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TVQ九州放送の編集履歴

2020-07-12 12:04:32 バージョン

TVQ九州放送

ていぶいきゅうきゅうしゅうほうそう

福岡にあるテレビ東京系列局。テレQ。

概要

福岡県のテレビ局で、テレビ東京系列(TXN)および日本経済新聞グループ、西日本新聞グループ。


1990年9月1日にティー・エックス・エヌ九州(TXN九州)として設立、翌年4月1日に開局した。なお、正式な社名がTXN九州ではなくティー・エックス・エヌ九州であったのは、当時の商号法ではアルファベットを使った会社名が認められなかったため。

2001年1月に一旦ティー・ヴィー・キュー九州放送と改名したあと、商号法の改正でアルファベット表記の社名が認められることになったため2002年11月に現在の商号に改められている。

2019年4月以降は「テレQ」の表記が使われている。

なお、略称にQを使うのは本局とQAB琉球朝日放送のみである。


TXNのテレビ局は、テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビ北海道、テレビせとうちというように、「テレビ+地域名」がつけられるが、TVQの場合、佐賀県のケーブルテレビ局として「テレビ九州」があったため、「ティー・エックス・エヌ九州」となった。愛称とクレジットには「テレキュー」「TVQ」が当初から使われていたが。TVQは「TVQテレビ九州」および「TVQテレビ福岡」を商標登録している。


キャッチコピーは開局当初は「ハートにキュー!テレQ」、開局20周年時は「直Q勝負!」、2015年10月から2019年3月までは開局25周年を記念して「少し違うがクセになる」だった。2019年4月からは愛称とロゴが「テレQ」に変更されたことに伴い、「7ちゃんは、いろいろ見てみる やってみる。」となっている。


本社が2つある理由

テレビ西日本が1974年に本社を福岡市へ移転したことで民放の本社がなくなった北九州市が、TVQに本社を北九州市に設置するよう働きかけ、福岡市と官民挙げての争奪戦になった。当時の新聞に「4対1か5対0か」という広告が掲載されたほど。


最終的に本社は日本経済新聞西部支社のある福岡市に置かれることになったが、北九州市の面子を立てる意味も込めて北九州市にも本社を設置した。ただしこちらの本社は事実上の支社として使われているのが実情である。


番組

プロ野球福岡(ダイエー→)ソフトバンクホークス戦実況中継「テレQスーパースタジアム」を4月から9月の火曜18:57-20:54、土曜18:30-21:00、日曜13:00-16:00に放送。

2010年4月から2015年までは火曜日は18:30スタートだったため、「ピラメキーノ」の火曜放送分を翌日水曜日の7:30-8:00、すなわち「おはスタ」の後に放送した。現在は以下の番組が野球中継の影響を受ける。なお、いずれの時間帯もローカルセールスだったりする。

  • 火曜エンタテイメント!→火曜エンタ:原則放送なしだが、土曜12:00-13:55に放送される事がある。
  • ありえへん∞世界:遅れ日数拡大。
  • 開運!なんでも鑑定団:中継の有無にかかわらず放送。ただし2時間スペシャルの場合は放送曜日を差し替え。また放送開始当初は事実上放送がなかった(夜9時台の延長オプションをほぼ使っていたため)。
  • 土曜スペシャル:「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」シリーズは(基本)放送日時差し替え、それ以外は原則放送なし(本来の放送時間帯では野球中継のない場合は後述の「土曜の夜は!おとななテレビ」と「ちょっと福岡行ってきました!」を放送)。

また、日本のテレビ局で初めて韓流ドラマを放送した(1996年に土曜深夜に放送したMBC韓国文化放送制作作品「ザ・パイロット」。韓国空軍大韓航空のパイロットを描いた作品)。そんなこともあり、2020年春の改編時点では、平日朝8時台・昼3時台後半に韓流ドラマの放送枠を設定している。


テレQスーパースタジアム以外の主な自社製作番組

  • 九州けいざいNOW→ぐっ!ジョブ〜九州ゲンキ主義経済〜

福岡県を中心とした九州の経済情報を取り上げる、いかにも日本経済新聞の関連会社がかかわる番組である。

  • 土曜の夜は!おとななテレビ

土曜18:30-20:00に放送される、パパイヤ鈴木と神田愛花(元NHKアナウンサーで福岡局勤務経験あり)がナビゲーターを務める情報番組。

  • ちょっと福岡行ってきました!

