概要
ジャンプSQ創刊6年記念の新連載として、2013年12月号よりスタートした、陰陽師を題材にした和風ファンタジー作品。
助野嘉昭の連載第二作目。既刊は2020年11月現在、23巻。
ストーリー
「禍野」より出でて人に仇なす異世界の化け物ケガレ―。
その異形を祓い、戦いに終焉を齎す『神子』を生む運命の夫婦、双星の陰陽師。
中学生の少年・焔魔堂ろくろは、ケガレを祓い清める最強の陰陽師をかつて目指していたが、ある事件を機に陰陽師になることを拒んでいた。
そんな彼の前に運命の少女・化野紅緒が空から突然降ってきて…!?
登場人物
- 双星の陰陽師
本作の主人公。特徴はボサボサの癖っ毛に鮫のようなギザギザ歯。
異次元『禍野』に現れる、人の世に仇なす侵略者『ケガレ』達を祓うべくして陰陽師を目指した。
戦闘時は右腕を強大な破壊力を宿す異形に変えて戦うパワー型。
本作のメインヒロイン。
姫カットのロングヘアとスレンダーな体型がチャームポイント。
スピードを生かした変幻自在の連続攻撃を主眼とした戦闘スタイルで、多数のケガレを同時に相手取れる。
焔魔堂ろくろと戦うことになった際そのスピードでろくろに苦戦を強いた。
ろくろの幼なじみ。
ろくろの宿敵であり、紅緒の兄。
総覇陰陽連
全陰陽師を束ね、禍野の脅威から人類を守るために作られた組織。
日本全国に支部を持ち、本部は日本地図にも載っていない離島『土御門島』にある。
十二天将
星火寮
ケガレ
禍野に生息する異形の怪物。
人間の負の思念から生まれるとされている。
陰陽連では強さなどから5段階にクラス分けしている。
婆娑羅
「ケガレ」の最上位。
人間に酷似した姿に人語を解する高い知能と莫大な呪力を持つ極めて危険な存在。
下のクラスのケガレと違って確固たる肉体を得ており、祓われても消えることなく遺体が残る。それ以外にも食事や排泄をする、睡眠をとる、性欲も有る、などいろいろな意味で人間に近い存在である。
現在11体存在が確認されており、危険度によってランク分けされている。
新たに10体の婆娑羅が登場した
アニメオリジナル
闇無(CV:井上和彦)
師 (CV:大原さやか)
山門 (CV:KENN)
千々石&百道 (CV:松岡禎丞)
鬼無里 (CV:山本匠馬)
いずれも原作には登場しないが何人かは原作の婆娑羅と一部設定が共通する。(いくつかの婆娑羅は原作に登場)
・アニメの師と原作の加布羅は共に蹉跎椿を殺害し、美玖から仇討ちの対象として狙われている。
・アニメの山門と原作の銀鏡は共に下位のケガレを融合させて作った巨大ケガレを使役する。
・アニメの千々石は糸を使って戦う、パートナーが居たなど聖丸と設定を同じくし、士門相手の戦闘の過程も原作の聖丸vs士門と酷似している。
・最古参の婆娑羅は陰陽師との戦いに興味がなく音楽好き。
真蛇
上級ケガレ
ちょっとしたビルほどもある巨体に人間と会話可能なほどの知性と強大な呪力を持ち、更に呪力を用いた技や術を用いる強敵。
祓うには十二天将か上級陰陽師を含む大部隊が必要とされる。
ワダツミ
カマキリザカ
蛇
中級程度のケガレ。
体高10m程もある巨体に加え、多少なりとも知恵が付いており巨大な剣などを使うこともある。
星火寮の陰陽師では10人程の部隊を組まないと対処できない。
本土では稀にしか現れない強敵という扱いだが土御門島では通常兵にすぎない。
般若
下級のケガレ
常人を大きく上回る体格とそれに見合った腕力を持ち、人間を容易く殺害できる。
その反面、動きは鈍く知能も低いので星火寮の陰陽師でも1対1なら対処可能。
土御門島にはこの般若の上級以上しか出ない。
泥眼
最下級のケガレ。
体格は子供から一般男性程度。見た目通りの腕力で武器を使うだけの知恵もないので戦闘力は低く、一般人の殺害にも苦労する程で、むしろ共食いしていることの方が多い。
星火寮の陰陽師でも1人で複数体まとめて相手取れる雑魚。
土御門島には居ないらしい。
TVアニメ
2015年12月4日発売のジャンプSQ1月号にてアニメ化が報じられた。
主題歌を和楽器バンド、アニメーション制作を『NARUTO』や『おそ松さん』で知られるスタジオぴえろが担当する事が発表された。
その後の追加情報により、放送時期は2016年4月であること、放送局はAT-X及びテレビ東京系列全6局であることが発表された。
放送時間はAT-Xは毎週土曜23:30-0:00、テレビ東京系列では毎週水曜18:25-18:55。
某錬金のように放送途中で原作に追い付いてしまうため、21話から完全オリジナルストーリーに転向し、2017年3月までに全50話が放映された。
そのため、基本設定などが原作コミックとは大きく異なる。
<違いの例>
・原作では安倍晴明は女性だがアニメでは男性。
・陰陽連本部は原作では土御門島にあるがアニメでは京都にある。
・ろくろと紅緒が担う陰陽の属性が原作とアニメで逆。
・敵幹部に該当する婆娑羅は前半に出た神威を除いて全員アニメ独自のキャラ。
・原作では双星は高校生になってすぐの時点で1人でも十二天将ともそこそこやり合える強さだが、アニメでは高校生になってかなり経ってからでも二人掛かりで天将1人にあしらわれる程度の強さ
・ラスボスにあたるケガレの王がアニメには居ない
・ケガレの正体がアニメでは人間の負の思念、陰の気から生まれた魑魅魍魎。原作では蘆屋道満が作り出した呪術生命。
などなど
制作スタッフ
監督 | 田口智久 |
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副監督 | 五十嵐達也 |
シリーズ構成 | 荒川稔久 |
キャラクターデザイン | 貞方希久子 |
プロップ・ケガレデザイン | 伊藤秀次 |
総作画監督 | 貞方希久子・竹田逸子 |
色彩設計 | 合田沙織 |
美術監督 | 東潤一・前田有紀 |
音楽 | 遠藤幹夫 |
音楽制作 | エイベックス・ピクチャーズ・テレビ東京ミュージック |
音響監督 | 髙桑一 |
音響スタジオ | 神南スタジオ |
撮影監督 | 今泉秀樹 |
撮影 | 颱風グラフィックス・スタジオコスモス |
アニメーション制作 | studioぴえろ |
主題歌
オープニングテーマ 『Valkyrie -戦乙女-』
歌:和楽器バンド
エンディングテーマ 『アイズ』
歌:加治ひとみ
関連動画
TVアニメ「双星の陰陽師」ティザーPV 【開門篇】
TVアニメ 「双星の陰陽師」PV 第2弾 ~列島覇乱篇、突入~
関連イラスト
日常 | 戦闘 |
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作者によるイラスト