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概要

フォルスロイドとは「ZX」ではセルパンに、「ZXA」ではマスター・アルバートにより作られたライブメタルに「後天的」に適合した「擬似ロックマン」である。

一定のフォルスロイドを倒すと既に倒したフォルスロイドが復活し、エリアに現れるようになる。これはモデルVによるものと説明されており、ゲーム上ではフォルスロイドを全て殲滅することは出来ない。

「ZX」ではそれぞれのフォルスロイドの特定の部位にライブメタルが組み込まれており、そこを攻撃すると(赤いエフェクトと特殊な攻撃音が鳴り)通常よりも大きなダメージを与えられるが、撃破した際のライブメタルの状態が悪くなってしまう。

「ZXA」ではライブメタルは他のロックマン達により奪われてしまっている為「ZXA」ではこのシステムは存在しない。

ロックマンZXのフォルスロイド

セルパンの密命を受け、「プロジェクト・ヘブン」遂行の為に各地で暗躍。

ZXのフォルスロイドは一つのライブメタルのデータを半分に分割し、その分割したデータを保有しているボスが2体ずつ存在するためフォルスロイドは8体いる(ライブメタルを4つ持っているため)

それ故に、自身が取り込んでいるライブメタルの能力や技の一部を再現、使用する事が可能であり、通常のイレギュラーとは一線を画する戦闘能力を獲得している。

ちなみに各フォルスロイドの頭文字は自分が持つライブメタルの頭文字と同じである

ZXAではこのフォルスロイド達のDNAデータを流用したザコ敵が登場する

ハイボルト・ザ・ラプタロイド

CV:伊藤浩資

廃墟の発電施設にてセルパン・カンパニーへと電力供給を行っていたタカ型のフォルスロイドでありモデルHの持ち主。陽電子ビットとなる両脚部を無線稼動し攻撃・防御を行う。翼にモデルHを半分取り込んでいる。サイバーエルフを犠牲にした方法で電力を供給しておりこの光景を見たプレリーはショックを受けていた。

全体的には賢将ハルピュイアアステファルコンを足したような外見をしている。

名前がラプタロイド→ラプター(略奪者)となることから羽毛恐竜もモチーフかと思われる。

ハリケンヌ・ザ・ウルバロイド

CV:柳井久代

カマイタチ型フォルスロイド。もう半分のモデルHの持ち主。幽閉施設で人間を拉致、サイバーエルフにしそこからエネルギーを取っていた。

首・手首・足首・腰に鎌状のエネルギー波を発生させ高速回転させて竜巻を起こしたり相手を切り刻む。首にモデルHを半分取り込んでいる。

拉致した人間に恐怖を植え付け、エネルギーを生産していた残忍なフォルスロイドでもある。

ちなみにウルバロイドのウルバとはウルヴァリンつまりクズリの事である。もはやカマイタチですらない。

フィストレオ・ザ・プレデトロイド

CV:松山鷹志

モデルFの持ち主であるライオン型フォルスロイド。自分より強い者と闘い、そして勝つことを生きがいにしており、強者を誘い込むため人間の居住区域にイレギュラーを放ち攻撃を行っていた。

戦闘時は各部のバーニアを利用して攻撃する独自の拳法「霊央拳」を扱う。頭部にモデルFを半分取り込んでいる。

戦闘時は格闘戦を得意とし、回復技やカウンター技など多岐に渡る技を持つ。顔面にライブメタルがあるため無傷で討伐しづらい敵である。

モチーフが同じであるスラッシュ・ビストレオと名前が似ており、性格も同じく戦闘狂である。炎の格闘家という意味ではマグマード・ドラグーンもオマージュかと思われる。

フランマール・ザ・モルロイド

CV:福原耕平

モデルFの持ち主であるモグラ型フォルスロイド。セルパン・カンパニーへ輸送する地下資源の掘削任務を遂行しており、採掘部隊を指揮していた。飄々とした口調だが邪魔をするものには容赦はしない。

