魔道書
まどうしょ
曖昧さ回避
- 「魔導書」の表記ゆれ。 ⇒「魔導書」を参照。
- 「ファイアーエムブレム」シリーズに登場する魔法攻撃の武器。 本稿で解説
ファイアーエムブレムシリーズで、魔道士系ユニットが魔法攻撃を発動する際に必要とする武器。アイコンやイラストから、形状はハードカバー風の本とわかる。殆どの魔道書には使用回数制限があり、回数が尽きると消滅するか、力を喪った書が残る。
本シリーズにおいて「魔導士」「魔導書」は誤記。
魔道
※以下はアカネイア(暗黒竜と光の剣)を中心とする世界観のシリーズにおいての設定。
アカネイアの竜族が生み出した「自然のエネルギーを集積し、コントロールする」技術の総称。竜族にとっては純粋な技術だが、人間が理解するにはあまりにも難解なものであり、かつ扱いを誤れば危険なシロモノ。
アカネイアの人々に魔道を広めたカダイン最高司祭・ガトーは、旧来の人間達の自然崇拝を利用して「自然界に存在する数多の神の力を借りる技術」と教え、「神の信頼を得るには厳しい修行を積み、常に無欲でならねばならぬ」と戒めた。
故に、聖杖を用いて奇跡を体現する神職に対し、魔道士は魔道書を用いて外敵から人々を守る僧兵のような存在であるべきとされる。
魔道書と聖杖
魔道の行使には「自然のエネルギーを集積する器」が必要であり、「魔道書」や「聖杖」はその「器」にあたる。一般的な魔道書や聖杖は人間の技術でも量産が可能だが、一部の高位魔法を行使するための魔道書や聖杖は、特別な力を持つ「聖玉(オーブ)」の力を借りなければ生み出すことはできない。
高位の魔道書や聖杖は危険なものでもあり、安易に使用できないようプロテクトが施されている。基本的に使用者が継承者と合意(契約)することでのみ、魔道書や聖杖の使用権限を与える(移譲する)ことができる。
代表的ものは「エクスカリバー」「オーラ」「ハマーン」「オーム」「シーフ」など。同様のプロテクトは神剣ファルシオンにも施されている。
他大陸に伝わった魔道
バレンシア大陸(外伝シリーズ)は、ミラ神とドーマ神に仕える神職が、神の力を借りる形で使う。魔道書や杖を必要とせず、代わりに自らの力(ゲームではHP)を代償として行使する。攻撃魔法(黒魔法)と補助魔法(白魔法)の他、ドーマ神に仕えるもののみが行使する「妖術」の3種に大別される。
アカネイア大陸との交易があり、バレンシアからカダインへ修行に来るものもいる。
ユグドラル大陸(聖戦の系譜シリーズ)では、暗黒地竜ロプトウスの力を得たガレが技術を持ち帰ったため、アカネイア大陸に先んじて魔道技術が人間に伝わり、主に暗黒神ロプトウスに仕える暗黒司祭達が行使していた。後にマイラ派の神官や「ダーナ砦の奇跡」による十二柱の神の降臨、そして土着宗教をベースとしたブラギ教団の成立により、アカネイアと同じような形で普及していく。
ユグドラルの聖遺物にも、アカネイアの高位魔道とおなじくプロテクトが施されているが、これはナーガの戒めによるもの。その他、使い手を限定するプロテクトが施された魔道書や聖杖がいくつか存在(グラフカリバー、ダイムサンダ、リペア、シーフ、キア、ストーンなど)する。
コメント
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