概要
勇者シリーズ第7弾。
正義の宇宙人・ブレイブ星人に力を与えられた5人の高校生が『ダグオン』となり、迫り来る侵略宇宙人たちを迎え撃つ物語。
『少年と意思を持つロボットの交流』が主眼に置かれていた従来の勇者シリーズとは異なり、本作のロボットたちは生命体でもなく、超AIを積んでいるわけでもない。その為ドラマの中心は個性豊かな高校生たちの友情、そしてあの手この手で地球を狙う敵宇宙人との対決に置かれている。
また、中型ロボが他のメカと合体→大型ロボになるという勇者シリーズのお約束も本作では少々異なっており、戦闘時には主人公たちがまずダグテクターと呼ばれる強化スーツを装着して等身大ヒーローとなり、専用マシンと融合合体して中型ロボに、更に他のメカと合体して巨大ロボダグオンになるという特撮作品(特にスーパー戦隊シリーズ)を彷彿とさせるシークエンスが描かれる。
その他にもサブタイトルに表記される『(肩書き)宇宙人 ○○○○ 登場』というフォーマットはウルトラシリーズのそれに酷似しているなど、全体的に特撮作品へのオマージュが多い作品である。
あらすじ
謎の事故によって凶悪な囚人(宇宙人)達が解放され、宇宙監獄サルガッソが占拠された。彼らの目的は惑星狩り、その最初の標的は地球!宇宙警察機構のブレイブ星人は、事件に巻き込まれた大堂寺炎ら5人の高校生を「ダグオン」に任命。彼らは、地球を、そして自分達の未来を守るため、勇者としての戦いの日々に飛び込むのだった。
登場人物
ダグオン
ちょっとマッドサイエンティスト気味な山海高校二年生。
サルガッソの囚人達と敵
クイーンザゴスをボスとする蟻に似た宇宙人。序盤から間を空けながら出た。
中盤から出てきた敵でサルガッソを裏から関わっていた長男ヒドー次男ゲドー三男マドー。最初は前線に出ず手駒を使っていた。
宇宙人たち
ダグオン関係者
ダグオンメンバーに力を授けた宇宙刑事所属の宇宙刑事。別にダグオンに丸投げしたわけでない。
アーク星人に故郷を滅亡された剣星人。最初は一匹狼で目的のためなら手段も選ばなかったが炎達の交流で仲間になった。
とあるサルガッソの宇宙人が侵略のために作った銃形ロボット。ダグオンに助けられ仲間になる。中身はお子様。
主題歌
OP『輝け!!ダグオン』
作詞 - 谷穂ちろる / 作曲・編曲 - 矢野立美 / 歌 - Nieve
勇者シリーズ主題歌としては初の男性ボーカル。(EDでは『勇者特急マイトガイン』の後期が最初。)タイトルの出る場所が最初でも最後でも、さらにはサビでもないという、珍しいパターンを取る。また、後期になってアニメーションが変更された際、メカニックのアクションなど一部に効果音が付くようになった。英語バージョン『WE ARE DAGWON』が存在し、劇中で何度か使用された。
ED『風の中のプリズム』
作詞 - 谷穂ちろる / 作曲・編曲 - 矢野立美 / 歌 - Nieve
こちらもOP曲同様に英語歌詞版『PRISM IN THE WIND』が存在し、第28話終盤で1度だけ挿入歌として流れた。
ラジオドラマ主題歌
OP『Oh! My Dream』
作詞 - 谷穂ちろる / 作曲・編曲:矢野立美 / 歌 - 石原慎一
石原はテレビ版の挿入歌『炎の勇者! ファイヤーダグオン』の歌唱も担当した。
ED『君に贈る声援(エール)』
作詞 - 谷穂ちろる / 作曲・編曲:矢野立美 / 歌 - 河合夕子