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初風の編集履歴

2015-11-21 18:59:33 バージョン

初風

はつかぜ

日本帝国海軍の駆逐艦。またはそれを元ネタにしたブラウザゲーム『艦隊これくしょん』に登場する艦娘。本項では主に『艦隊これくしょん』に登場する初風について説明する。

図鑑データ

艦名初風
図鑑No118
艦級陽炎型七番艦
艦種駆逐艦
CVブリドカットセーラ恵美
イラストコニシ

「初風です、よろしく。提督さんにとって私は何人目の私かしら?」


駆逐艦概要!出撃します!

個性的かつ異常にレアリティの高い面子が揃う陽炎型の七番艦。

2013年8月26日のメンテにおいて、50万登録突破記念として実装された。


加入時に記事冒頭の某ファーストチルドレンっぽいメタ視点な発言をする。


「提督さんにとって私は何人目の私かしら?」


しかし、実際に初風を何人も手に入れる提督は数少ないと思われる。

その理由は、彼女のあまりにも高すぎる入手難易度である。

その入手難度は『艦これ』の中で最も入手困難な艦娘とまで呼ばれる程であり、激レア艦(当時)として知られる長門瑞鶴よりも更にレアだとも言われる。


入手難易度

初風は現状、建造で入手する事はできず、戦闘に勝利した時のドロップでしか入手できない。

彼女のレアリティは銀背景(川内扶桑と同等)であり、決して高い訳ではない。

が、問題は彼女を入手可能な海域である。


海域名北方海域全域(3-4)
ドロップ条件ボスエリアA以上で勝利

そう、初風は『艦これ』屈指の高難易度海域である3-4のボスまで辿り着き、その上でA勝利以上を取る事でしか出てこないのである。

ちなみに3-4は、みんなのトラウマこと「戦艦ル級flagship(通称フラ戦・フラル級)」がほぼ全てのエリアに単縦陣もしくは複縦陣で出現し、安定してクリアしたいならば艦隊の平均レベルが70あってやっと及第点という程の鬼畜難易度を誇るマップであり、5-5実装前は「『艦これ』最難関」との呼び声も高かった海域である。


その上…というかこっちが3-4を鬼畜たらしめている主たる理由かもしれないが、羅針盤も完全にランダムなので、が悪ければいつまでたってもボスに辿り着けない。

一応潜水艦隊ならば比較的進軍しやすいが、やはり道中の軽巡flagshipや駆逐eliteのよる爆雷攻撃によりワンパン大破させられてしまう事も多い。

こういった幾多の難関を突破してボスに辿り着き、勝利をもぎ取ったとしても、初風がドロップするとは限らない。

「銀背景だ!やった!」と思ったら全然違う艦娘だったなんてのは良くある話である。

同じくレアな艦娘である雪風(艦隊これくしょん)や長門、大鯨等もボスでドロップする事があるのが幸いか。

そのあまりの希少っぷりに、初風を追い求める提督からは『艦これ』界のツチノコ呼ばわりされる始末。


そんな彼女が(比較的)入手し易いのが、期間限定で開催されるイベント海域。

3-4に比べれば周回が容易な海域で出現することが多いためにゲージ削りと同時に狙うことが出来、ここで狙う提督も大変多い。

一説には5-5でもドロップする、との情報もあるが、3-4が可愛らしく見えるレベルでの難易度である海域の為か、ドロップ情報が少なすぎて信ぴょう性は低い。


そのため、実質イベント限定艦娘といっても過言ではないだろう。

ただでさえレア艦揃いの陽炎型、特に第十六駆逐隊のコンプリート難易度を跳ね上げているのは間違いない(雪風、天津風時津風。いずれも屈指のレア艦・イベント報酬艦である)。

最近は負けず劣らずのレア度を持つ妹も登場したが、一度だけでも確実に入手手段が存在した妹とは違ってこちらはその機会すら与えられたことがない、という意味ではやはりレア度は揺るがない。

