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概要編集

本作のゲストキャラに当たる、ごく平凡な一家。

家族構成はサラリーマンの父・一郎(演:斉藤暁)を筆頭に、母の里子(演:水野令子)、娘の清美(演:牧島沙織)、そしてどういう訳だかオーレンジャーと親しい息子の豊(演:大場俊輔)の4人家族。

作中での初出は第25話で、一郎の誕生日を家族で祝っていたところをマシン獣バラハングリーの乱入によって台無しにされ、誕生日祝いの寿司のみならず家具までも次々平らげられるという、散々な形での初登場となってしまった。

ちなみにこの時、バラハングリーに興味を示してこれを解体しようと、ロボット研究家辺名小太郎も新田家に上がり込んでおり、豊はこちらについても前々から知っている様子であったが、どういった経緯でその存在を知ったかまでは言及されていない。


作中ではこれ以外にも、2度目の登場となった第31話、それに最後の登場となった第43話において、それぞれ人間のささやかな願望を利用したバラノイアによる作戦に巻き込まれて散々な目に遭う一方、一家の中で豊だけが作戦の直接的な被害を免れながらも、変貌してしまった両親や姉の姿に傷つくという役回りを担うことが多い。

最終的に、バラノイアの作戦に巻き込まれる形で自ら家を滅茶苦茶に破壊し、住処を失ってしまったため、一からやり直すべくどこかの街へと一家全員で去って行った。


備考編集

新田家が登場するエピソードは、いずれも共通して上原正三が脚本を手掛けた回でもある。特に第31・43話の二編については、かつて上原が「宇宙刑事シリーズ」等で得意としていた、「衣食住や嗜好等を利用した敵の作戦が、市井のごく身近なところにまで影響を及ぼす」「その作戦を通して人間の心の暗部をえぐる」などといったストーリー展開となっており、新田家の人物造形や立ち位置もそうした過去の上原脚本でよく見られるものを、概ね踏襲した格好となっている。


一家のうち、一郎役の斉藤は前々年の『五星戦隊ダイレンジャー』(サボテン将軍役)に続いてのスーパー戦隊シリーズへの出演であり、さらに翌々年には『電磁戦隊メガレンジャー』にて、久保田博士役としてレギュラー出演を果たすこととなる。


関連タグ編集

超力戦隊オーレンジャー


山茶花三郎:『テツワン探偵ロボタック』の登場人物の一人。新田家のように、いつも作中の主要な登場人物の引き起こす騒動のとばっちりを食らっている

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