概要
作詞:宮嶋淳子
作曲:小幡康裕
編曲:前田 佑
弦編曲:兼松 衆
テレビアニメ『ラブライブ!スーパースター!!』第2期10話挿入曲。
センターは澁谷かのん。
ラブライブ東京予選において、ウィーン・マルガレーテの『エーデルシュタイン』と正面対決を行った曲である。
内容
「一緒に歌おう」と観客に呼びかけ、クラップを誘うことで参加を促す、皆との一体感を前面に出したライブ。
孤高に徹し、圧倒的パフォーマンスで沈黙させるウィーンのライブとは正反対であり、両者の思想対立をそのまま形にしたような二曲となった。
製作過程
10話の大半がこのライブの準備だったこともあり、ラブライブ!シリーズでは珍しく、作詞・作曲・振り付け・衣装全ての製作過程が劇中で描かれた。
<作詞>
かのんときな子が担当。
作詞時のかのんのルーティンに倣い、「歌詞が降ってくる」事に期待してヨガを始めるなど少し迷走していたが、場所がきな子の実家なだけに、部屋にある昔のポエムノートの話を持ち出す。
自分から口にしながら恥ずかしがっていたきな子だが、後のシーンを見るとそのノートを脇に置いており、後ろからかのんが協力しつつきな子が机に向かい完成させたことがわかる。
<作曲>
恋とメイが担当。
こちらもスマホゲームに寄り道していたが、我に返って作曲を開始。メイがピアノを弾く隣で、恋が楽譜に書き留めていた。
(その後、何故かかのんがギターを弾いているシーンがあり、『かのんが作曲をしている』とも言われたが、詞と旋律はどこかで合わせる必要があるので、恋たちの作りかけの曲を弾いて、きな子と作った歌詞を調整していたと思われる。)
<振り付け>
千砂都と四季が担当。
最初こそ「千砂都先輩がミヤマクワガタなら私はダンゴムシ(月とスッポン的なものか)」と自信のない四季だったが、千砂都の考えた振り付けに四季から意見を出してもらうことで進展。
2期生のダンス練習は四季が指導し、その姿を千砂都は満足そうに見つめていた。
<衣装>
デザインをすみれが担当。
何故いつもの可可でなかったのかは不明だが、他に仕事のないすみれが、たまには自分にやらせろと言ったのかもしれない。
縫製シーンは描かれなかったものの、いつも通り可可が担当し、あるいはすみれと夏美が手伝ったと思われる。
別作業として可可はリモート会見の背後に置く看板の製作を、夏美は練習風景の撮影とSNS広報を行った。
完成品
楽曲は比較的ゆっくりしたテンポで、前向きな煌めきと楽しさを歌う。
放送局とも相まって、子供向け番組で流れてもおかしくない、スクールアイドルの良心と純粋さに満ちた曲になった。
衣装は白と濃紺だけのシンプルなもの。胴の前面には盾のような形の布があり、髪と腰に星の飾りがつく。
現実の2ndライブで使用したオリジナル衣装が、アニメで逆輸入された。
すみれが描いたラフスケッチの人物は、Liella!メンバーの誰とも異なる髪型をしており、Liyuuさんに似ているとの声もあった。
振り付けはクラップを呼ぶため頭上で手を叩く動作や、両人差し指を頬に当てて笑顔を見せる動作が印象的。
中盤、かのんを中心に腕を広げて輪になり、また離れていく。
先輩グループの予選突破曲のような激しい振り付けはないが、流れるように動き続けており、また曲名通りほぼ笑顔で行われた。
曲名について
略称は「S!S!S!」または「SSS」。実際に3rdライブ愛知公演のMCで、キャストから「エスエスエス」と言われた。
同じ略称ではμ'sのSSSこと『SENTIMENTALStepS』がある。
Sを1つ増やしてSSSSにするとAqoursの『smile smile ship Start!』になる。
似た曲名ではQU4RTZの『Sing & Smile!!』がある。
また虹ヶ咲2期3話のタイトルは『Sing! Song! Smile!』であり、孤高の高パフォーマーにクラップ等で観客を巻き込んで対抗、という構図が類似している。
衣装
本曲の衣装は、本話である2期10話が初出…ではない。
この衣装は、Liella! 2nd LoveLive!にて、1期生5人が着用した、ライブオリジナル衣装として登場した。
その後、2期生4人も加えて、本曲の衣装として逆輸入された形になる。
似たようなケースとしては、μ's First LoveLive!のキービジュアル衣装として初登場(ライブ中の演者の衣装としても起用)し、後に「僕らは今のなかで」の衣装(若干リデザインされてはいるが)となったものが挙げられる。
リアルライブ
3rdライブ宮城Day1で初披露。(2022年12月3日)
アニメと同様、結那さんの『エーデルシュタイン』に続けて行われた。
手を叩くキャストに合わせて、会場からもクラップが響いた。
北海道公演は制作の地ということで、大熊さんのMCで「あの衣装は北海道の星空が元になっているのでは」という考察がなされた。
5thライブでは3期生を加えた11人で披露。なお、決勝でこの曲に敗れたウィーン・マルガレーテも歌っているため、幕間できな子がそのことに踏み込んだシーンでウィーンは複雑な表情を見せていた。
関連イラスト
関連動画
関連タグ
- 歴代のライバルとの対決曲
- ユメノトビラ / Snowhalation
- Brightest Melody
- TOKIMEKI Runners(2期8話)
- Starlight Prologue / Sing!Shine!Smile!