艦これ初風出ろ出ろ願掛け絵

運よく初風を手に入れられた提督は、どうか彼女を大事にしてあげて欲しい。


容姿、これでいけるわね。

初風

髪は水色のような蒼色のセミロングで、先を切りそろえたいわゆるぱっつんな髪型。瞳の色は翡翠色である。

一部では同じ艦船擬人化物登場人物に似てるとも言われている。


服装は妹の陽炎たちと同様、白のカッターシャツの上からを基調としたブレザーベストを羽織り、首元には黄色リボンを着用。両手には白い手袋を着けている。

下もブレザーと同じ黒色のミニスカートにベルトを二重に巻き、白のハイソックス、赤茶色のローファーを履いている。


艤装も同様で、腰にジョイントした箱状の基部ユニットの右側にマジックアームで保持された連装高角砲、左側にもマジックアームで保持された4連装魚雷発射管が装備され、左腰には肩掛け紐で両側面にグリップの付いた手持ちタイプの連装高角砲がポーチのように吊るされている。

またその両太腿には対空機銃座が一機づつ装備されている。


第十六駆逐隊の中では唯一キャラデザ制服が違うが、これは実装時期が舞風と近かった事がある(舞風は2013年7月、初風は同年8月の夏イベント終了と同時に実装)。


この性格が艦隊を勝利に導いたってこと、忘れちゃダメよ。

基本的にドライで、クール性格

装備変更時にも「へー、まあまあね。」「ま、いいんじゃないかしら?」と、素直に感謝の意を示す事は無い。また、提督にかける労いの言葉(のはず)である「お疲れ様」もどことなく冷淡な言い方である。


ただ、全く提督に興味が無いかというとそうでもなく、退屈に耐えかねて提督に構ってもらおうとしたり、何となく提督をじーっと見つめたり、時報でも素っ気ない中に甘えてくるような仕草をチラ見せるなど、どこか意識しているように取れる行動をすることもある。冷めているように見えて、根は駆逐艦娘らしく(?)子供っぽい性格なのかもしれない。またその素っ気なさと甘えを切り替えるような態度から、っぽいとも評価されている。

なお、初風が何故提督に対して不遜とも言える態度を取っているのかは、一応ゲーム中のある時に知る事が出来る。

しかし、彼女の真意を知ったその時には…



公式4コマ等では他の第十六駆逐隊に比べて常識人としての扱いが強く、ツッコミ役やまとめ役を引き受けることも多い。だが何だかんだではっちゃけている一面もあったりする。そして何よりも引き際を心得ており、辛くも神通(艦隊これくしょん)の鬼訓練を回避したこともあった。


ちなみに、史実では重巡洋艦妙高(重巡洋艦)と衝突した事が沈没の直接的ないし間接的な原因となった事からか、妙高(艦隊これくしょん)には強い恐怖を感じている。

だがお触りでは「妙高姉さんに言いつける」と言っているように、結構頼りにはしているようす。公式4コマでも雪風の寝言でトラウマがフラッシュバックした際には、妙高にしがみついて「くっついていれば激突しない」と言っているあたり、畏怖しているのか敬愛しているのかわからない行動を取っている。

もしかしたら轟沈時のトラウマによってそのあたりの気持ちの整理がまだできていないのかもしれない。まあ、自分の5倍もの排水量を誇る重巡に踏み潰されれば、誰でもトラウマになりそうなものではある。

なかなかドロップしない理由


性能、まだなの?

舞風や秋雲同様対潜の最終値が若干高い程度で、残念ながらレアリティが高い割に他の陽炎型と比べてそこまで大きな差は無い普通の駆逐艦娘。


他メディアにおける初風

前述してきた通り、本編ゲームの初風は超レア艦娘であるが、ヴァイスシュヴァルツでは環境トップの常連カード、大会では嫌でも目にする艦娘として君臨している。


それもそのはず、彼女のカード「陽炎型駆逐艦7番艦初風」に与えられた能力は「サルベージした際に相手は此方にほとんどダメージを与えられなくなる」というかなり凶悪な物であり、艦これが環境を支配するヒャッハーシュヴァルツであったことも相まって、コンセプトが合うならば彼女が採用されない理由はほとんどなかったのである。


