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オメガ・ケンタウリの六鎗客の編集履歴

2020-07-03 13:11:03 バージョン

オメガ・ケンタウリの六鎗客

おめがけんたうりのろくそうかく

ゆでたまごの漫画『キン肉マン』に登場する超人の一派。

概要

2017年7月より開始された『キン肉マン』新シリーズに登場する超人勢力。

“完璧・壱式”ゴールドマンとしての自我を取り戻した悪魔将軍に代わって魔王サタンが見出した「サタンの憎しみの感情を体現する真の悪魔となりうる一族」に属する6人の超人で構成される。


完璧超人始祖との戦いが終わって間もない地球に突如として現れ、若手正義超人の訓練施設として再建されたばかりのサグラダ・ファミリアを襲撃。

地球の超人を皆殺しにすると共に、サイコマンが発見した「最初のアポロン・ウインドウ」=マグネットパワーを自分たちの物にしようと画策する(…と当初は思われていたが、実際の目的は違っていた模様)。

サタンが放った結界によってキン肉星・マッスルガム宮殿に幽閉されたアイドル超人軍団に代わって地球を守るために引退を撤回したウルフマン、そして超人オリンピックファイナリストチームで結成した正義の五本槍と対峙した。


敗死した仲間の敵討ちを、「使命」の達成をもって果たそうとするなど強い仲間意識と使命感を持つが、反面全員が「魔王の眷属」に相応しい残忍・冷酷・苛烈な性格の持ち主で、自分たち以外の超人を虫ケラのようにいたぶり殺すことに何の躊躇も持っていない。

その上で対戦相手を分析し、格下と見下す一方で評価するべき部分は認めており、悪人ではあるが完璧超人にも似た強者の風格と矜持を持っている。

実際、後述運命の5王子達とも互角に戦っておりとてつもない実力を持っているのは確かである(なお、オメガマン超人強度は8600万もあり、何千万パワーを持っていると推測されていた)。

また「火事場のクソ力友情パワー)」についても興味を持っており、マリキータマンとルナイトに対してアリステラが「犠牲になってでも相手の力を最大限まで発揮させ、その様子を見させる」追加命令を下した。

しかし、根本的にコミュニティ内での強い結束に帰結しており、敵への敬意も健闘や使命感に対するもので外様との和解などには一切向いていない。


五本槍との対戦を終えた直後、キン肉マンスーパーフェニックスキン肉マンゼブラキン肉マンビッグボディキン肉マンマリポーサの「元・キン肉星王位継承者候補」が出現。サグラダ・ファミリアから新たに5か所の対戦場所(世界各地の城)の提示を受け、各々が先行して移動し、各地でキン肉マン及び運命の4王子を待ち受ける。

いずれの対戦場所もオメガ一族にとって祖先が拠点としていた跡地であることが明らかとなっている。


ギヤマスター曰く、彼らの祖先は本来ならこの地球上に君臨する王族として栄えたはずの一族だったが、太古のある日、神の名を騙り攻めてきた一味と大激闘を繰り広げそれまで築いてきた全てと共にこの星を追われたのが全ての苦難の始まりだったとの事。

この戦いは回想のみで語られ、過去のオメガの民はぶっちゃけヒャッハーと叫びながら暴虐を振るうような民度が低い連中であり、滅ぼされても栓なきと言う感想が一部の読者に抱かれているが、一方でその回想のほとんどが「完璧超人始祖」の視点で過去のオメガの民の事情や美点には焦点が当たってないことや、幾らなんでも語り合いの機会も設けず粛清に走ったのはやり過ぎと言う意見も多く、始祖の間にはザ・マンの罪の始まりと言う意見もある。


彼らの目的はオメガの星の再生であり、地球へ訪れたのはマグネット・パワーの最新研究結果の入手と最後の希望である「火事場のクソ力」を手に入れるため。

彼らの母星は現在滅亡の危機にあり、その再生させる手段としてふたつの力が必要なことが分かった。その一つが“星の力”であるマグネット・パワーであり、真の研究が可能な地球へ訪れた理由である。しかしそれだけではあくまで星の力であるため瀕死状態にある母星を再生するための力である“人の力”が必要であった。


当初それを聴いたオメガの民は安堵していた。特殊な進化を遂げ世代を重ねた現在のオメガの民は上述したように何千万パワーの超人強度を身に着けていたため、人の力には自信があったためである(Ⅱ世では「今の超人は大型化が進んでおり1000万を超える超人はザラにいる」との発言もあるので、オメガの民でも似たような事情があっておかしくないと思われる)。しかし、そんな超人強度があってもなお彼らの人の力は無力であった。しかしかつて彼らが追われた星である地球はたかだか100万パワー程度の超人(+人間他)しか住まわないのにも関わらずますます繁栄していた。自分たちと何が違うのか、長年の研究の末に一つの仮説にたどり着く。それがキン肉マンたちが身に着けた「火事場のクソ力(=友情パワー)」であった。その力こそが母星を再生するための最後の希望になるかもしれないと、その力の謎を解きに来たのである。


