「紅魔館当主――レミリア・スカーレットである。ほう、我を怖がらぬとは面白い……などと言うと思ったか?悪魔をも畏れぬ愚か者よ、残虐な待遇で汝を手厚く罰そうぞ。」
概要
東方ロストワードのストーリーの一つである秘封ロストワードの記号E9「偽りの楽園を求めて」に登場する、運命を歪められたレミリア。
記憶は、本来のレミリアの運命から分断されたが故にほぼ失われている。
常に椅子に座っていて、ストーリー内では立つことが困難になっている。
それ故か通常立ち絵においては大きな椅子を含めて全部立ち絵であり、ストーリー内では椅子に座りながら動くため立ち絵の動きのシュールさは座りながら浮く人以上らしい(戦闘中のSD立ち絵はちゃんと立つ)。
メインストーリーでは別世界の紅魔館の当主として君臨し、小さな地底重鎮率いる別世界の地霊殿と争いを繰り広げている。
経緯……?
もともとは人間だったが、いつの日からか悪魔……吸血鬼となった。
悪魔と呼ばれ、悪魔として扱われる人間、それこそが、このレミリアの世界での『唯一の実在する悪魔』だったのだ。
彼女にも本当の妹がいたようだが…
まだ人間だった頃の親しかった人々が互いの顔を確認し合いながら悪魔となったレミリアを否定する時代・社会通念の中、レミリアには歩むべき『ある道』が存在した…はずだった。
その方向への運命は『なぜか』切り捨てられた。いや、『彼女自身が、本来の彼女から切り捨てられた』のだった。いったい彼女の『運命の岐路』に、何があったというのだろうか…
プレイアブル化
実装形態 | 超フェス限定 |
---|---|
式 | 破壊式 |
気質 | 紅霧 |
拡散 | デーモンロードクレイドル |
集中 | デーモンロードアロー |
スペカ1 | 神罰『幼きデーモンロード』 |
スペカ2 | 『紅色の幻想郷』 |
ラスワ | 『紅い悪魔の館』 |
2022年1月1日開催の『異なる紅魔館の幼令嬢 超フェス』で実装された。
超フェス恒例の高い火力を持つと共に豊富な支援もでき、結界増加、結界異常耐性も完備している強力なキャラクター。
妹の存在が大きいため、影に隠れがちだが非常に強力な性能であることには間違いないだろう。
ただ、育成に関しては通常では入手困難なレアアイテム「天形代」が必要なため、育成難易度が高い。
テーマ曲
小さな悪魔令嬢のテーマ曲は、オーライフジャパンの「カリスマ奪還」。原曲は、「亡き王女の為のセプテット」。
余談
気質は「紅霧」。
カラーリングは黒と赤を基調とした配色、いわゆる『黒レミリア』がモチーフだが、本来のレミリアから分岐した出自については『東方紅魔郷』Extraで霊夢が発した台詞「お姉様?レプリカとかいう、悪魔のこと?」から連想し、「もしレミリアが本当に『レプリカ』だったら?」をテーマとしたifルートを体現させたものと思われる。
「デーモンロードクレイドル」と「デーモンロードアロー」はどちらも東方萃夢想での必殺技、東方緋想天と東方非想天則でのスキルカードとして使われた技。採用されたスペルカードは原作では東方紅魔郷でのHard以上で使用されているが、『紅色の幻想郷』の演出は萃夢想の「レッドマジック」を紅魔郷のものに寄せたものと思われる。
神罰「幼きデーモンロード」のレミリアの動きは、ルーミアの闇符「ダークサイドオブザムーン」の流用。
ラストワードの各バレット名は「紅魔館の記憶」「とある令嬢の記憶」「令嬢の妹の記憶」「門番の記憶」「友人と使い魔の記憶」「とあるメイドの記憶」となっている。本来の運命から切り離されたレミリアにとっては、これをどう見ているのか…。
ラストワードの背景は、紅魔館エントランスの戦闘用の背景を流用している。
CVの山岡ゆり氏は東方ダンマクカグラでもレミリアを演じている。
関連タグ
レミリア・スカーレット(レミリア・スカーレット(二次創作)) パラレルワールド
[紅]永遠に紅い幼き月 レミリア・スカーレット・・・同作品に登場する、別世界のレミリア。こちらも『紅色の幻想郷』の使い手。
指先の熱 レミリア・スカーレット・・・同作品のMV企画から登場した別世界のレミリア。
幽玄の剣聖・・・メインストーリーに登場する黒い魂魄妖夢。レミリア曰く「境遇が似ている」らしいが……?
- れみりゃ・・・圧倒的なかわいさと引き換えにカリスマが消滅したレミリア・スカーレット。デフォルメ化が進行している場合が多い。
- バッタの妖怪・・・9条の人におけるアイドルポジションに立つレミリア・スカーレットの異名。このレミリアも(MUGENの性質上)『東方萃夢想』の技を取り入れているレミリアであり、彼女もまた剣士と良縁がある。破茶滅茶なルールに縛られながらも個性を発揮して戦い続けた結果(現実の)"人々"から『アイドル』扱いされるようになり、蔑称と言われても可笑しくない不名誉な称号を持ちながらも表舞台で輝き続けることができた笑いのある背景を持っているのに対して、秘封ロストワードの悪魔令嬢は(作中の)"人々"から『化物』と蔑まれた末に楽園の"ルール"に順応するため本能を抑えて生きてきたものの、敬称とも言うべき名誉ある印象の二つ名を背負いながらも最後は歴史の裏で破滅への道を辿ってしまったシリアス極まり無い背景を持っているように見える。
- ザトラツェニェ・・・MUGENにおけるレミリアの改変キャラ。こちらも黒を基調としたカラーリングで、彼女を『相容れぬ倒すべき反存在』としているキャラクターがいる。そしてそのキャラの改変元はというと……
- シュガードール・スカーレット・・・某所におけるフランドールの体から抜け出て生まれた(という設定の)フランドール・スカーレットの二次創作キャラクター。こちらも生まれた時には抜け出す前の記憶をほとんど持っていなかった。
- ガババーバ・・・上記のキャラが感染しているガバァを連発させるウイルスで、その一つに「椅子で飛ぶ」というのが確認されている。無論このレミリアはガババーバとは一切関係ないのだが、秘封LostWordにおける主人公はストーリー内でレミリアの"吸血鬼としての性質"のことを『持病』と例えていた。
- 500歳児とその保護者・・・ストーリー中でのフランドールをはじめとした紅魔館メンバーとの関係がそれに近い。
- べびりあ・・・レミリアの幼児化タグ。