ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ラドンの編集履歴

2021-01-26 01:54:34 バージョン

ラドン

らどん

ラドンとは、東宝が制作した怪獣の一種である。

曖昧さ回避

  1. 原子番号86 元素記号Rn 常温で気体の元素
  2. ギリシャ神話に登場する百の首を持つ竜、正式にはラードーン
  3. ゴジラシリーズに登場する怪獣、本記事にて解説

概要

元々は『空の大怪獣ラドン』と言う別の東宝怪獣映画での主役。

超音速で空を飛ぶプテラノドン型の巨大怪獣で、ゴジラ同様に核実験で増加した放射能の影響で復活した古代生物。


阿蘇山の地底にて卵の状態で眠っていたが物語中盤にて孵化、近場で蔓延っていたメガヌロンの群れを捕食して成長し、成体になると阿蘇から飛び立って九州各地で暴れ回り、後に現れた2匹目と共に駆除に出た航空自衛隊をその優れた高速飛行能力で翻弄した。


初代ラドンは最終的に2頭とも阿蘇山の噴火に巻き込まれて火口に墜落して死亡(墜落シーンの撮影時に片方の翼を吊っていた糸が切れる偶然により、力なく落ちていく感じが強調されている)し、以降は二代目(初代の子供とされる)がゴジラシリーズに登場し、以後同シリーズの怪獣として扱われるようになる。


武器は巨大な体で空を飛ぶ事で生み出すソニックブームで、ラドンが低空飛行するだけで周辺の建物は大変な事になる。なお平成ゴジラシリーズに登場した別個体はファイヤーラドンになった際に口から熱線を吐くようになった。

  • 初代ラドンも、口から煙状の高温のブレスを吐いてタンクローリーを爆破している。
  • モンスターバースのラドンも、壁画でブレスの様な攻撃を発射しているほか、1シーンだがワシントンでフレアーを思わせる火炎弾を連続して吐いている。

飛行能力においては速度のみならずホバリング能力にも優れ、『三大怪獣 地球最大の決戦』ではモスラを背に乗せた状態で、モスラが安定してキングギドラに糸を吐きかけられるよう、一定の高度・位置に滞空し続けるという芸当も見せている。


好物は古代トンボ幼虫である巨大昆虫メガヌロン(ちなみに後年の作品ではメガヌロンが成虫になった姿であるメガニューラメガギラスが登場している。人や家畜、クジラなども捕食する。


同族への仲間意識が強い面も特徴。

初代ラドンもVSシリーズのラドンも命懸けで仲間を救おうとする場面が描かれている。


初のゴジラシリーズ登場作品『三大怪獣 地球最大の決戦』で共演したゴジラ・モスラと共に東宝三大怪獣と呼ばれているのだが、ラドンのみ唯一自分の名前がゴジラと共にならんでいる作品が作られていない。ちなみに『三大怪獣 地球最大の決戦』の短縮版ではタイトルが『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 地球最大の決戦』になっているという、どこかの地底怪獣みたいな酷い嫌がらせを受けている。


さらに『怪獣大戦争』の短縮版は『怪獣大戦争 キングギドラ対ゴジラ』と、出演回数こそ多いものの、タイトルに名前が入っていたのは主演作の『空の大怪獣ラドン』のみである。これ以外にも東宝三大怪獣では何かと扱いが悪く、モスラ3では敵怪獣が新怪獣→ラドン→キングギドラと変更される、ミレニアムシリーズではの方が出世する、『ゴジラ FINAL WARS』ではその他大勢扱い、『GODZILLA 怪獣惑星』及び前日譚の『GODZILLA 怪獣黙示録(小説)』でも雑魚扱い等々、かつての看板怪獣の割にはいまいち出番に恵まれない時期が長く続いた。本格的な復活は後述する『KOM』まで待つこととなる。


各作品での扱い

三大怪獣地球最大の決戦

3体目の個体(2代目)が阿蘇山から出現。移動中にゴジラと遭遇して交戦していた所をモスラに地球を襲うキングギドラと戦おうと持ちかけられる。当初はゴジラともどもそれを突っぱねていたが、単身ギドラに挑むモスラを見て参戦を決意、ゴジラやモスラと連携してギドラと戦い、最終的に追い払うことに成功した。


怪獣大戦争

前作の戦いの後、どこかの山の中で眠っていたが、X星人が自分の星で暴れるキングギドラへの対抗策にするということで、「怪物02」としてゴジラと一緒にX星に運ばれ、そこでギドラと再戦して撃退する。しかしこれはX星人の罠であり、あの後でX星人に捕まって操られてしまい、ゴジラ、ギドラと共に地球侵略の手段として使われてしまう。地球人の活躍でその支配から脱するとギドラと3度目の戦いを繰り広げた。


