周防桃子
すおうももこ
「お兄ちゃん、内緒話するから早くしゃがんで!」
プロフィール
人物像
『アイドルマスターミリオンライブ!』の登場アイドル(シアター組、39プロジェクト)の1人である。
プロデューサーとはビジネスライクな関係だと主張するわりには「お兄ちゃん」と呼んでくる、ある意味で妹のようなアイドル。
特技にもあるように芸能生活で培ったその暗記力の高さを会話の中でも窺うことができる。
プロデューサーから見下ろされることを嫌がったりすることからも解るとおり、背が低いことを気にしており、それをカバーしてPを含む大人と対等に接するために踏み台を利用している。この愛用の踏み台がなくなると少々取り乱す一面をみせることもある。
なお、140cmという身長は「ミリオンライブ!」のアイドル52人の中で最も低い。
作品内で踏み台にされたり、キャプションで俺が、俺たちが踏み台だと宣言するプロデューサーもいる一方、隣で支える・寄り添う形でプロデュースしていくプロデューサーも多くいる。
幼少から芸能界にいるためか、はたまた年齢からして反抗期なのか、いずれにせよ発言の節々からはワガママで上から目線、そして冷めた姿勢を保ったままの印象を受けるであろう。芸歴を重視し、年齢の割には相手が年上の人でも生意気な態度を取ることもしばしばある。一例として、GREE版の営業において場を先導しようとするこのみお姉さん(24)と、彼女にノリノリでついていくイケメン女子をアレな子達扱いするなど、なかなか辛辣である。
ただしプロデューサーを気遣う発言や、買い物や肩揉みなど何かにつけて注文をしてくることを踏まえれば、芸能界での先輩という意識が単に先走ってしまい、甘えたいのに甘えられないだけなのかもしれない。
ミリシタのメモリアルコミュ5によると、彼女が生意気な性格になったのは幼少期の生い立ちによるものが大きく、芝居が上手だと褒められた故に周りの子の芝居を見下してしまい、そのせいで皆と喧嘩をする事が多発し友達が出来なかったという。当時を知るディレクターからその事を言われた際は強く落胆し、プロデューサーに涙を見せていた。
人間関係
事務所内のポジションも非常に独特。アイドルとしては事務所の先輩に当たる春香達を年上ということもあって立ててはいるが、レッスンや現場の立ち回りになると桃子の方が遥かに経験値が高く、技術的な面で何かと指導的立場に回ることが多い。
先輩達ですらこの調子なので、ぺーぺーの松田亜利沙などには本当に容赦がなく、普段はほぼ桃子の舎弟と化している。
とはいえ桃子の威光が通じるのは芸歴や実力を重く見る相手だけで、福田のり子や所恵美と行った細かいことを気にしない連中には普通に子供扱いでからかわれるため、それはそれで不満があるようだ。
こうした彼女自身の性格および環境が同年代との壁にも繋がっている。本当は一緒に会話を楽しみたいはずなのにどこか独り疎外された気持ちを感じており、このことを打開すべく、本記事冒頭のような台詞をプロデューサーに伝えるのである。
もっとも中谷育とは交流があるらしく、まったく孤独な存在というわけでもない。→いくもも
育のカード「明日は晴れるかな 中谷育」(GREE版ではHR、シアターデイズではR)で育が桃子をモチーフにしたてるてる坊主を作っているのをはじめ、両名のカードや他キャラの背景でも一緒にいる場面が描かれる事が多い。
またGREE版イベント『アイドル学園文化祭』のアイドルフィーチャリングの中では、桃子が育の家に泊まり込んで演技指導をしたという発言があり、親密な仲であるのが窺える。小学生であれば珍しい光景ではないが、物心つき出してすぐから上下関係に厳しい芸能界に生きる桃子としては異例のことなのだろう。
他にも同じ小学生3人組ということで大神環との交流・共演機会も多く、そして2020年にはこの3名で正式なユニット「TIntMe!」を組んだ。
またGREE版イベント「納涼!アイドル夏祭り」の中では、疲労を押してライブで動き回るプロ意識を千早に褒められ、照れながらもお礼を言ったり(ついでにPにまで「お兄ちゃんも一緒にお礼を言うの!」と勧める)、自身も「千早さんの歌は結構好き」と発言するなど、年相応の子供らしい素直さも見せる。
家族関係
GREE版SR「儚い夢の一滴 周防桃子」で、寝言で自分の両親について意味深なセリフを言いながら涙をこぼす姿がカードになった。その為、プロデューサーの間ではアイドルになった背景には、何か重い過去があるのではないかと噂されていた。
