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剣キュアの編集履歴

2018-04-25 23:14:19 バージョン

剣キュア

けんきゅあまたはつるぎきゅあ

剣キュアとは剣使いのプリキュアである。

概要

剣を使ったプリキュアは、以下の3例に大別される。


剣の名を冠したアイテムを有するプリキュア


キュアルージュ、キュアレモネード、キュアミントは共通の武器としてキュアフルーレを有す(少々馴染みが薄いが、フルーレとはフェンシングにて用いられる細剣である)。

キュアベリーは自分の戦闘アイテムの名前がベリーソード

キュアエール、キュアアンジュ、キュアエトワールの3名は共通武器としてメロディソードを所持しているが、こちらはエール=はなが「自分のなりたいプリキュア」は相手を剣で斬るべきではないと判断したため、剣が変形して「ソード(剣)の名を冠すロッド」になった経緯がある。

いずれもメインターゲットの小さい子供が真似しないように基本的に剣戟は行わず、「アイテムから浄化技を放つ」のが通例となっている。


剣モチーフの技を持つプリキュア


キュアサニーは第36話にてスポーツデコルで飛び出した竹刀を利用し炎の剣を作り出して戦っており、キュアビューティは氷の剣を生成して何度か剣戟に用いている。

キュアソードは自らの名前そのものであり戦闘時の技も剣を模したものが多い(こちらの項目も参照のこと)。

キュアラブリーは決め技でこそないもののラブリーライジングソードという技を有している。

こちらはエネルギー状のものを主流としており、子供達が真似しないような配慮がされている。


両方の要素を有すプリキュア


剣の名を冠したアイテムを持ちながら、それとは別のアイテムを用いて剣モチーフの技を使用したプリキュア。

キュアドリームは『Yes!プリキュア5GoGo!お菓子の国のハッピーバースディ♪』の終盤にてシャイニングドリームにパワーアップし、特別仕様のスターライトフルーレを用いてムシバーンと剣戟した。

キュアアクアは『Yes!プリキュア5』第34話ではハデーニャ5劇場版ではダークアクアと、自分の戦闘アイテム・アクアリボンを剣型にして一騎打ちをしたことがある。

ただ、ドリームの使用したスターライトフルーレは事実上キュアフルーレの上位互換であり、アクアもアクアリボンを使っていた当時は「5gogo」に登場したキュアフルーレを所持していない。両方の要素を有すのは特例中の特例と言えよう。


プリキュアと剣戟

上記で示しているように「剣をモチーフとするアイテムや技を持つプリキュア」はそれなりにいるが、実際にチャンバラ的な剣戟アクションを行うプリキュアはわずかである。

ほとんどの場合、敵を斬るのではなく「刀身から不思議だなエネルギーが照射されて敵を浄化する

という演出」となる。


2018年までの例で言えば、戦闘時に剣戟アクションを常時行ったプリキュアはキュアラブリーのたった一人しかいない。

特別なエピソードでのみ剣戟アクションを行ったプリキュアというならばもう少し増え、『Yes!プリキュア5』の34話と劇場版でのキュアアクア、『Yes!プリキュア5GoGo!』の劇場版でのシャイニングドリーム、『スマイルプリキュア』の23話と43話でのキュアビューティ、『キラキラ☆プリキュアアラモード』での29話と45話でのキュアショコラがいる。


プリキュアシリーズで剣戟アクションが避けられがちな理由は、「プリキュアシリーズは徒手空拳の肉弾戦が基本」というある種の伝統ゆえというのが大きい。剣での白兵戦を目立たせてしまうと、パンチやキックでの肉弾戦の存在感が薄くなるからである。


もう一つの理由として、プリキュアシリーズが玩具販促アニメだからというのがある。

プリキュアシリーズで印象的な演出がされるアイテムは「玩具」として発売もされるものである。

そして、本来の視聴者層である子供達は、その玩具を使ってプリキュアごっこをするわけである。

もしも「プリキュアが当たり前に剣で敵を斬る」となっていて、その剣が玩具として発売された場合、プリキュアごっこでそのおもちゃを使って友達を傷つけてしまうかもしれない。そうなると玩具会社の責任は免れなくなる。

プリキュアの製作体制にまで影響を与えると言われる財団Bはそのリスクを避けるために、「剣で敵を傷つける描写」を抑制しているのである。

じゃあそもそもキュアフルーレだのベリーソードだのといった「剣をモチーフとした玩具」自体を作らなければいいんじゃないのという話になるが、剣をモチーフとしたアイテム玩具は女の子にもわりと受けるという実績があるため、「それはそれ、これはこれ」という大人の事情が存在するのである。


ただこれは逆に言えば、プリキュアが剣を手にしたとしても、それが玩具販促と関係ないアイテムだった場合は、実はあまり気にされないということでもある。

上述のシャイニングドリームは「スターライトフルーレ」という聖剣を用いてすさまじい剣戟を行いファンを驚かせたが、これもスターライトフル-レが玩具展開する予定がなかったからできたことである。

夢見るため生まれた

ちなみにプリキュア5のメンバーはTV本編でもキュアフルーレという剣状のアイテムを使っているが、こちらはやはり必殺技発動用であり、剣戟に使われたことはなかった。


キュアラブリーキュアビューティも「エネルギー状の剣」を作成して剣戟を行っていたので、これは「現実の商品でもなく、視聴者の子供が真似できない剣」であり、玩具販促に関係ないものとして規制が緩かった。

無限の氷製最凶!

(左:キュアビューティ氷の剣』  右:キュアラブリーラブリーライジングソード』)


また、指揮棒とかウエディングキャンドルとか口紅とかの「細長いアイテム」を持つプリキュアが、それらのアイテムを剣のように振り回してチャンバラめいたアクションを行うこともある。

これは剣戟とは言い難いが、厳しい規制の中から「それっぽい格好よさ」を実現しようとした演出の夫婦もいえよう。

これらのアイテムは普段は剣として使うものではないため、特別な戦闘で「例外的な使い方」をしたことは児童にもわかるような演出にはされている。


2018年度の『HUGっと!プリキュア』にはメロディソードという剣モチーフの玩具アイテムが出てくるが、当然ながら剣戟アクションには使われない。

しかしメロディソードが画期的なのは、剣をモチーフとしたアイテムなのに剣戟をしないことを作中に対して作中できちんとした理屈をつけて説明したことがある。同じようなことをその後の作品でも繰り返せる訳ではないだろうが、当作で「剣」を使わないことの背景思想である「プリキュアは”全てを力でねじ伏せる者”ではない」というものは、初代以来これからもずっと続いて、これから続いていくものだろう。

違うよ、必要なのは―


このようにいろいろと縛りが強いのはプリキュアシリーズの宿命だが、キャラクターが女の子でもプリキュアになることがなければ、あからさまな刃物を振り回しても許容される傾向もある。女児向け番組としてはやはり珍しい方だろう。

レジーナ


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盾キュア:こちらは防御技を特徴とするプリキュア

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