曖昧さ回避
※この項目では『ポケットモンスターXY』の登場人物について記載しています。スキマスイッチが出した曲の名前については、アニメ『宇宙兄弟』を、アニメ『ユリ熊嵐』の登場人物については箱仲ユリーカを参照して頂くようお願いします。
概要
「おにいちゃん ポケモンと はつめい してるから つよいのよ」
「ポケットモンスターX・Y」に登場するミアレジムのジムリーダー・シトロンの妹。発明家である兄の事をよく理解している。
名前の由来はおそらくレモンの品種「ユリーカ」と思われる。公式絵は用意されていない。
ミアレジムは彼女が出すシルエットクイズを解いて進んでいく。クイズは全4問。答えを発表する前に、正解不正解関係無くバトルが行われる。
ミアレジムクリア後もジムの1階におり、ポケパルレで仲良し度を最大まで上げたポケモンを先頭にして話しかけると「なかよしリボン」がもらえる。
アニポケでのユリーカ
「お兄ちゃん、お兄ちゃん! キープよ、キープ!」
(※伊瀬の産休の為第87話から100話までの代役。なお86話放送後の第87話予告では既にかないに交代していた)
アニメ「ポケットモンスターXY」の歴代初のもう一人のヒロイン。
本作でも兄であるシトロンと共に登場している。
どこか情けないところがある兄とは違いしっかり者の女の子。
ロケット団からはリトルジャリガールと呼ばれている。ニャースによると「超生意気な小娘」。
サトシ同様ポケモンが大好き。
可愛いポケモンを間近で見た際は目を輝かせ積極的に触れ、サトシのポケモン達の世話も率先的に行っている。
ちなみに彼女にとっての可愛いポケモンの基準はよく分からない事になっており、心優しいガブリアスや、人懐っこいサイホーン、果ては観戦していたバトルに出てきただけのヨノワールのことも可愛いと言っていた。ヨノワールを可愛いと言うとは相当な強者である。
基本的にポケモンを「嫌う」という行動を取らない。
ケロマツが、自分やデデンネを泣かせた(後にサトシの手持ちとなる)ヤヤコマを懲らしめようとしていた正義感と優しさを知った際にはケロマツに感謝して頬擦りしていた。
だがそのヤヤコマのことも嫌うようなことはなく、サトシにゲットされた直後にその行動を咎め、ヤヤコマが反省するそぶりを見せたらすぐに許し、体を拭いて面倒も見ていた。
また、35話でスカイバトルを断られた際には一緒に観戦しながら励ましている。
53話ではメェークルレースを体験し、セレナの母親であるサキから「あの子は筋が良い」と評価されていた。
進化後のゴーゴートは角で乗り手の感情を読む力がある為、相当ポケモンに対する愛情は深いと思われる。
好奇心の方が強いのか怖がりではないようで、14話では他の三人が洋館で次々と起きる不気味な現象に怯えていた中ただ1人平然としており、その仕掛人であったニャスパーとも怖がる事なくコミュニケーションを図りすぐに仲良くなった。ただし雷は苦手。
10歳未満である為ポケモントレーナー免許が無く、自身のポケモンはまだ持てない。
その為ポケモントレーナーになるまで、兄にポケモンを「キープ」してもらっている。
またセレナとも同性同士ということもあり、姉妹のように仲が良い。
夜は同じテントで休み、ポケモンのモノマネで盛り上がっている描写もある。
9話では一度自宅に戻っている。
自室は自水玉を基調とした壁模様でマリルやウリムーの大きなぬいぐるみが置かれているなど年相応の女の子らしいインテリアである。
就寝時は何とガチゴラスを模した寝巻きを着用している。
この他、エプロンはブルーを模したもの、水着はヤドラン(『光輪の超魔神~』ではコアルヒー)を模している等、普段着以外はポケモンをイメージした服が多い。
クノエシティではリーシャンを模した振袖を着用してファッションショーに参加している。
フロストケイブ通過時にはデリバード仕様の寒冷地服を着用して山越えをした。
しかしやはりガチゴラスの寝巻きのイメージは強く、前述のユリーカの行動から「肉食系幼女」と呼ぶ者も少なくなかったりする。
他にもオタチを模したブラシや、ニョロモを模した手鏡、ノズパス型の水筒なども所持している。
80話ではセレナがサトシのを好きな事やサトシ(とシトロン)が凄く恋に疎い(ユリーカ曰く「にぶ~い」)事を見透かしていると判明した。
83話ではジョーイを手伝う為に、セレナと共にジョーイと同じ衣装を着用した。
Z2話でユリーカが新たにキープしたプニちゃんを収納する為にポシェットを改修(セレナが担当)し、プニちゃんとデデンネを同時に収納する事が出来ようになった。
また、兄のネーミングセンスにいつも「まんまじゃん」とツッこみを入れているが、Z1話ではユリーカの発想も兄とどっこいどっこいなことが判明した。
ZではEDテーマ「プニちゃんのうた」を歌っている。Z開始時はかないみかが代役を務めている時期であったが、歌唱は伊瀬茉莉也が担当している。