両腕に火炎放射器とドリルの機能を併せ持つ。腕のドリルと小型のボディを駆使した素早い地中移動が特徴。両腕にモデルFを半分取り込んでいる。

撃破した直後の台詞では、あるライブメタルの気配を察知していたようだ。

ルアール・ジ・アビスロイド

CV:浅井清己

モデルLの持ち主である。救難信号を罠に、救出に向かった主人公を待ち受けていた。

主人公が回収したガーディアンズのライブメタルに関するデータディスクを奪おうとした。

前作ロックマンゼロレヴィアタンに似た姿だが、本体は巨大なチョウチンアンコウ型のフォルスロイド。疑似餌にモデルLを半分取り込んでいる。ちなみに顔グラフィックは疑似餌のほうである。普段はぶりっ子口調で話すがこれは凶悪な本性を隠す為のカモフラージュで、本性を現すと本来の凶暴な口調になる。

本体の内部には大型のミサイルが内蔵されており、これを発射前に口の中で破壊すれば逆にダメージを与えられる。

ちなみに彼女のステージのどこかにあるブロックを炎属性の攻撃で破壊すると背景にチルドレ・イナラビッタが確認できる。(もちろんとある方法を使えば彼と闘うことが可能である。)

レグアンカー・ザ・ゲルロイド

CV:龍谷修武

モデルLの持ち主。クラゲ型の巨大なフォルスロイド。海中基地に大規模な海底トンネルを掘削していた。装備したスクリューで相手を引き寄せ錨状の触手で捕獲したり、追尾機能を持つ氷で作ったドラゴンをけしかけてくる。老人口調で人を諭すような口ぶりだが、言うことを聞かないようなら実力で制圧する。頭部にモデルLを半分取り込んでいる。顔と見える部位は2つあるが中央の顔は攻撃専門である。大型であるからか撃破グラフィックが複数用意されている。

触手にはフロストジャベリン、全体的にはモデルLの意匠がある。

パープリル・ザ・マンドロイド

CV:高木渉

モデルPの持ち主。過去にイレギュラーの襲撃を受けた遊園地に陣取っていたマントヒヒ型のフォルスロイド。両腕にモデルPを半分取り込んでいる。俊敏に動き回って天井にあるロープにぶら下がり、その場でしばらく爆発しつづける爆弾を投げたり砂埃を巻き上げて攻撃してくる。ヴァン編では、ヴァンの母親を巻き込んだイレギュラー襲撃事件の張本人であり、この遊園地こそがその事件の現場であった。つまりヴァンの母の仇である。当の本人は全く悪びれもせず、口調も人をバカにしたようなものであり、性格も残忍で軽薄。仁義と精神を重んずる高潔な性格のモデルPとは全く正反対であり、人命を軽んじる正真正銘の外道である。

元々イレギュラーだった事もあり、他のフォルスロイドと違い唯一セルパンに忠誠心があるか不明なフォルスロイドでもある。本人の台詞から恩義のような物を感じている事は分かるがそれが忠誠心と呼べるものかどうかは不明。

セルパンによりイレギュラーからフォルスロイドに強化された事で有頂天になっていたが、その性格ゆえの驕り、慢心、傲慢ぶりが祟り主人公により撃破され、その後回収されたモデルPには「自らの力に溺れ、敗れたか...。外道に相応しい最期だな。」と吐き捨てられた。

姿がスパーク・マンドリラーに似ており、なおかつステージに天井に捕まるための棒まである。コイツ自体は無属性であるが。また彼のいるステージは遊園地なのだが、そこにあるメリーゴーランドの中にアステファルコンが混じっていたり、UFOキャッチャーの人形の中にロックマンエグゼのキャラクターがいたりと小ネタ満載である。

プロテクタス・ザ・ゴアロイド

CV:酒井敬幸

サイ型の重装型フォルスロイドでモデルPの持ち主。過去のガーディアンズの研究所を襲撃し残ったデータの破壊、接収を行っていた。その為研究所はエリア全体に敵とミサイルが配置されており激しい戦闘が行われる。

ジャミングパラボラアンテナやザコ敵を定期的に発進させる球状の大型ハンガーまで配備されておりもはや一種の要塞と化している。

戦闘時には頑丈なボディ、それに内蔵されている核ミサイルを駆使し攻撃する。完全防御形態になると360度あらゆる方向からの攻撃を無効化できる。上下に爆発する爆弾や通過すると爆発する爆弾など重火器を多数持つ。

外見、性格ともに厳めしく、「踏む」「足跡」という言葉をよく用いる。

腹部にモデルPを半分取り込んでいる。

破壊欲に忠実な同じサイをモチーフにしたボスとしてはロックマンX3スクリュー・マサイダーがいる。

ゼクスアドベントのフォルスロイド

ZXAのフォルスロイドは以前のフォルスロイドとは違い、ボディの一部にモデルvを搭載している。弱点部位は存在する。

ZXAではある条件でフォルスロイドを撃破するとメダルがもらえるシステムが存在する。

ディアバーン・ザ・ガゼロイド

CV:乃村健次

ガゼル型のフォルスロイド。属性は火属性

最初に立ちはだかるモデルV搭載の高出力、軽装甲強攻型フォルスロイド。弱点は鬣。性格は直情的で「掟」を重んじており、それを破る者は仲間であっても許さないなど外見、言動共にインディアンをモチーフにしたフォルスロイドである。

片言だが、要点のみだけを話す特徴的な口調をしている。

モデルVにより攻撃力、特に蹴り技が強化されており、その威力は輸送列車の装甲をいとも容易く貫く。

モデルAをレギオンズへ運ぶ輸送列車を襲撃、占拠し、主人公から奪おうとした

炎属性の有角動物モチーフ、格闘技が得意という点ではロックマンX2フレイム・スタッガー、インディアンモチーフという点ではトマホークマンのオマージュと思われる。(事実ディアバーンのチャージ攻撃にはトマホークを飛ばす技がある。)

カイゼミーネ・ザ・ワスプロイド

CV:安達まり

ジガバチ型のフォルスロイド。セレブのような口調が特徴で口調は穏やかだが高圧的で残虐な性格。確かに口調そのものは温厚だが、言っている台詞の意味は「街を火の海にする」だの「建物をそのまま爆破させる」だのテロリスト顔負けの暴力発言が目立つ危険なフォルスロイドである。

規格が合えば何でも換装できるマウントラッチを搭載しコンテナから武器を取り出し攻撃してくる。ただし本体の武装は少ない。弱点は、コンテナに隠された本体の腹部。

国のエネルギーを一括管理していたコントロールセンターを制圧し、メインコンピューターをオーバーヒートさせ、エネルギーの大爆発を起こそうとしていた。

因みにこのコントロール・センターは前作「ロックマンゼクス」のセルパン・カンパニー本社の内部と酷似している。

オマージュ元は恐らくロックマンX3エクスプローズ・ホーネック後に数百年前以上に蜂を操るロボットがいることがわかった。

クロノフォス・ザ・トリデンロイド

CV:小原雅一

カブトガニ型のフォルスロイド。「時間」に関するセリフが多い。

戦闘時は、特殊な信号で相手の知覚センサーに干渉し時の流れを遅くなったように錯覚させることができる。しかしその為の信号装置や防護アーマーにより大型化、そのせいで水中専用になってしまい地上では身動きひとつ取れない(ただしトランスオンの能力は使える)。言動は敵が自分のセンサーの暴走に気付かれないようにする為乱暴で挑発的。

主人公がトランスオンして使用可能となる「タイムボム」は一定時間ステージの時間の経過を遅くする。(逆に戦闘時にクロノフォスが使うとクロノフォスの動きが一定時間高速化する)

ちなみにタイムボムで時間が遅くなっている時のモーションがフラッシュマンのタイムストッパーのモーションとそっくりである。更に彼の台詞『処刑の時間だ!』はプープラ・コカペトリのオマージュ。

バイフロスト・ザ・クロコロイド

CV:銀河万丈

ワニ型の大型フォルスロイド。兵器を多数保管していたバイオラボを守護している。

ゲーム中では触れられていないが、フォルスロイドのリーダーという設定を持つ。

主人公を「王の影」と呼ぶなど主人公の正体を知っているような台詞を言う。属性は氷で氷の牙を発射するなど多彩な攻撃を行う。

トランスオンでは圧倒的なパワーで敵を噛み砕く。しかし大型である為に被弾しやすく動きも鈍重である。ただバイフロストや他の少数にしか倒せない敵キャラもいるため一概に使えないとは言えない。