怪獣総進撃

日本の「小笠原怪獣ランド」にてゴジラを始めとする多くの他の怪獣と共に共存していたが、地球侵略を企むキラアク星人に捕獲されてそのコントロールを受けてしまい他の怪獣ともども世界の主要都市を攻撃、自身はモスクワを襲撃する。キラアク星人のコントロールが溶けた後はゴジラを中心とした怪獣連合軍に入ってキラアクが最後に送り込んだキングギドラと戦った。


ゴジラvsメカゴジラ

ベーリング海に浮かぶアドノア島にて誕生した翼竜プテラノドンの突然変異体という設定。

詳細はファイヤーラドンを参照。


ゴジラ ファイナルウォーズ

X星人の地球侵略計画のために操られてニューヨークを襲撃、地球防衛軍の空中戦艦ランブリングと交戦し、一度目はX星人の思惑によりすぐに消え去るが、二度目の襲撃時にはランブリングを撃墜し、ニューヨークを壊滅させた。ゴジラ復活後は日本の富士山麓でアンギラスキングシーサーと共にゴジラを迎え撃つが、ゴジラの圧倒的な戦闘能力の前に3匹まとめてノックアウトされた。

NY出現時の満月をバックに摩天楼へと降り立つ姿から巷で「怪獣貴族」の異名を手に入れた。


King of the Monsters

メキシコの活火山の内部で眠っていた灼熱の身体と翼を持つ巨大翼竜という設定。

詳細はRODAN2019を参照。


GODZILLA(アニメ映画)

前日談小説『怪獣黙示録』、『プロジェクト・メカゴジラ』に複数体登場。

『ヘドラ作戦の成功により、ラドン、アンギラスは沈黙。しかし…』

1体目のラドンⅠは2005年11月に白頭山から出現。南西に移動し北京にてアンギラスと戦ったが、生物兵器ヘドラによってアンギラスもろとも駆除された(このシーンは『怪獣惑星』のオープニングにて万里の長城で白骨化した姿が映っているがどう見てもただのプテラノドンにしか見えない)。

2体目のラドンⅡは日本の九州を通過。

ゴジラが出現した2030年代後半にはローマに居座ってイタリア半島を主な餌場にしていたほか、ゴジラがヨーロッパに出現してからはそれから逃げるようにユーラシア大陸の中央部に群れを成して移動、定着し、互いに敵対関係にあるメガギラスと共にシベリア経由で移動する難民たちや餌であるメガヌロンとそれから逃げるオペレーション・グレートウォールの行員を襲撃していた(後者に至っては鉱山内に侵入できたことから幼体だった模様)。


ちなみに『怪獣惑星』の初期案には「スズメの群れのように飛んでいるラドン」というのがあったがさすがに難しかったらしく没となった。


ゴジラS.P

PVにて登場が確定。

過去作よりもより翼竜らしい容姿をしており、トサカが2本で大型のケツァルコアトルスのような姿の個体と、トサカが1本で歯がぎっしり敷き詰められた口内をもち大量の群れで都市を襲撃するズンガリプテルスのような姿の個体が確認されている。


登場作品一覧

1956年 空の大怪獣ラドン

1964年 三大怪獣 地球最大の決戦

1965年 怪獣大戦争

1968年 怪獣総進撃

1993年 ゴジラVSメカゴジラ

2004年 ゴジラ FINAL WARS

2017年 GODZILLA 怪獣惑星

2017年 GODZILLA 怪獣黙示録(小説)

2019年 GODZILLA: King of The Monsters

2019年 怪獣人形劇 ゴジばん


余談

  • ゴジラと共闘することが多かったため、『ゴジラ FINAL WARS』ではとどめを刺されなかった。
  • 『三大怪獣 地球最大の決戦』でのゴジラの意見に同調するラドンの言葉を小美人が意訳した「ラドンも、そうだそうだと言っています。」というセリフが一部でネタにされている。
  • 英語表記が「Rodan」な為、前述のレジェンダリー版続報の際に「ロダン?」と1体だけ間違われたり、海外の反応系サイトで思いっきり「ロダン」と書かれてしまっていたりする。
    • なぜ英語表記が「Rodan」なのかについては「最初にラドンの映画が海外で公開された際に現地発音でラドンに近かったから」「プテラノドンの綴りを短くしたもの(Pteranodon→Rodan)」「プテロダクティルスの綴りを短くしたもの(Pterodactylus→Rodan)」「元素のラドンと混同しないようにするため」など様々な説があるが、はっきりした答えは現状存在していない。
  • ウルトラセブン』に登場するカプセル怪獣アギラの鳴き声はこのラドンの鳴き声をほぼそのまま流用している。

関連イラスト

着色コラボ

ラドン(1964) 【ニコニコ動画用イラスト】ラドン(2004) 【ニコニコ動画用イラスト】


関連項目

怪獣 映画 特撮 翼竜 バードン

メガヌロン - ラドンの好物。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました