概要
ソーシャルゲーム『アイドルマスターSideM』の公式キャッチコピーとして広まったフレーズ。
正確には【医者!フリーター!自衛官!「理由(ワケ)あって、アイドル!」】
このキャッチコピーに示されるように、本ゲームでプロデュースできるアイドルは全て転職(移籍)または兼業という形でアイドルへの道に進んでいるという設定が最大の売りである。
ゆえにアイドル1人1人にその職業や立場に準じた肩書きが与えられており、さらにはこのキャッチコピー自体が『SideM』シリーズの象徴として、『SideM』関連のコラボやメディアミックスなどの場では「理由あって○○」というタイトルやキャッチコピーが散見される。(例:理由あってmini!)
もっとも、理由あってアイドルになったキャラクターはアケマスの頃から存在しており(以下参照)、『SideM』はその特質を最も押し出したシリーズともいえる。
全体的に、単純にアイドルに憧れて自分もアイドルになった人やプロデューサー及び社長にスカウトされた人もいれば、前職絡みや明確な目的があってアイドルになった人、変わった理由でアイドルになった人もおり千差万別となっている。
765プロ(本編、ミリオンライブ!)の場合
アイドル | 事情 | 備考 |
---|---|---|
秋月律子 | 元765プロの事務員アルバイト | 兼任 |
双海真美 | 小学生故に体力的問題がある為、亜美の影武者アイドルに | シリーズ初期、トゥルーエンドでは独立する。『2』でも当初は影武者アイドルだったが、そうなった理由は明かされていない |
三浦あずさ | 運命の人に出会う為 | |
水瀬伊織 | 父親が高木社長と知り合いだったため、そのコネで | |
ジュリア | パンクロッカー志望 | 事務所の手違い(GREE版)/本人の勘違い(ミリシタ)でアイドルに |
所恵美 | 読者モデル | |
豊川風花 | ナース | |
馬場このみ | 事務員(倒産で退職) | 事務員志望だったが小鳥(ミリシタではP)の勘違いでアイドルに |
百瀬莉緒 | 不明(ただし勤めていた会社はブラック企業に近い境遇であった為自ら退社した) | |
宮尾美也 | 歴史の教科書に載りたい為 | |
白石紬 | 呉服屋 | |
桜守歌織 | 音楽講師(ピアノ教室の先生)、自衛隊の歌姫 | 自衛官なのは父親。本人は音楽講師 |
シンデレラガールズの場合
アイドル | 以前の職業など(例外を除き学生は省略) | 備考 |
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安部菜々 | 地下アイドル・メイドカフェ店員 | アニメではウエイトレスに改変 |
綾瀬穂乃香 | バレリーナ | アイドルになってバレエへの情熱を取り戻した後は、両立を目指す |
荒木比奈 | 同人漫画家 | 兼職 |
安斎都 | (自称)探偵 | 兼職 |
イヴ・サンタクロース | サンタクロース? | |
一ノ瀬志希 | 帰国子女(大学中退) | |
市原仁奈 | 市原家の闇 | アイドルとして預けざるを得ない深い事情が指摘されている |
衛藤美紗希 | OL | |
及川雫 | 酪農家 | 兼職 |
乙倉悠貴 | ジュニアモデル | |
片桐早苗 | 警察官 | |
川島瑞樹 | 地方局アナウンサー | |
木場真奈美 | スタジオボーカリスト | |
桐生つかさ | 社長 | JKとアイドルも兼職して三足のわらじ |
クラリス | シスター | 兼職 |
黒埼ちとせ | (自称)吸血鬼 | 余命わずからしい。留年している |
ケイト | 留学生 | |
小松伊吹 | ダンストレーナー(バイト) | |
鷺沢文香 | 書店員 | 手伝い |
佐久間まゆ | 読者モデル | 移籍 |
佐藤心 | 自称アイドル(予定) | 後 が な い |
塩見周子 | 実家でヌクヌクしようとしてたら追い出された | |
篠原礼 | 社交ダンス教室の講師 | |
白菊ほたる | アイドル研究生 | デビュー前に、過去の所属事務所が相次いで倒産。後にPからスカウトされる |
白雪千夜 | ちとせの使用人 | 本人曰く「主人のちとせがアイドルになったので、使用人もアイドルになるべき」 |
相馬夏美 | キャビンアテンダント | |
高峯のあ | 役者 | エキストラとしての仕事が主 |
道明寺歌鈴 | 巫女 | 兼職 |
西島櫂 | 水泳選手 | |
服部瞳子 | アイドル(引退済) | 一度挫折して引退したが、Pの熱心なスカウトに応じて再デビュー |
原田美世 | 自動車整備士 | |
兵藤レナ | ディーラー | 自動車販売員ではなく、カジノの方のディーラー |
藤居朋 | 専門学校生 | |
藤本里奈 | 土木作業員(バイト) | |
藤原肇 | 陶芸家 | 見習い |
ヘレン | 踊り子? | |
北条加蓮 | 病弱体質 | 現在は回復傾向にある |