そんな事情をパイレートマンから聞いたスグルは「なんでそれを先に言わないのか」「そもそも闘う必要がない」「いくらでも協力する」と告げる。しかし、オメガ・ケンタウリの六鎗客がその説明をしなかったのは、仮に協力した場合、後々スグルたちを騙すことにつながってしまうからである。彼らには大目標である星の再生以外にもう一つの悲願があり、それが前回の闘いでスグルたちが和解したザ・マン超人閻魔」の首を取ること、そして最終的には全ての神の打倒である。しかしそれは復讐のためではなく、彼らの正義を示すための悲願であった。そもそもオメガの民を含めた超人はカピラリア大災害など神々の気まぐれによって翻弄される運命をたどっていた。それを変えるのがオメガの民のもう一つの目的であり、サタンと手を組んだのもそのためである。ただしサタンを「情報源」として扱い、自分たちの意志で動いていると強調している。


メンバー

全員が「宇宙の辺境の地」ことオメガ・ケンタウルス星団の出身だが、元々は太古の地球で繁栄していた超人の子孫であり、「この世(地球)の本来の支配者」を自称している。

紀元前の古代ギリシャ時代に作られた「アンティキティラ島の機械」はオメガの民の繁栄の証であるとギヤマスターが語っている。


オメガマン・アリステラ

オメガマン・アリステラ

オメガ一族の現当主。かつて『キン肉星王位争奪編』でキン肉マンと戦った“超人ハンター”オメガマン(本名:オメガマン・ディクシア)の実の兄でもある。

超人強度はディクシアと同じく8600万パワー

第二戦で日本の安土城でスーパーフェニックスと対決する。


笑い声は弟と同じく「フォーフォフォフォ」。


ヘイルマン

ヘイルマン

氷の肉体を持つ超人。名前の「ヘイル(hail)」とは英語でのこと。

超人強度は5500万パワー

サグラダ・ファミリアの特設Cリングでティーパックマンと対戦、第二戦ではルーマニアのブラン城でマリポーサと対決する。


笑い声は「カキカキ~ッ」。


詳細は当記事を参照。


パイレートマン

パイレートマン

海賊のようなコスチュームに身を包んだ巨漢超人。一人称は「吾輩」。

超人強度は8000万パワー

サグラダ・ファミリアの特設Eリングではカナディアンマンと対戦、第二戦ではソ連(劇中当時)のスワローズ・ネストでキン肉マンと対決。


笑い声は「ムマムマ」。


詳細は当記事を参照。


ギヤマスター

ギアマスター

体の中央に備わった歯車状のメカニズム「ジェノサイドギヤ」であらゆる物を粉砕する巨漢超人。

超人強度は6200万パワー

サグラダ・ファミリアの特設Aリングでベンキマンと対戦、第二戦では中国の紫禁城でビッグボディと対決。


笑い声は「ギュイギュイ」「ギシュギシュ」。


詳細は当記事を参照。


マリキータマン

マリキータマン

テントウムシのようなデザインの超人。黒い斑点模様の付いたマスクに覆われ、目も鼻も口もない顔が不気味。名前の「マリキータ(mariquita)」とはスペイン語でテントウムシのこと。

超人強度は8200万パワー

サグラダ・ファミリアの特設Dリングでカレクックと対戦、第二戦ではイタリアのカステル・デル・モンテでゼブラと対決。


笑い声は登場時は「フィーフィフィフィ」だったが、カレクックとの試合以降は「キャミキャミ」に変わった。単行本では後者に統一されている。


詳細は当記事を参照。


ルナイト

ルナイト

騎士が合わさったようなデザインの超人。

超人強度は6500万パワー

サグラダ・ファミリアの特設Bリングでウルフマンと対戦する。


笑い声は「ガウガウ」。


詳細は当記事を参照。


関連タグ

キン肉マン サタン(キン肉マン) オメガマン オメガマン・アリステラ



























この先はネタバレを含みます


過去のオメガの民は、地球に残るオーパーツの起源となる文明や発展を遂げていき、ザ・マンもその外への攻撃的な姿勢など至らぬ部分はあれど自分の想像を越えて独自の発展へと至った彼等に、超人の可能性、それと自分の行いに自信をもたらした。

同時にオメガの民は神越えを掲げており、超人殲滅を目論む一派に殲滅の大義名分をもたらす危険性が生じかねてしまい、それを憂慮したザ・マンは完璧超人始祖に粛清を命じつつオメガの宗家を宇宙に逃がしたのが、過去の真相だった。

ザ・マンは新たな地での発展を願ったのだが、結果的にオメガの民は憎しみと恨みの方向へと突っ走ってしまうこととなる。

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