概要
『おそ松さん』(第3期)に登場するエピソードで、第3話Bパートのサブタイトル及び挿入歌である。初回放送は2020年10月27日(26日深夜)。
ストーリー
とある世界で、ごく普通の中学生である松野一美は、最近多くの女子から人気を集めているジュウシ先輩に恋心を抱くようになる。しかし、学校の廊下で馬に乗った彼と偶然出会っても、自信の無さでいつもラブレターを渡せずじまいな自分自身に嫌気が差していた。
そんなある日の放課後、クリオネのような妖精と出会った彼女は自分に魔法天使になる使命があると告げられる。同時に、妖精から受け取った変身アイテムのステッキに「君が持ってる真っ直ぐな思いを込めてごらん」とアドバイスを貰った一美が変身した姿とは……？
余談
- 主人公・一美の容貌や実家(クレープ屋)をはじめとし、今回のエピソードは1983年〜1984年に日本テレビで放送された女児向けアニメ『魔法の天使クリィミーマミ』が元ネタとなっており、制作会社繋がりのセルフパロディにもなっている。
- また、OP映像では同作のOP『デリケートに好きして』だけでなく『魔法の妖精ペルシャ』のOP『見知らぬ国のトリッパー』のワンシーンも再現されている。
- 更に、挿入歌のボーカルを担当した五條真由美は『プリキュアシリーズ』の初期から様々な楽曲を歌っている力の入れようである。
- 変身後の姿は1982年と1991年に放送された『魔法のプリンセスミンキーモモ』が元ネタであると思われる。
- サブタイトルの「私が魔法天使？ありえない！」はプリキュアシリーズ初代作『ふたりはプリキュア』第1話のサブタイトル「私たちが変身！？ありえない！」のパロディ。
- 本作のメインキャラクターがF6とは違う形の逆作画崩壊レベルで美化された中、主役の一松や十四松以外の他の4人(ただし中の人は同じ)は元の面影すら感じない程の美少女になっている。またトト子の中の人が妖精役として出演している。
- 一美の変身シーンは『美少女戦士セーラームーン』のような変身バンクとなっているが、元作品ではこのような演出は無い(どちらも制作年が異なるので無理は無いが)。
- なお、この後の第4話の次回予告も一美が担当している。
- 因みに、原作者繋がりの別作品のとあるエピソードでは元作品の主人公の中の人がゲストキャラの1人を演じている。
- 一美の実家が経営するクレープ屋の名前は「INVIDIA（ラテン語で“嫉妬”）」。
- また、サブタイ時に登場した赤い花は、百合かヒヤシンスとする説が有力。花言葉は、前者であれば「虚栄心」、後者であれば「嫉妬」となる。
