「運命に踊らされるのは、まっぴらゴメンだぜ!!」
公式プロフィール
デビュー作品 | 餓狼-Mark of wolves- |
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ファイティングスタイル | 古武術+マーシャルアーツ |
出身地 | ベルギー |
誕生日 | 6月24日 |
身長 | 175cm |
体重 | 70kg |
血液型 | B型 |
好きなもの | ドライバーグローブ |
趣味 | ツーリング、ベースを弾くこと(一度聴いた曲は完璧にコピー) |
大切なもの | テリーに貰った帽子、バイク(HONDA) |
好きな食べ物 | ジャンバラヤ(ソーセージが不味いのは×) |
嫌いなもの | すぐに自慢するヤツ |
特技 | 料理 |
得意スポーツ | バスケットボール |
一人称 | オレ |
二人称 | アンタ、おまえ(相手がギース) |
言葉遣い | 男口調 |
CV | 竹本英史(餓狼MOW、CvS2、KOFMIシリーズ、NBC)、内田雄馬(KOFXIV) |
概要
SNKの対戦型格闘ゲーム『餓狼伝説』シリーズに登場するキャラクターで、ファンからの愛称はロック、ロッ君など。たまに楓と冗談半分に呼ばれることも。(詳しくは後述)
『餓狼 MARK OF THE WOLVES』(MOW)の主人公であり、『餓狼伝説』シリーズ最大なラスボスであるギース・ハワードの実の息子。ただし、ロックの母であるメアリーとギースは正式な婚姻関係にはなく、その母親も彼が7歳のときに病死している。
テリー・ボガードとは、育てな親と養子という関係にあり、母の死後に預けられた教会から抜け出し、テリーに拾われることになる。
ギースが倒された後、ロックも彼に一度挑んではいるが、その後は非常に円満な家族関係を築いている。
冷静に考えてみれば、ギースがテリーにとって父の仇であったように、テリーはロックにとって父の仇ということになる。
もっとも、ロックにとってギースは父というほどの感情を持っているわけではないが(詳しくは後述)。
なお、養父のプライベートが大雑把すぎるため、家事や炊事等々を必然的に習得し、主夫属性がすっかり板に付いてしまっている。
複雑な出自ゆえに思い悩むことが多く、自分が本当に何がしたいのかを見つけるべくテリーと放浪な旅に出る。
その先で自身の出生、そして母親について知るべく10年ぶりに開催された「キング・オブ・ファイターズ」に乗り込むことになる。
自分に顔を見せず、母や家庭を一切顧みなかった父・ギースを憎む一方、父親譲りの鋭敏な格闘技の才能を受け継いでおり、テリー譲りの「ライジングタックル」を修得するばかりでなく、ギースの「烈風拳」や「レイジングストーム」、さらには「デッドリーレイブ」までもを体得し、ついにはテリーとギースの技を組み合わせた「クラックカウンター」を編み出すという、驚異的な素質を見せている。
容姿
目深にかかった金髪に赤みがかった茶色の瞳が印象的な、容姿の整った青年。
背中に『星と翼』のマークが入った真っ赤なジャンパーに、黒のインナーとズボン、手にはお気に入りのドライバーグローブをはめている。
勝利時に背中から青白い光の翼らしきものが出ることがある。また、「デッドリーレイブ」などのギース譲りの超必殺技で勝負を決めると、右手から翼と同様の焔のようなものが噴出し、ロックがこれを抑え込もうとする演出が発生する。
性格
性格は強気で素直な一方、複雑な出自ゆえに思い悩むことが多い。ビリー・カーンなどギースとの関係者もよく絡んでくるため、気苦労は決して絶えない。
一見クールに見えるが内側で燻ぶる情熱は熱く、自身に付きまとう宿命の楔に対してしたたかな抵抗を試み続けており、その思いは「どこまでも足掻いてやるぜ……!」の一言に集約されている。
男所帯で育ったため女子に対する免疫は大変薄く、そうした場面では恥ずかしがり屋な初々しい一面を見せる。
性能
