概要
北アフリカの東の端に位置する国。首都はモガディシュ(モガディシオ)、アフリカの角とも称される。
イギリス、イタリアの植民地だった地域が合わさり1960年にソマリア共和国として発足。
1991年より始まった内戦により政府の統治は崩壊。軍閥が抗争を続け、長年無政府状態だったが2012年に統一政府が樹立、国際社会の協力を得て国造りに励んでいる。
しかし、治安は世界最悪の部類に入り、イスラム原理主義や土着の迷信などが相まって女性の扱いは非常に悪い国でありブラジャーをしただけで鞭打ちの刑。近辺の海域では海賊行為も頻発しておりソマリアといえば海賊というイメージが定着。長年医療支援をしてきた国境なき医師団も職員が度々殺害されているため撤退。そのため失敗国家と称される。
日本大使館はケニアに退避。
ソマリランド
北部の地域は現在「ソマリランド共和国」と名乗り、実質的に独立国となっているが正式に承認されてはいない。
もともと、長年の内戦や腐敗しきった政治に疲弊・失望した人々が集まって発足した国だけあり、ここの人々は同じ轍は踏むまいと努力しているようで、治安や情勢は比較的安定しており、政府や経済も今のところきちんと機能しているなど「元々はソマリアの一部でありながら、国情は月とスッポン」という状態が現在も続いている。