準ヒロインとしてのユリーカ
立場的にいえば「アドバンスジェネレーション」以来となる第二のマサトポジションに当たるのだが、キープのデデンネのみならずサトシやセレナ(トレーナー)の手持ち、行く先々で出会ったポケモン達のお世話を一任する責任感がある。
48話では負傷したラプラスを懸命に看病した末に、海への帰還を見守った。
中でも26話に登場したフラベベや、87話のチゴラス(→ガチゴラス)などはキープになる可能性があっただけに、その別れを渋るほど執心している。
また、シトロン(トレーナー)のポケモン達もユリーカに懐いており、ロケット団の襲来時など咄嗟の場合にはデデンネやホルビーに指示を出してバトルに持ち込むことが度々ある。
「私がプニちゃんを絶対守るって…、離さないって約束したのに」
XY&Zで新たに加入したプニちゃんに関してはユリーカの責任感の強さが顕著に表れている。
XY&Z編10話ではフレア団の襲撃ののち行方不明になってしまったプニちゃんを心配するあまり、普段は大人びているユリーカとは正反対の焦燥し感情的になった姿が見られた。
このようにユリーカはポケモンに対して一切の偏見を持たず、また他人の所有や野生に関わらずポケモンとすぐに打ち解けられる社交性と責任感を兼ね備えており、本来は自分のポケモンを持てないというハンデを感じさせないほどトレーナーとしてはほぼ自立している。
総じて、ユリーカはマサトポジションどころかアニポケのヒロインとして十分相応しい存在と言えるほど恐ろしい子となった。
「お願い、お兄ちゃんをシルブプレ!」
…と、ここまで見れば「ポケモンが大好きな妹枠」で済むのだがそれでは済まなかった。
その実態は「お兄ちゃん一人じゃ頼りないから、お嫁さんがいれば安心」という理由でシトロンのお嫁さん探しをしており、頼りになりそうな女性を見かけると「お兄ちゃんをシルブプレ!」とその女性をナンパするという、まさかのタケシ枠(と化した)。
※「シルブプレ」とはフランス語で「お願いします、よろしく」を意味し、つまり英語で(または日本語でもおどけて)言う「please」である。
序盤こそジムリーダーのビオラやポフレ大会の司会であるモナーク等ストーリーに絡むキャラクターばかりが対象だった為、当初は視聴者からは「タケシの二番煎じ」的なネタ程度にしか認識されていなかった。
しかし、回を重ねる毎に見ず知らずの女性(ゲストキャラのレナなど)やタケシですら自重していた地元(カロス地方)のチャンピオンであるカルネや兄の母校の恩師のエクレールにまで平気で声をかけ、挙句の果てには名前すら出てこないモブ女性まで対象にしてしまうと言う凄まじいほどの範囲の広さを見せ付ける事になってしまった。
それだけならまだしも、3人まとめてシルブプレの対象にしたり、1話の内に2連続(勿論別人)シルブプレをかましたりしてしまっている。
勿論どんな状況に陥ろうが、シトロンがいなかろうが自重なんてしない。
今となってはタケシとは別ベクトルの(命知らずな)猛者として視聴者にその存在を知らしめている。
この子どこまで行くんだ…。
但しだれかれ食いつくと言えばそうでもなく、悪人であるムサシやフレア団、スポーティでどちらかと言うとサトシと合いそうな性格であるコルニ等は対象にしておらず、忘れがちだがセレナも対象にしていない。やはり年上の女性限定らしい。
しかし、サンペイの故郷に住むくの一シノブだけは百歳の老婆と判明した時に遠慮している。
やはりシトロンからすれば恥ずかしい以外の何物でもない為、ユリーカがナンパに走る度に「エイパムアーム」で引きずり、持ち上げて止めさせるのがお約束となっている↓。
※シトロンが不在の際はセレナが止め役になっていた。
もっとも、その対象となったエルやマーシュはセレナと接点があった相手という事もあるが。
ユリーカ自身はあくまでも兄の為に良かれと思ってこの行動を取っているだけ…のはずである。
ユリーカの「キープ」ポケモン
シトロンにキープしてもらっているポケモン達。
ひょっとしたら彼女が10歳になった時、これらのポケモンを使うトレーナーになるかもしれない。
3話で初登場し、4話でキープされたポケモン。
EDのキャスト欄ではユリーカの下になっている為、一応レギュラーとして扱われている。
普段はユリーカの頭の上やバッグの中にいる。
但し「眠りネズミ」(ヤマネ)という設定がある為眠っている事も多く、1話の間でほとんど出番が無い事もある。
常時ほっぺに電気がたまっているらしく、ユリーカは愛情表現で頬ずりしては感電してしまっている。
習得している技はたいあたりとほっぺすりすりとでんきショック。
XY&Z1話でバックの中に入り込んで一緒に行動し始めた。
正式にキープ宣言しておらず、フラベベやガチゴラスのように一時的に行動を共にしているだけかもしれない。ただし一時的にしては曲まで作られていることから……?