当記事は「カムイ(FEif)」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
【運命の分岐点】 進む道を選んでください。
概要
第4作『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』から参戦。
ファイター番号は62、通り名は竜の血族。
2015年12月16日に公開されたスマブラ最後の特番で、DLCとして発表された。
スマブラ発売後に発売されたゲームのキャラが参戦するのはカメじゃない方のロイ以来である(彼の場合、登場ゲームの発売が『DX』発売後に延期されたため、結果的にそうなった)。発表日の時点ではまだ海外では『ファイアーエムブレムif』が未発売なため、宣伝も兼ねて選出された。
共に参戦したベヨネッタと共に2016年2月4日に配信された。ベヨネッタは他社枠としての参戦のため、任天堂のキャラクターとしては唯一の『for』における新規のDLCファイターである。
参戦ムービーでは原作のルート選択のムービーシーンが流れた後、逡巡していると原作にはない第4のルート「大乱闘に参戦する」が出現し選択。
さらにカムイの選択にリョウマ・マークス・サクラ・エリーゼの4人が驚きながらも、その後のカムイの紹介シーンを実況解説するという、無駄に豪華な内容になっている。しかも原作のムービーシーンの声は使い回しではなく、わざわざこのためだけに新録しているという手の込んだものである。
ちなみに原作ではマントに紋章は描かれていないが、ムービー内のルート選択では画質を踏まえてか、本作のモデルが使用されているため、この時点でもマントに紋章が描かれている。
例によってカラーバリエーションで男女のどちらかを選べる。
3Pカラー以降は同じマイユニットのルフレと同様、外見と声はデフォルトのままで色のみが変わる。
これまでの『FE』出身ファイター(ルフレを除く)と同じように、マントに紋章が描かれており、カムイの場合は白夜王国、暗夜王国および透魔王国の紋章が描かれている。
特徴
武器は「夜刀神」の最終形態の一つ「終夜」だが、体の一部を竜に変える「竜穿」による攻撃がメインになっており、他の『FE』キャラ達とは全く異なる戦闘スタイルが特徴。各種必殺ワザも全て「竜穿」の派生技になっている。
他の剣士ファイター同様、少々ワザの発生が遅いという弱点はあるが、そこまで気になる程ではなく、ワザも使いやすい物が揃っておりバランスの良い性能になっている。
横スマッシュ攻撃や後空中攻撃、横必殺ワザなど、癖はあるが使いこなせれば強力なワザも持ち合わせており、トリッキーに立ち回る事も可能。
特に横スマッシュ攻撃は近接攻撃という括りとしては全キャラ中最長のリーチを誇る。
また、FEキャラとしては珍しく飛び道具も備えている為、竜穿での長リーチですら届かない距離でもある程度対応出来るのも強み。
反面、フットワーク自体はそこまで軽快とは言えない為、基本的には竜穿と夜刀神による長いリーチを生かして相手の射程外からチクチクと攻めて行くのが良いと思われる。
長リーチ・飛び道具・カウンターと揃っているため、乱闘では無類の強さを誇る反面、タイマンでは素早く距離を詰めてくるスピードタイプのインファイターには苦戦を強いられる。
また復帰力もそこまで高くない為事故死にも注意が必要。
むしろカムイの決め手となるワザは、マルスのように「先端ヒット」でないと強くないものが多い為、撃墜が不安定になってしまうのが最大の弱点と言える。
他の『FE』出身ファイター同様、原作のアクションはいくつか部分的に採用されている程度であり、明確に原作を再現しているワザはダッシュ攻撃や横スマッシュ攻撃、通常必殺ワザと横必殺ワザ程度。
それ以外ではシールド時の構えが原作の防御モーションを再現したものになっている。
また、原作にあった「剣を振り回して構える動作」が、こちらでは待機モーション・アピール・勝利ポーズのそれぞれで使われていて微妙に被り気味。
余談だが、他の『FE』出身ファイターのうち、7人中4人が竜特効武器を持っているという、カムイからすれば半ばリンチに近い状況。
さすがに『スマブラ』ではその設定は反映されていないため心配ご無用。
