クラス:ジュニアロード→ロードナイト
概要
SRPG『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』の第2部の主人公。
第1部の主人公・シアルフィ公爵家の公子シグルドと精霊の森の巫女ディアドラの息子で、父からは髪と目の色を、母からは顔立ちを受け継いでいる。一人称は「私」と「ぼく」。『ファイアーエムブレム大全』によると生年はグラン暦758年で、第2部では19歳。
生後間も無く母ディアドラは行方不明になり、2歳の頃に父シグルドは策略によって無実の罪を着せられて処刑されてしまった。
父の死後は彼の戦友レヴィン、オイフェ、シャナン、生存時のエーディンらによって、スカサハ(ロドルバン)、ラクチェ(ラドネイ)、レスター(ディムナ)、ラナ(マナ)、デルムッド(トリスタン)と共に、イザーク王国のティルナノグの里においてグランベル帝国の追っ手から隠れながら育てられたものの、17年後ついに隠れ処を発見されてしまう。
しかしそれを逆手に取り、帝国の圧政に苦しむ人々のため、ユグドラル大陸の救済という重い使命に悩みながらも、解放軍の盟主として蜂起することになる。
聖戦士バルドの血筋を引く英雄シグルドの遺児にして、母方の血筋を辿ればグランベルの正統な王位継承者でもあるため、国民からは「光の公子」「光の皇子」と祭られ反帝国の象徴になっている。尤もグランベル帝国はかつて王位を簒奪した皇帝アルヴィスの立場上、セリスを皇妃ディアドラの第一子とは公に認めておらず、あくまでも「反逆者シグルドの息子」として逆賊扱いをしている。
神々の系図はバルド直系、ナーガ傍系。母からロプトの血筋も受け継いでいるが、系図には現れていない。
本来は争いを好まない性格であり、敵への思い入れが過ぎるあまり参謀のレヴィンに叱責される一幕もあった。あどけなさの残る口調でたまに上から目線とも取れる発言をする(実際、シアルフィ公爵家およびバーハラ王家の嫡子、しかもロプト皇族の末裔という大陸屈指のやんごとない身の上ではある)が、6章のある村で村娘に言い寄られて顔を赤らめたり、初めて見た踊り子にうろたえたりする純情さも併せ持っている。
シリーズ初の伴侶が固定ではない主人公。序盤に記憶喪失の少女ユリアを見初めるも、訳あって彼女とは決して結ばれない。幼馴染のラナ(マナ)と相性が良く、普通にプレイしていると彼女たちと結ばれる可能性が高い。マナとの間には、隠しイベントも発生する。主人公の特権か、ユリアとアルテナを除いた14人の恋人候補のうち、リーン(レイリア)以外の全員と恋人会話がある。ただし半数は代替ユニットなので、内容は実質6種類。
下級職で登場し最初はステータスや移動力が低いため、序盤は育成が難しい。だが、両親から受け継いだ聖戦士の血に起因する抜群の成長率や、父を超える指揮官能力を持っており、最終的にはラスボスとも十分戦える戦力になる素質を秘める。また、騎兵に変わっても下馬できる唯一のユニット。
終盤に彼の手で宿敵・皇帝を討ち、特定の位置に待機すると特殊イベントが発生する。
外伝『トラキア776』では、レンスター城を再び奪われる危機に陥っていたリーフ王子の前に、彼らの約10倍の兵力を擁して現れる。本作では彼より1つ年上の設定で、776年の時点で16歳と見られる。
軍師アウグストはセリスを民をまとめるための「作られた英雄」と表現しながらも、それでも父親以上の才覚の持ち主でもあると評価している。
『覚醒』でもDLC及びいつの間に通信で仲間に出来る。
剣士の国イザークで育ったためか、クラスはソードマスター。衣装も和風の戦装束に変わっている。
タイトル説明にもある通り、作中では一貫して「セリス」と呼ばれており、正式なフルネームは作中においては一度も出てこない。没データの内容なので、正式な設定かどうかも定かではない。
血縁(ネタバレ)
父方の血縁者は叔母のエスリン、従姉弟に1~2歳上のアルテナと2歳下のリーフがいる。父の軍師であり自身の育ての親にあたるオイフェも父方の親戚にあたる。
母方の血縁者は、グランベル帝国の皇子ユリウスは異父弟、ユリウスの双子の妹である皇女ユリアは異父妹であり、セリスは二人の従兄にもあたる。双子の父親であり父の仇でもある皇帝アルヴィスは母方の伯父で、アルヴィスの落胤サイアスとは従兄弟(ユリウスとユリアにとっては異母兄にあたる)同士であり、合わせて5人のいとこがいる。また聖戦士ヘイムの血を引くターラ公爵家の令嬢リノアンも親戚にあたる。
父シグルドの親戚
名前 | 血縁 | 身分 | 神々の系図 |
---|---|---|---|
シグルド | 父 | グランベル王国シアルフィ公爵家公子 | バルド直系 |