ミリシタのメモリアルコミュ4によれば祖母との二人暮らしで、両親とは別居していることが判明している。また、2021年のシアターデイズのSSR「デコレーション・ドリ~ミンッ♪ 周防桃子」では初めて両親のビジュアルが確認された。
メインコミュ82話では、どうやら両親は離れ離れに暮らしている模様で(離婚しているかどうかは不明だが、どちらかが単身赴任と言ったぬるい理由ではないらしい)、片親と暮らせるよう連絡が来た時には家族一緒で暮らしたい桃子はかなり悩んでいた。上記の幼い頃にアクシデントを起こしたのも両親に構ってもらいたいからなのだが、来てくれないどころが芸能界から追い出されてしまったという。ライブ当日には両親が来てくれるよう祖母を通じてチケットの手配をしたのだが、結果的に両親が来てくれたかどうかは明かされていない。
ちなみに桃子と両親が離れ離れになったタイミングは不明だが、上記コミュの後の「I did+I will」コミュ4話によれば、桃子が初めて舞台に立った時には両親が来てくれたとの事で、その際のチケットの半券を今でも大事にしているという。
楽曲
ソロ曲
ユニット曲のソロバージョンについては「アイドルマスターミリオンライブ!のCDシリーズ」を参照。
ユニット曲
歌唱メンバーが13人以下の楽曲のみ取り上げる。歌唱者の欄には、ユニット名がある場合はユニット名、ない場合は桃子以外の歌唱者を記す。
カバー曲
歌唱者の欄には桃子以外の歌唱者を記す。
曲名 | 歌唱者 | 収録 |
---|---|---|
私はアイドル♡ | 徳川まつり、宮尾美也、所恵美、真壁瑞希 | 「アイドルマスターミリオンライブ!(ゲッサン版)」5巻特別版CD |
Happy! | 矢吹可奈、福田のり子 | 「アイドルマスターミリオンライブ! Blooming Clover」10巻限定版CD |
my song | 福田のり子、望月杏奈 | 「アイドルマスターミリオンライブ! Blooming Clover」11巻限定版CD |
きゅんっ!ヴァンパイアガール | 水瀬伊織、中谷育 | (シアターデイズ) |
漫画版
Brand New Song
この作品では七尾百合子・馬場このみと共にユニット「FleurS」を組み、主人公のひとりとして活躍する。
第8~9話(2巻)では上述した中谷育との交流が掘り下げられた他、子役時代のエピソードなども第23話に登場している。
Blooming Clover
こちらでは第0話にてミリオンスターズの一員として懇親会に参加していたが、登場はこの第0話の数コマと、第18.7話の1コマ(しかも後ろ姿)の番外編の2回のみという状態が長らく続いていた。
第18話(5巻)で天空橋朋花、ジュリア、エミリーの3名が登場したことで、765プロ所属アイドル52人の中で(回想や映り込みなどを含め)本編に一切登場していない唯一のアイドルとなり、そしてその後も第34話(9巻)まで、3年間以上の連載で1人だけ全く登場しないままであった。
しかし、第35話(9巻)の最後から3ページ目にて、トレードマークの踏み台に乗って遂に本編初登場を果たす。そして次の第36話(10巻)以降は桃子が主要登場人物の1人となっており、同年代の中谷育や大神環との関係、独特な経歴故の765PRO ALLSTARSとの特別な関係、そして過去に背負った確執とそれを乗り越え前進する桃子の姿が少しずつ明らかになっている。
詳しくは単行本発売後に追記します。
余談
「周防」という苗字故にGREE版時代は山口県出身ではないかとも予想されていたが、実際には普通に東京都出身であった。(山口県出身だったのは馬場このみであった)
ゲーム「アイドルマスター2」においては、桃子は勿論登場しないにも関わらずゲーム内部に桃子と思しき容貌の人物のデータが入っていることが判明し、話題となった。苗字「周防」が戦艦の名前と一致する、すなわち俗に言う「艦隊ルール」に合致することからも、北上麗花と共にこの時点でキャラクターの原型が存在していたのではないかという説のあるアイドルの1人である。
後にこの噂は事実だったと証明されたが詳しくはレイジュリモモを参照。
関連タグ
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リコッタ(アイマス) ジェミニ Jelly_PoP_Beans BRIGHT_DIAMOND
岡崎泰葉:アイドルマスターシンデレラガールズの同じく元子役のアイドル。岡崎先輩。芸能界の闇を気にしている。
もふもふえん(岡村直央・橘志狼・姫野かのん):アイドルマスターSideMの理由あって、アイドル!になった元子役たち。