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ハドソンの編集履歴

2020-09-05 03:03:43 バージョン

ハドソン

はどそん

株式会社ハドソンとは、かつて存在したゲームメーカーである。

概要

かつて存在した老舗ゲームメーカーのひとつ。北海道で当初は街の小さなアマチュア無線ショップ『CQハドソン』として創業したが、創業者兄弟の兄がある時からプログラミングにはまりやがてホビーパソコン用ソフトを販売した事がゲームメーカーとしてのハドソンの始まりである。


エピソードとして、まだホビーパソコンではゲームメーカーが少なくプログラムは自分で打ち込んでゲームを作るという時代であった。供給媒体はカセットテープの時代で近所でカセットテープを購入してソフトを書き込み、ラベルを貼ってパッケージングと手作業だったにも関わらずコストが安くローリスクハイリターンだったそうである。基本的に通信販売だった為、評判が評判を呼び袋一杯の全国各地からの現金書留が彼らの元に届くという事が日常茶飯事だったとか。


社名はC62蒸気機関車の車軸配置であるハドソン形に由来する。創業者の工藤裕司は熱烈な鉄道ファンで、特にC62形をこよなく愛していた。社長室には常に組立途上の鉄道模型が置かれていたり、本社の入口にC62の部品が飾られていたり、会社の代表電話番号の末尾4桁は4622、郵便番号をC62と見た目が似ている「062」にするため、本社をわざわざ札幌市豊平区に置くというこだわりぶりであった。また中央研究所の屋上には乗用鉄道模型の線路も敷かれており専属のエンジニアが配属、本社大会議室のテーブル中央には鉄道模型のジオラマが置かれ、C62の模型が走っていたという。


企業のシンボルキャラ「ハチ助」はアマチュア無線ショップ「CQハドソン」の時代からのキャラクターで、アマチュア無線のエリア番号が北海道は「8」である事をかけたネーミングらしい。なお、大手ゲームメーカーになってからもアマチュア無線ショップとしての営業もしばらくは継続していたと言われている。


ファミコン初のサードパーティであり、ゲーム大会「キャラバン」を主催し社員の高橋名人がファミコン名人として人気を博すなど、初期の家庭用ゲーム業界の牽引役を担った。スーパーファミコンではボンバーマン桃太郎電鉄等のパーティーゲームが有名だが、PCエンジンでは天外魔境銀河お嬢様伝説ユナなどレッドカンパニー(現:レッド・エンタテインメント)との共同制作でキャラクター色の強い作品も手がける。


技術力は高く、Hu-BASICなどの基本ソフト、PCエンジンハードウェアの共同開発なども行っていた。開発に関わったマリオパーティは人気シリーズとなり、次世代機に入っても開発力を発揮した。また、今でこそ信じられないだろうが任天堂のゲームをパソコンに移植していた頃もあった。(例:スーパーマリオブラザーズスペシャル等)


だが1998年にメインバンクである、北海道拓殖銀行がバブル崩壊の煽りを受けて経営破綻した事を皮切りに資金繰りが悪化。同時期にはPC-FXの失敗でNECホームエレクトロニクスがゲーム事業から撤退してしまう。2001年にコナミが筆頭株主になる。2000年代に入ってからはボンバーマン、桃太郎電鉄シリーズ、キャラゲーに頼るようになり、オリジナルRPG、アクションゲームは殆ど見られなくなった。


その後、2005年にはコナミグループの一社に組み入れられ、2011年に完全子会社化。そして2012年3月1日をもってコナミデジタルエンタテインメントに吸収合併された。

なお、ボンバーマンなどハドソンで発売されたゲームソフトシリーズはハドソンブランドとしてコナミから発売されていたが、新作ソフトは殆ど出されることはなく、2013年末をもってブランド自体が消滅、コナミブランドに統一された。(版権自体は現在もコナミが管理している)


末期はパズルゲームを頻繁にリリースしていた。


主なソフト

自社作品

RPG


A・RPG


STG


ADV


SLG


アクションゲーム


パーティゲーム


パズルゲーム


スポーツゲーム


他社作品の移植作


版権タイトル


関連イラスト

PCエンジンの日々

火の勇者たちBugってハニー


関連タグ

ゲームメーカー レトロゲーム

ファミリーコンピュータ PCエンジン


高橋名人 買わなきゃハドソン

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