主人公ポジションのキャラにもかかわらず性能はかなり低く、『MOW最弱』と揶揄されることもある。(実際にはもっと厳しいキャラがいるので最弱ではないが)
地を這う飛び道具「烈風拳」、無敵対空「ライジングタックル」、突進技の「ハードエッジ」と、いわゆる『格ゲー三種の神器』はそろっているが、どれも割と平凡な性能。加えて通常技にあまり性能が良くないものが多く、分かりやすい強みが無い。
超必殺技には優秀な突進技「シャインナックル」があるため、ゲージがある状態では話が別だが、これを使いこなすには結構なテクが必要である。
(もう1つの超必殺技「レイジングストーム」は「使ったら負け」と言われるほど低性能だが)
こういった性能のため、少なくとも対人戦では、中級者以降になってようやく扱えるようなキャラであるが、性能を引き出せれば結構な強さを発揮する。この絶妙な扱いづらさが玄人に受け、ややマニアックな人気を獲得した。
スピンオフ参戦となった『CvS2』では一転して性能が上がり、グルーヴ(任意選択による戦闘システム)の相性によっては強キャラに食い込む底力を発揮してくれる。
余談ながら、『ネオジオバトルコロシアム(NBC)』と『CvS2』『KOFMIA』ではファン待望の父親ギースとの親子対決を実現させている。何故か他社製のCvS2のほうが先だけど。
その他
また、テリー、キム・カッファン役の橋本さとしとはトランスフォーマーカーロボットでも共演している。
「楓」って誰だよ
ファンの間でよくネタにされるのが、同じSNKの対戦型格闘ゲーム『月華の剣士』の主人公・楓の覚醒状態と、ロックが良く似ていることである。
月華とMOWの絵師は同じであることもネタにされやすい。
当然だが、両者にキャラクターとしての共通点はない。(ちなみに楓の方が先発である)
ちなみに楓の声優はロックとは全く別人。KOFのシェン・ウー、サムスピ(旧作)の骸羅や斬紅郎も演じている人である。
2人はNBCで共演を果たしており、よく見ると顔つきなど細かい部分はそこまで似ていない。
このネタを嫌うファンもおり、そうした話題が出た場合にはあまりしつこくいじるのはマナー違反なので、自重するよう心がけておきたい。
『KOF』には出れないだって…?!
現在では大人気なロックだが、SNKプレイモア最大なお祭りゲームである『KOF』シリーズにはプレイヤーキャラとしては登場しておらず、テリーのデモ等でしか登場できていない。
同じくMOW出身のB・ジェニー、牙刀、グリフォンマスクは登場しているのに。
※パラレルのパラレルにあたる「~MI」には出ている。
これにはある噂が存在し、SNK社内で餓狼スタッフがKOFスタッフに「ロックは『MOW』シリーズの主人公・看板なので『KOF』には出さないで欲しい」という発言をしたというものである。
真偽については定かではないが、ロックが『KOF』に出ていない最大な理由として挙げられる有力説となっている。
…が、ついに最新作KOFXIVにDLC追加キャラとして参戦した。
上述の出場しない理由について、『餓狼』チームは最初に要望があった時点(おそらく『KOF2000』開発時)で「いきなり消費するのは勿体ないから1回目は飛ばして欲しい」と要望しただけだという。その後『餓狼』スタッフはSNK倒産に伴い会社を離れたので何故登場しなかったのか経緯は詳しく知らないらしい(当時のスタッフが残っていない=止める人がいないはずだが)。
結局ロックの初登場は当時の『餓狼』スタッフが新SNKに戻って開発に参加したKOFXIVまで待つこととなった。
共通点が多いキャラクター
アーデルハイド・バーンシュタイン・・・同じ会社が作ったゲームのキャラクター、悪の道まっしぐらな父を持つが本人はかなりまとも、戦闘時に使う技に父親のもち技がある、と共通点は結構多い。
いずれも悪の道に走った父がいる主人公達であるが、ロックとは違い離れ離れになった父がどんな所業をしているのかは知らずに育ってきた。