下水道(バイオラボは実際にかなり悪臭がするようだ。)に現れるボス、かつ回転鋸を操るワニモチーフのボスという点からオマージュ元は恐らくロックマンX2ホイール・アリゲイツと思われる。

ローズパーク・ザ・フラワロイド

CV:安井邦彦

薔薇型のフォルスロイド。深緑のタワーにて迷い込んだ人間からモデルvを覚醒させるために恐怖の感情を吸収させていた。球根形態と開花形態と2つの姿があり、ツル状のマニピュレーターにより柱上のものさえあれば本体を固定できる。地上では球根形態になるが、本来の形態ではないため戦闘能力は激減する。電子回路が不安定なせいで男性に異常な興奮を示す。その為、本作ボスの中でも特に主人公に対しての(台詞などの)対応が違う。極地軽量型だが、球根状態の動きは鈍重である。ただしツタやロープ上では機敏な動きを見せる。

彼の陣取るステージにはよく見るとワイヤー・ヘチマールの亡骸が植物に埋もれている。

恐らくオマージュ元はロックマンX5スパイク・ローズレッドと思われる。

テスラット・ザ・ヘッジロイド

CV:菊池こころ

ハリネズミ型の発電用高性能コイルを搭載した小型フォルスロイド。

ある重要なデータの護衛を行っていた。

ありあまる電力を消費する為、とにかくおしゃべり。語尾に「~よっ」とつける。体内で発生する超高圧電流を駆使して攻撃を繰り出す。また、さらに小型に変形し、物凄い回転で突進してくる。

テスラットが登場するエリアはグレイが眠っていた研究所である。

トランスオンで使用する場合、小柄であるために狭い通路が通りぬけ可能。ハシゴにいるときでも攻撃が上下に可能。

公式ブログではパンドラに色々と危ない発言を浴びせられていた。

恐らくオマージュ元はロックマン3スパークマンと思われる。

アーゴイル・ザ・シーサロイド  ウーゴイル・ザ・シーサロイド

CV:水間真紀(アーゴイル)、中山依里子(ウーゴイル)

コマイヌ型のフォルスロイド。2体で1体の連携行動を得意とする

口が開いているのがアーゴイル、閉じているのがウーゴイルでそれぞれ両手、両足が弱点。アーゴイルが指揮、ウーゴイルがそのサポートをする。そのためプレイヤーがトランスオンするのもアーゴイルである(ウーゴイルはエネルギー体のような姿で召還できる)。アーゴイルは迅速な指示が下せるように言語回路が非常に発達しており、侍のような口調で話す。対してウーゴイルは、最低限の意思疎通ができる程度の言語設定のみが施されているため口数が少ない。

片方がボールを投げ、片方はそれを蹴り、エネルギーを帯びさせることで威力をあげる。

滝の遺跡で主人公に関するデータをもつコンピュータの管理、保護を行う。

二体で連携攻撃を取る兄弟ボスは他にゼロ2アンカトゥス兄弟が存在する。

また、彼のステージの最深部にいるボスはウッドマンのオマージュだが、天井から降らせる葉はウッドマンと違って火属性の攻撃で燃やすことができる。

コンドロック・ザ・バルチャロイド

CV:岸尾だいすけ

ハゲタカ型のフォルスロイド。スクラップ地帯で行動していた。

ロッカーのような気取り方をするナルシスト。その性格からか、物事や行動をいちいち音楽用語で例える言い回しを好む。ギター型のコントローラ-を使い、破壊音波を発してターゲットを破壊、もしくはロックなビートを奏でることで機能停止した機械の人工筋肉を活性化し、操る事ができる。この能力で周辺のガラクタを集め、それらを合体させる事でザコ敵を生み出す事が出来るという厄介な能力を持つ。

自我の強い性格をしているのも自分や他人の音波に干渉されないようにするため。

トランスオンでは貴重な滞空、水平飛行が使用可能。さらに垂直な壁にそのまま張り付く事も出来る。

オマージュ元はメカニロイドの死体を操る点から恐らくヘルバット・シルトアヌビステップ・ネクロマンセスと思われる。

ちなみに彼のいるステージは実はロックマンZXでルアールが陣取っていた湖だったりする。

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