ヴァイスプレイヤー間で初風へのヘイトが溜まったのは言うまでもなく、このような形で槍玉に挙げられるとは流石にかの田中謙介Pも不本意であろう…。


作戦から関連イラストが帰投したわ。

初風ちゃん

初風ちゃんはつかぜちゃん


これ、司令官宛の関連タグ?ふーん…

艦隊これくしょん 陽炎型 艦娘 駆逐艦娘

陽炎(艦隊これくしょん) 不知火(艦隊これくしょん) 黒潮(艦隊これくしょん) 舞風 秋雲

 雪風天津風時津風…姉妹艦であり第十六駆逐隊の同僚。ちなみにこの中で一番入手難易度が低いのは雪風であるのだから推して知るべし。

川内(艦隊これくしょん)時報ボイスで(そっけなくだが)言及されている。また、初風とは史実で同じ海戦(ブーゲンビル沖海戦)で沈んでいるという共通点がある。


史実

1939年1月24日に神戸川崎造船所で進水し、1940年2月15日に竣工した陽炎型駆逐艦の七番艦。

就役後は同型3番艦「黒潮」、8番艦「雪風」と第十六駆逐隊を構成し第二水雷戦隊に所属し、10月11日に実施された紀元2600年記念行事である紀元2600年特別観艦式で第16駆逐隊司令艦として式典に臨んだ。


11月には「黒潮」が第15駆逐隊に転属となり、その穴を埋める様に同型9番艦「天津風」と10番艦「時津風」が漸次16駆に編入され、第二水雷戦隊第16駆逐隊は司令官渋谷紫郎大佐指揮下のもと、この陽炎型4隻編成で開戦を迎えた。


開戦当初は「神通」「天津風」「初風」で第四航空戦隊の空母「龍驤」航空隊のダバオ空襲を支援。その後はレガスビー、ダバオ、メナド、ケンダリー、アンボン、クーパンの各攻略作戦に参加。1942年2月27日には、あのスラバヤ沖海戦にも参加している。

また6月上旬のミッドウェー海戦では攻略部隊を乗せた輸送船の護衛も務めている。


その後は艦隊再編成によって第16駆ごと第十戦隊に編入され、呉で修理の後に瑞鶴を護衛しながらトラックまで進撃した。


1943年1月10日、「初風」は第六次ガダルカナル島輸送作戦(鼠輸送)に参加したが、そこで米軍魚雷艇と交戦し魚雷1本を左舷艦橋附近に被雷。戦死者8名・負傷者12名を出して大破。通信装置と操舵装置が故障し一時行動不能に陥る。これに第二水雷戦隊司令官「小柳富次」少将は「初風」の自沈を検討するも第4駆逐隊司令官「有賀幸作」大佐と討議の後、「初風」を「嵐」「江風」「時津風」に護衛されて約16ノットで退避。翌日夕刻にショートランド泊地へ無事到着した。この「初風」以下4隻の帰還は小柳司令官に大きな感銘をあたえたとされている。


4月に呉に帰投した「初風」は、7月12日まで本格修理に当たり、8月より再びトラックへ進出、以降はトラック泊地を中心に各地への船団護衛に従事する。


11月1日、「初風」は第十戦隊第二警戒隊旗艦「阿賀野」の指揮下でブーゲンビル島沖海戦に重巡洋艦2隻、軽巡洋艦2隻、駆逐艦11隻の編成で参加した。

結局この逆上陸作戦は輸送隊の準備は遅れたことや米軍機の触接を受けたことから中止。せめて米軍輸送艦隊だけでも叩こうと第十戦隊は進軍するが、それにはアーロン・S・メリル少将率いる巡洋艦4隻・駆逐艦8隻の艦隊が迎え撃った。

11月2日、第一警戒隊の「時雨」の敵艦隊発見報告をきっかけに、約2時間におよぶ夜戦がはじまる。最初に米艦隊と交戦したのは「川内」率いる第一警戒隊で、残りの隊は回避行動に専念していた。だが旗艦「川内」が大破したことで前線の第一警戒隊が混乱。続いて「妙高」とともに本隊を形成していた「羽黒」が米海軍のレーダー射撃によって被弾してしまい、これによって本隊も混乱してしまったため、指揮系統が破綻。暗い夜闇の中、各艦の位置を見失った「初風」は同じく彷徨っていた「妙高」と激突事故を起こしてしまう。これによって「初風」は艦首大破・切断の後に航行不能に陥る。ちなみに「妙高」の方はほとんど無傷だった。

結局、この混乱から立ち直ったのは敵艦隊発見報告から約30分後のことだったため、第五戦隊司令官「大森仙太郎」少将は反撃を断念。航行不能になった「川内」「初風」を救援する暇もなく追撃する米軍から撤退してしまった。

これによって取り残された「初風」は追撃艦隊の総攻撃を受けて轟沈。艦長以下164名が戦死してしまった。

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