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「怪人はねぇ!人間じゃないんですよぉ!」


演:今野浩喜


※注意

このキャラクターは、その所業故にアンチが非常に多く、時折過剰なキャラヘイト表現や、「似たような人物」など本来の記事内容の趣旨からズレた書き込みが行われる事があり、それが原因となって編集合戦へと発展する事も多々あります。


原則中立性のある記事を保つ為、そして無益な編集合戦及び、演者への風評被害を防ぐ為にも、そういった悪意を含んだ書き込みは極力控えるよう、お願い致します


概要

仮面ライダーBLACKSUN』の登場人物。人間。

反怪人団体の中心人物の男性で怪人ヘイトスピーチや排斥を訴えるデモを度々行っている。異論を唱える者への文句として「バカ言ってる!」または「バーカ言ってる!」と返すのが癖。


過去に何かあったのかは不明だが怪人への差別意識は異常なほど強く、「差別は人間が人間にするものであり、怪人は人間ではないから自分たちの行為は差別に当たらない」と開き直って堂々と差別を行っている(尚、怪人の誕生経緯を考えると怪人達も立派な人間であり、そもそもこの言い分自体も屁理屈のようなものである)。

更には同じ人間であったとしても下級国民に対しては怪人とさして変わらない態度を取っており、「怪人と子供を作るような人間も化物と同じ」、自身の方がよほど化物だと批判されれば「自分達が化物ならお前らは化物以下のウンコ」と臆面もなく言い放っている。


その差別意識の強さと危険性から小松俊介の父親には「狂ってる」とばっさり切り捨てられ、俊介や黒川一也などからも差別主義者と呼ばれて心底嫌われている。


ファンの間では演者の代表作に絡めて「愛の無い今野」などと呼ばれる。


関連タグ

仮面ライダーBLACKSUN 反怪人団体

右翼 差別 ヘイトクライム レイシスト


ネット右翼ネット左翼白人至上主義ネットイナゴツイフェミ環境保護団体エコテロリスト:現実世界に於いて政治的主張が先鋭化し過ぎた例。恐らくはこれらをモチーフにしているであろう事が窺える。


差別主義者の蛮行と最期(ネタバレ注意)













第7話にて自分に突っかかってきた(といっても突っかかられるような原因を作ったのは井垣自身だが)俊介を集団暴行の上殺害。挙げ句その遺体を俊介の家の直ぐ側に吊るして見せ物同然にするという悪辣極まりない行為に及ぶ。


そして終盤、街頭演説をしている最中に息子の復讐を果たさんとする俊介の父親に襲われそうになるが、そこに突如現れた銀殿様飛蝗怪人に捕まる。

怪人の真実を知ったことに加えて、「人間と怪人の共存の証」である俊介すら無残に殺された姿を見たことで信彦の人間への怒りと憎しみは限界を超えており、井垣の目の前で完全体SHADOWMOONへと変化。

怪人相手にもかかわらずその迫力からか、はたまた単に我が身可愛さからか、今までの強気な態度とは打って変わって弱々しく命乞いをするものの当然許されるわけもなく、大勢の観衆の前で頭部を粉砕され、殺害された。


こうして大勢の人目がつく場所で死に様を晒されるという俊介にしたことをそのまま自分に返される自業自得な最期を迎えたが、この一件が原因で信彦は人間への情を完全に捨て去ってしまい、怪人が人間の上位に君臨する世界を作るために動き出すこととなってしまった。


振り返ると、彼が怪人に対して強気な態度を取れたのは、万が一に怪人が怒って襲いかかっても警察に守ってもらえるからと思われる。それに加えて、相手側はあくまで差別を無くして人権を得たいだけなので、怒って怪人化する者はいても、止めようとする警察も含めて人間を殺そうとしなかった者が多く、彼が攻撃的だったのは強く反撃してこない相手のみである。

信彦に殺された時も周囲の人間たちは誰1人として井垣を助けようとしなかった(一応、悲痛な表情で井垣の名を叫んでいた者が一人だけいたが、その人物も彼を助けようとする事はおろか、仇であるSHADOWMOONに一矢報いようとしたりもしなかった)ことから、彼自身は守ってくれる存在がいなければ強気にはなれない弱い人間であったとも言える。

相手が怪人である以上、信彦が手を下さなくてもいずれは堪忍袋の緒が切れた怪人に攻撃される可能性が高く、実際に怪人に対して差別意識を持っていた人間たちは、怪人が本気で人間を襲うようになった瞬間、強気な態度が嘘のように怯えて弱音を吐く醜態を晒していた


なお、井垣は先頭に立って悪質な怪人差別を行ったが、井垣以外にも強い敵意と憎しみを持って怪人を差別する人間は作中で多々見られ、彼が死んでも差別は収まらないばかりか、余計にエスカレートしている有様であった(しかも、動画配信で怪人の真実が全世界に知れ渡ったにも拘わらずである)。もう1人の悪人も悲惨な結末になったが、こちらもやはり状況の改善にはならなかった。

それどころか、エピローグでは別の対象が強い差別対象になっており、結局は人々の前から怪人がいなくなっても、差別自体は対象を変えただけで無くならなかった


もっとも、怪人側にも井垣たちのように悪辣に人間を惨殺して楽しむ個体も存在し、怪人差別団体の声の中には怪人によって友人・家族を殺された者の怒りもあり、一概に彼らが全て悪いとは言い切れない。そして、例え怪人側が人間を支配したとして、差別が無くなるとは断定できない(同じ怪人相手でも、自分の邪魔をする者を平気で攻撃する個体も存在している)。

誰しもが井垣のような人間になり得るのである。


小説版では














小説『仮面ライダーBLACKSUN異聞/イブン』では彼の過去と内面が掘り下げられている。

小説での彼は実際のところカイジンに対して悪印象を抱いておらず半ば成り行きで反怪人団体のリーダー的立場に祭り上げられていた。


元々は趣味の動画投稿を行っていた一般人で、撮影中カイジンに絡まれた映像を投稿した結果大きな反響を呼び団体に取り込まれた。

取巻に合わせて差別的な言動を取っているものの、内心では気乗りしておらず「自分は差別主義者ではない」と自分自身に言い聞かせていた。


余談

彼の発したセリフをもじってか「◯◯はね!人間じゃないんですよ!」等の言い回しがTwitter等における一部の界隈でネットミームと化している傾向が見られる。(井垣構文)

ただし使い所を誤れば、あるいはBLACK SUNを知らない方々から見れば本物の差別主義者と捉えられかねないので、適宜注意を心掛けよう。


関連タグ(ネタバレ)

南雅彦下霜草司シンクネットリオン=アークランド:仮面ライダー作品における似たような役回りの悪役。


水原:同じく反怪人組織のリーダーを務める人物。怪人に対して強い敵意を懐き、最終的に自身の自分勝手な振る舞いが仇となって命を落とす事となったが、死してなお、その存在は物語に大きな暗雲を齎す事となった。


草加雅人(小説版):同じく善良な怪人(この怪人も雀怪人と同じく鳥モチーフ)を殺害した為にもう1人の主役に制裁された人物であるが、(一命こそ取り留めたものの)こちらは井垣以上に惨たらしい末路を辿っていた。

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親記事

反怪人団体 はんかいじんだんたい

子記事

  • 井垣構文 かいじんはねぇにんげんじゃないんですよ

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