらはイタリア海軍からの接収艦。神鷹はそもそもドイツ海軍所属ではない)。
これは実に2015年11月に実装されたグラーフ・ツェッペリン以来となる。残念ながら敵キャラとしてだが…。
そして同時に、『艦これ』史上初めてのドイツ艦単独モチーフの深海棲艦(単独でなければビスマルクの要素も併せ持つ欧州水姫が該当する)であり、艦名にドイツ語が用いられた史上初の深海棲艦でもある。
実は、今までゲルマン艦娘がイベントで実装されたシチュエーションでは全て汎用の鬼/姫級深海棲艦(14年秋E-3→戦艦棲姫、15年冬イベE-3→軽巡棲鬼、15年秋イベE-4→潜水棲姫)が選ばれており、ドイツ海軍の艦艇が元ネタになった深海棲艦というのはSchnellboot小鬼群が出るこの時まで存在しなかったのである。
ハヤイ ヨ…
ちなみに、PT小鬼群とは異なり鳴き声ではなく明確な言葉を発している。上述の生き残りやすさゆえに聞く機会はPTよりも多くなっているものの、非常に小声のため、よほど注意しないと台詞を聞き取ることができない。
ウソ アタ シ…