バイロン | 祖父 | グランベル王国シアルフィ公爵家当主 | バルド直系 |
エスリン | 叔母 | レンスター王国王太子妃 | バルド傍系 |
アルテナ | 従姉(エスリンの娘) | レンスター王国王女→トラキア王国王女 | ノヴァ直系・バルド傍系 |
リーフ | 従弟(エスリンの息子) | レンスター王国王子 | ノヴァ傍系・バルド傍系 |
オイフェ | 親族 | グランベル王国シアルフィ公爵家騎士 | バルド傍系 |
母ディアドラの親戚
名前 | 血縁 | 身分 | 神々の系図 |
---|---|---|---|
ディアドラ | 母 | グランベル王国王女→グランベル帝国皇妃 | ナーガ直系・ロプト傍系 |
クルト | 祖父 | グランベル王国王子 | ナーガ直系 |
シギュン | 祖母 | グランベル王国ヴェルトマー公爵家夫人 | ロプト傍系 |
アズムール | 曽祖父(クルトの父) | グランベル王国国王 | ナーガ直系 |
アルヴィス | 伯父(母の異父兄) | グランベル王国ヴェルトマー公爵家当主→グランベル帝国皇帝 | ファラ直系・ロプト傍系 |
サイアス | 従兄弟(アルヴィスの息子) | グランベル帝国宮廷司祭 | ファラ直系・ロプト傍系? |
ユリウス | 異父弟・従弟(母とアルヴィスの息子) | グランベル帝国皇子 | ロプト直系・ファラ傍系 |
ユリア | 異父妹・従妹(母とアルヴィスの娘) | グランベル帝国皇女 | ナーガ直系・ファラ傍系 |
リノアン | 親族 | 自由都市ターラ公爵家公女 | ナーガ傍系 |
ヒーローズ
光を継ぐ者 セリス
「私の名はセリス。無念の最期を遂げた
父シグルドの遺志を継ぎ…
私には闇と戦う使命があります。」
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 剣/歩行 |
武器 | ティルフィング(専用)↔聖剣ティルフィング(専用) |
補助 | 速さの応援 |
A | HP3 |
B | 差し違え3 |
武器のティルフィングはHPが50%以下のとき戦闘時守備が上がる。ステータスは総合値で見ると高いほうに入るのだが、速さ・魔防が極端に低い。攻撃は高いのだが、仕留め損ねると追撃をとられて返り討ちにあうケースが起こりやすいため、スキルでうまくカバーしたい。
後に武器錬成が追加され、父・シグルドと同じ聖剣ティルフィングへの錬成が可能になった。
2019年1月のアップデートではティルフィングに武器錬成が追加された。錬成すると共通で「祈り」の効果に変わる。特殊効果錬成では、味方と隣接している場合に攻撃と守備が上がる「攻撃守備の絆3」が追加される。
光の皇子 セリス(伝承英雄)
「私はセリス。
力と勇気、そして聖剣ティルフィングで
この世の闇を照らしましょう。」
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 剣/騎馬 |
武器 | 至聖ティルフィング(専用) |
奥義 | 華炎 |
A | 遠距離反撃 |
B | 最後の聖戦(専用) |
C | 守備の相互鼓舞 |
三年越しで2020年6月に地の伝承英雄としてようやく別バージョンが登場。ロードナイトの姿で登場。
通常版とステータスを比べると攻撃と守備が大幅上昇。魔防もある程度は上がって改善したが得意のHPが減り、苦手な速さはさらに劣化してしまう。
専用武器「至聖ティルフィング」は魔防3と自分のHPが99%以下か攻撃された時のみ戦闘中、敵の攻撃守備-6かつ攻撃するだけでHPが7回復する効果で条件はあるが通常版よりも耐久面が上昇した。
専用Bスキルの「最後の聖戦」は自分のHPが半分以上で敵に攻撃されたのみ自分は絶対追撃かつ追撃可能なら自分の攻撃の直後に追撃するいわば切り返し+攻め立ての複合スキル。
通常版よりも耐久面や速さのカバーが出来るようになり、受け専門のユニットになった。
ただ弱点も増え、見切り・追撃効果で追撃封じや騎馬特攻で大ダメージなどリスクは大きい。速さは超鈍足となったのでほぼ確実に追撃されてしまう。HPの管理も必要なのでユニットの組み合わせも重要。自分から攻撃する事には向かないので受けに徹しておこう。
関連イラスト
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ファイアーエムブレム FE 聖戦の系譜 トラキア776 ファイアーエムブレム覚醒
スカサハ レスター デルムッド ロドルバン ディムナ トリスタン アレス
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