土曜20:00-20:54に放送される、豪華なゲストが福岡県内を回る旅番組。


「土曜の夜は!おとななテレビ」「ちょっと福岡行ってきました!」のため、太川陽介蛭子能収羽田圭介田中要次とマドンナによる「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」は放送されないか2時間に短縮されたバージョンで放送される。ただしフルバージョンに関しては、正月特番として組まれた場合を中心にそれ以前からごくまれに放送してはおり、特に2016年6月25日分の第23弾(宮崎・青島〜長崎・グラバー邸)と2020年3月28日分のZ第13弾(大宮〜黒部)に関しては、テレビ東京と同時ネットという、(TVQにしては)異例の措置を執った(TVQスーパースタジアムの放送予定がなかった等の事情もあろうが)。

  • きらり九州めぐり逢い

吉本新喜劇の劇団員である寿一美が九州各地を旅する番組(ただし寿以外の人物が旅する場合がある)。2006年10月21日から2009年9月19日まで土曜19:00-19:55、2009年10月24日から2012年11月3日まで隔週土曜19:00-20:54、2012年11月10日から2017年9月30日までは20:00-20:54に放送されていたが、2017年10月7日からは土曜13:59-14:30に放送されている。

  • おっほ〜ゴッホみたいに言うな!!〜

2015年10月から2018年3月まで放送された番組。元々は金曜深夜に放送されていたが、sakusakuと枠交換する形で日曜深夜に移動している。ツイッター1コマ漫画芸人・おほしんたろうがメインパーソナリティを務める。

  • ばりすご☆ボイガー7→ばりすごMAX

子供向けバラエティ番組。末期は『ピラメキーノ』の金曜放送分の差し替えで放送した。


アニメ事情

火曜から金曜の夕方6時台前半・火曜と金曜の夕方6時台後半・土曜朝・日曜朝と夕方にアニメ枠を控えているテレビ東京の系列局だからか、1年のアニメ総放送本数が鳥取県岡山県香川県徳島県以西では最多だったりする(参考までに2019年4月から2020年3月にかけての放送本数は31本。なおこの本数は再放送は除く。さらにテレビ東京の平日夕方6時台のアニメ枠は2020年4月時点よりも多かった)。特に深夜アニメの放送が目立つ。


現在に至るまで唯一製作にかかわったアニメは『サラダ十勇士トマトマン』である。ただしテレビ東京と共同製作であるため、現在のところテレビ東京系列で唯一TVQ単独製作アニメが1つもない。

TVQを除くテレビ東京系列5局で放送されたサッカーを題材としたアニメ「フォルツァ!ひでまる」は、福岡県ではテレビ西日本が放送した。


深夜アニメ

この放送局はとにかく深夜アニメを多く放送していた。なにしろテレビ東京の全6局放送作品ばかりか独立局作品の放送まで請け負っていたため、結果放送本数は年10~15本程度にも及んだ。これは3大都市圏以外のテレビ局では異常とでも言うべき多さであった。


独立局作品については、KADOKAWA原作の作品、特に角川書店が製作にかかわるアニメを多く放送していたほか、富士見書房が製作にかかわるアニメも放送することがあった。

それ以外でもアニプレックスが絡んだ作品も時々放送していた(例えば「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」シリーズ2作、「ソードアート・オンライン」、「魔法科高校の劣等生」。ただしいずれもアスキー・メディアワークスがらみ)。

