本項では日本のイラストレーターについて解説します。
「ナガノ」と読む長野・永野についてはそれぞれの項目をご参照ください。
概要
主にTwitter上で、食レポや日記のほか、オリジナルのストーリー漫画を発表している。また、LINEスタンプクリエイターとしても活躍している。
Twitterと並行してInstagramにも画像を投稿しているほか、2024年にはBlueskyのアカウントを開設した。
シャープペンシルや色鉛筆、マーカー、サインペンなどによる、アナログタッチを生かした柔らかいシンプルな絵柄が特徴。漫画やスタンプは、基本的に線画をアナログ、着彩をデジタルで行っている。
丸っこくデフォルメされたかわいらしいキャラクターを描くことを得意とするが、代表作の「もぐらコロッケ」、「ちいかわ」などはシュールでどこか狂気的な雰囲気を感じさせる世界観を展開しており、不条理なストーリーとキャラクターとのギャップが魅力の一つでもある。
作風については坂崎千春(キャラクターデザイナー。Suicaのペンギンなどで知られる)からの影響が大きいと語っている。ほかに、けらえいこやたかぎなおこ、福満しげゆきの名前を挙げている。また、『魔法陣グルグル』、『赤ずきんチャチャ』、吉田戦車の作品からも影響を受けたという。
KAI-YOUのインタビューでは「淡々とした雰囲気の中にドキドキ感がある童話や絵本」が自身のルーツになっているのではないか、と振り返っており、好きな作品として『おおかみと7匹の子やぎ』やピーターラビットの『ひげのサムエルのおはなし』を挙げている。どちらも、捕まって食べられそうになった動物が逃げ出す話であり、『ちいかわ』などでその影響が見て取れる。
また、同インタビューでは「あまり深い意味はないのですが、カマキリのメスがオスを食べてしまう、みたいな生き物ならではの容赦のなさが好きなところがあるので、そういった生き物らしさを描きたい気持ちがあるのかも知れません。」とも語っている。
猫を飼育しており、時折日記漫画やInstagramなどに登場する。三匹おり、そのうち二匹は「ねこくま、めしくま」内では見た目から「茶白(茶色と白の毛が特徴の雑種)」と「アメカ(アメリカンカール種)」と呼ばれている。もう一匹はラガマフィン種で、書籍の刊行後に迎え入れた。
関東在住だが、一年ほど宮古島に住んでいた時期があり、「茶白」はこの時に譲り受けたことを明かしている。
作品やキャラクターのライセンス管理は2020年頃まではジグノシステムジャパン(正式には、そのグループ企業のエイノバ。2021年まではページが残っていた)が行っていたが、2024年現在はスパイラルキュートに移管している。
主な作品
著作
- 自分ツッコミくまシリーズ…キャラは日記や「ねこくま、めしくま」、「MOGUMOGU食べ歩きくま」といった作品で、ナガノ本人のアバターとしても利用されている。キャラクターとしては「ナガノのくま」表記となっている場合がある。
- もぐらコロッケ…元は「自分ツッコミくま」に登場するキャラだが、独立して漫画が制作・公開されている。
- ちいかわ…当初はナガノのTwitterアカウントにて、「こういうふうになってくらしたい」という説明とイラストが公開されていた。2020年から独立したアカウントでシリーズ漫画が発表されるようになった。
LINEスタンプ
コラボレーションなど
- ポケモン関連