概要
塩化アンモニウムとリコリスと称される甘草から作られたSalty liquoriceと呼ばれる食品のフィンランドでの名称。
北欧諸国で愛されている味。名前の由来も塩化アンモニウムである。
また他の食品の味付けとして用いられることもあり、特にウォッカに混ぜた場合はこの強烈な味がアルコール本来の味を消してしまうらしく、高いアルコール度数を持ちながらジュース感覚で飲めてしまう酒になる。あまりに飲みやすいためにアルコール依存症を誘発するとして販売が一時停止されるほど。
甘草の風味をつけた「リコリス菓子」には、塩化アンモニウムを使わないものもある。米国ハーシー社のTwizzlerなどの銘柄が有名だが、これも「タイヤの味がする」などと表現される独特の風味がある。
IKEAの食品コーナーでお求め出来るので、試してみたい猛者は是非。
世界一不味い飴としてキャンディが代表的。
だが菓子にとどまらず、調味料や酒のフレーバーなど幅広い用途に用いられる。
甘草の香りと塩化アンモニウムが織り成す、甘いとも辛いとも塩辛いとも形容しがたい独特の風味から、スウェーデンのシュールストレミングと並び、北欧を印象づける食品として知られている。
北欧で愛されている理由
材料である塩化アンモニウムとリコリスには咳止め作用および去痰作用がある。のど飴のように北欧人にとっては慣れ親しんだ味なのである。
砂糖不使用なので健康志向の人にも人気があり、北欧と言えばこれみたいな面もある。北欧人にとってリコリスフレーバーは、日本人にとっての納豆のような物なのだ。
食べ過ぎ注意
なお、北欧では過剰摂取による健康被害の症例が度々報告され、特に妊婦や持病持ちは軽い気持ちで食べないよう医師が呼びかけている。
それもそのはず、リコリス=甘草の薬効は世に出ている漢方薬の大半にベース成分として使われるほど強く、過剰摂取すると低カリウム血症で最悪命にかかわるのである。しかも症状が出る分量は個人差が大きく「ここまでなら大丈夫」と明言できないという厄介な性質を持っている。
どんなものでも過ぎれば毒である。食べる時は適量を楽しもう。
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関連人物・キャラクター・番組・作品
- 細谷佳正、安元洋貴：2人がMCを務める（現在は2020年9月いっぱいで細谷氏が卒業し安元氏のソロラジオになって、2021年1月中旬頃に『Neu天才軍師』と改題し梶原岳人との二人ラジオに変更⇒現在は安元氏が勇退し梶原氏と小林千晃氏で放送）、ラジオ番組『天才軍師』にて食し、あまりの不味さに大騒ぎしていた
- 探偵!ナイトスクープ：大阪ローカルの番組。この番組で「世界一まずい飴」として取り上げ、たむらけんじが実食した
- ライフル・イズ・ビューティフル：作者の名前がサルミアッキ
- ストライクウィッチーズ：エイラ・イルマタル・ユーティライネンが所持
- ガーランド・シックザール：ガーランドが来日した記念に、彼のブロマイドが封入されたサルミアッキが販売された（※劇中の話であってリアル世界には存在しない）
- WACCA：登場キャラクターのリリィが好物にサルミアッキを挙げている。
- ロウヒ(Fate)：好物にサルミアッキを挙げている。