その一方で「R-15」は放送開始直前になって放送を取りやめ、「魔装学園H×H」では、製作サイドが放送予定と発表した後に放送取りやめを発表したが、のちのJ-CASTニュースの取材でTVQが事前に放送しない旨を製作サイドに伝えていたことがわかった(参照)。もっとも、この2作品と同じ傾向にあるはずの「トリアージX」や「俺の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件」や「新妹魔王の契約者」シリーズ2作品に関しては、放送取りやめどころか、最終回まで完走している。


だが2016年6月29日に放送された「ハイスクール・フリート」最終回をもってアニプレックスがらみのアニメの放送がなくなった。

そして2019年春の改編で深夜アニメの放送そのものに大なたが振るわれた。その結果、独立局作品の新作が放送されたのは2019年4月から2020年3月にかけては事実上「Dr.STONE」のみ、しかも深夜アニメ枠そのものも本作の放送枠のみにまでシェイプアップされている。また、テレビ東京の深夜アニメもその年の7月10日放送の「八月のシンデレラナイン」最終回限りで放送をやめた。さらに放送実績のある作品の続編も、2019年春期の、「文豪ストレイドッグス」第3シリーズの放送は行わず、それ以後の他作品の続編の放送も行わなかった。

しかし・・・・・・・・・・・・・


2020年1月期、ネット配信作の“再放送”である「ケンガンアシュラ」と以前AT-Xと東名阪のテレビ東京系列局で放送された「Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)」の編集版と、新作ではないものの深夜アニメ枠が2枠に増加、さらに2020年4月期の「プリンセスコネクト!Re:Dive」で、新作深夜アニメおよび独立局作品の放送が復活した。さらに2020年4月期の「アイドリッシュセブン Second BEAT!」も(ひとまず第4話まで)放送、(ケースバイケースながら)続編の放送も再開している。その上、「転生したらスライムだった件(転スラ)」(の第1期)の放送も行っているそうである(同年10月からの第2期第1部から始まる予定だった、シリーズ9ヶ月連続放送への準備のためだったが、翌年1月期に開始時期延期)。しかも「KADOKAWA『春の異世界×ファンタジーまつり』」と称した、KADOKAWA独立局作品のごく一部の第1話のみ3ヶ月連続放送(「リゼロ」2期延期のピンチヒッター)も実施。結果深夜アニメ枠は引き続き放送されている「ケンガンアシュラ」の枠も含め5枠にまで増加した。2019年に実施したスリム化は何だったのか?もっとも、翌2020年7月期は前期に引き続きの「転スラ」、ようやく放送されている「リゼロ」2期、そしてネット配信作「バキ」の続編にまでシェイプアップを果たしている。


送信所

アナログ放送の親局は福岡市内の鴻巣山に置かれ、先発UHF局の福岡放送親局とNHK福岡放送局小笹中継局も置かれていた。デジタル放送では先発VHF局4局と同じ福岡タワーに移転している。本当はアナログ放送のうちに福岡放送と共に福岡タワーへ移転する予定だったが、資金面からアナログ放送は2011年7月まで鴻巣山から送信していた。

直接受信可能なエリアは福岡県にとどまらず、佐賀県山口県西部と周防灘沿岸、長崎県有明海沿岸部、壱岐・対馬の両市、大分県北西部、熊本市以北の熊本県北部、愛媛・島根両県の一部と広範囲に渡るが、地元局が同一チャンネルで送信している場合混信妨害を受ける場合もある。


受信可能世帯数はテレビ東京のメディアデータによると、約331万5千世帯とテレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知に次いで多く、TXN系列4番目である。


その他

先述の通り4月から9月までの火曜18:57-20:54と土曜18:30-20:54にプロ野球中継「テレQスーパースタジアム」を設定しているが、特番枠である土曜日はとにかく、火曜日に関しては番組差し替えが行われており、そのせいで『週刊少年ジャンプ』アニメコンプレックス枠だった「火曜いージャン!!」の放送が事実上できなくなった、ということがあった(ただし構成されていた「BLEACH」と「銀魂」そのものは土曜朝に放送)。


外部リンク

※ただし、特撮ドラマの「牙狼」シリーズやバラエティ番組の「A応Pのあにむす!!」もなぜかここに掲載されていた。

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