必殺ワザ
“ ” 内の説明文は『スマブラSP』のゲーム内ヘルプから引用。
- 通常必殺ワザ:竜穿射
“ 竜の口に変形した手から しびれ効果のある
弾を放ちかみつくワザ ためで強化できる ”
- 横必殺ワザ:跳槍突
“ 小さく跳ねながら ボタンで槍を突き出す
地形や相手を串刺しにし キックで追い打ち ”
- 上必殺ワザ:翔竜翼
“ 竜の羽で羽ばたき 上昇しつつ攻撃するワザ
飛ぶ方向を ある程度操作することができる ”
- 下必殺ワザ:反竜穿
“ かまえ中に攻撃を受けると その身を竜に変え
噴き出る水柱により 敵を打ち上げ反撃する ”
“ 左右に吹き上がる 光の柱がヒットすると
竜に変身して 激流の渦でふっとばす
相手を打ち上げたり 投げてから使うと
真上に伸びる 光の柱に当てやすい ”
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』
隠しファイターで続投。
勝利時のファンファーレが「if ~ひとり思う~」のイントロ部分に変更された。
力強さと壮大さを感じられるファンファーレで、中にはこのファンファーレを聴くためにカムイを使う人もいるとか。また「激流咆」で竜に変身する時に禍々しいオーラを纏うようになり、原作にあるムービーに近い演出となっている。
また、参戦ムービーで「ちょっと痛そう」と評された掴み打撃や、弱攻撃3段目のモーションも地味に変更されている。
しかし発売時点では、尖った性能をしていないDLCファイターにもかかわらず、前作より大幅な弱体化が施されていた。
まず一部の攻撃ワザのダメージが減少。さらに隙も増加したことでよりインファイター相手に弱くなった。横スマッシュ攻撃の先端部分も範囲が狭くなっている。
一応、空中攻撃ワザの着地隙は減っているものの、全体として大きな強化点は見られない。
特に必殺技は4種全てに弱体化が為されている。
- 通常必殺ワザ「竜穿射」は水弾の最大溜め時と噛み付きのふっとばし力が強化された反面、水弾はダメージ低下・痺れ時間減少、さらに全体フレームも増加しており、他のワザによる追撃も困難となった。
- 横必殺ワザ「跳槍突」は槍を地面に刺した後、下入力でワザをキャンセル出来るようになったが、キック部分は攻撃力低下・着地隙増加・横移動距離短縮・空中使用時に着地まで行動不可…と特に劣化点が多い。
- 上必殺ワザ「翔竜翼」はふっとばし力が増加したものの着地隙も増加し、発動後の横移動の慣性が消されたため復帰力も弱体化。
- 下必殺ワザ「反竜穿」も、反撃時の無敵削除とふっとばし力の弱体化で前作の面影はほとんど無くなった。
とはいえ、流石に見逃せなかったのか発売後のアップデートで数多くの強化や修正点を得ており、上記で挙げた劣化点を補うような調整もいくつか施された。
そのため、現在は総合的に見て『for』と同等以上の強さを取り戻している。
その他
購入特典
専用ステージはないが、『for Wii U』ではカムイを購入すると、『if』のメインテーマ「if~ひとり思う~」と、参戦ムービーでも使われた同曲のアレンジ版をオレ曲セレクトで選択できるようになる。
『for 3DS』では原作が携帯機で発売されたこともあってか、リョウマとマークスのフィギュアが入手できる。『覚醒』キャラとは違い、原作のモデルをそのまま使用しているため、頭身が低い。
勝ちあがり乱闘「白と黒の狭間で」
ROUND | 敵 | 備考 |
---|---|---|
1 | ドクターマリオ | |
2 | ダークサムス | |
3 | カムイ、デイジー、パルテナ | 味方:ピーチ、ロゼッタ&チコ |
4 | ピット、ブラックピット | 味方:カムイ |
5 | Mr.ゲーム&ウォッチ(黒×3、白×3) | 軍団戦(3体ずつ) |
6 | カムイ、ルキナ、ルフレ | 味方:マルス、クロム |
BOSS | マスターハンド(&クレイジーハンド) |
白夜王国と暗夜王国にちなみ、白カラーと黒カラーのファイターが登場。
ROUND3・6では自分が選ばなかった性別のカムイを交えて、白夜軍と暗夜軍の戦いに参加。プレイヤー側はROUND3では暗夜軍、ROUND6では白夜軍となる。