槙原志保 | ウエイトレス | |
松永涼 | バンドのボーカル | スターライトステージでは、アマチュアバンドだった |
松山久美子 | モデルのオーディションで落選 | |
水木聖來 | ストリートダンサー | スカウト以前は、プロではない |
三船美優 | OL | |
向井拓海 | ヤンキー | |
持田亜里沙 | 幼稚園の先生 | スターライトステージでは保育士に改変 |
柳清良 | 看護師 | |
大和亜季 | ミリタリー系ショップ店員 | |
夢見りあむ | 看護学生からの中退? | 家族は全員家を空けており、実家暮らしなのに一人暮らし状態で、自らの境遇は本人曰く「詰んでる」状態 |
ライラ | 大富豪の令嬢 | 諸々の事情により、裕福な家庭からお忍びで |
和久井留美 | 秘書 | パワハラに耐えかねて退職 |
羽田リサ | 巨乳故にバレリーナを断念? | アニメ版のモブ |
シャイニーカラーズの場合
その他本家作品出身アイドル関連
876プロ関連 | ||
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ディアリースターズ | 伝説のアイドルが16歳の頃に産んだ子供に元ひきこもりネットアイドルと、涼ちんのかつての仲間もかなりの理由ありであった。ある意味『SideM』の走り。 | |
日高舞 | 一度アイドルを引退して主婦となったが、コミュによっては再デビュー | |
岡本まなみ | マネージャー。コミュによってはアイドルに | |
961プロ関連 | ||
詩花 | 父親の考えを改めさせるため | |
その他 | ||
奥空心白 | 元961プロ所属アイドル。「プロジェクトルミナス」の一員として765プロに入っているが籍は入れていない。ちなみに大本となる理由は、母親が娘の個性を芽生えさせる為に961プロに入らせた事となっている |
複数者該当
アイドル | 事情 | 備考 |
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元他事務所アイドル | 葵はローカル枠 | |
性別相応の魅力を持ちたい為 | 昴は『ミリシタ』で変更され、他の大半のキャラのようにアイドルへの憧れとなっている | |
歌手志望 | 双方とも当初はアイドルそのものには興味が無かった。ちなみに千早は『2』以降ではその設定が形骸化されている | |
家族の生活を安定させる為 | やよいは自身の家庭が貧困な家庭である為、志保は母親を楽させて弟と共に過ごせる時間を増やす為(父親は志保の幼少期の頃に理由不明の失踪)。やよいは『ステラステージ』に父親が定職に就いた為に一時期目的を見い出せられずにいていた時期があった | |
他の人が勝手にオーディションに応募した | 雪歩は友達の「かずちゃん」、翔太は次女の姉、晴は父親 | |
子役 | 桃子は夫婦仲が悪いらしき両親を復縁させ家族一緒で暮らせるようになりたいという目的もある。泰葉は元子役で、その後もモデルに転向するなどで芸能界に残り続けていた | |
モデル | 北斗は元々ピアニスト志望だったが怪我により断念 |
目的を果たしたアイドル
アイマスシリーズはサザエさん時空かつパラレル設定である為、病気を無くすための資金集めや家族を探す為といった目的があってアイドルになった人であっても作中でその目的を果たせない事が多い。上記の桃子も、作中では両親を彼女のライブに招待して家族団欒できるよう図ったことがあるのだが、その結果は有耶無耶に終わってしまっている他、志保の父親の安否や絵理の引きこもりになった理由など、明確な詳細が描かれないままになっている重要な設定も散見される。
ただし、シリーズ初期はプロデュース期限が設けられている(=終わりがある)為、トゥルーエンドで目的を無事果たせる事も多い。特にアケマス(箱マスや『SP』含む)ではアイドルの引退の有無に違いがあれど、ベストエンドでは当初の目的を円満に果たせたアイドルも存在している。
アイドル | 該当作 | 結果 |
---|---|---|
如月千早 | 無印、DS | 完全に歌手に転向した訳ではないが、世界で通用する大物ボーカリストとして成長、『DS』では大物歌手の集う番組「オールド・ホイッスル」に出演していた |
高槻やよい | 無印 | 金銭的に余裕が生まれ、それまでの家計の困窮から抜け出せる。そのお礼として家族が全員乗れる程の大きさを持つ車をPにプレゼントした |
三浦あずさ | 無印 | 自身の求めていた運命の人を見つけ、かつPから告白されたこともあって相思相愛の関係に |
秋月涼 | DS | 様々な障害があったものの、武田蒼一の助けもあって真の男性アイドルとして己自身を開花するのを成功した |
安部菜々 | デレマス(7年目以降) | 第7代シンデレラガールになったことで事実上目的を果たした、これ以降は売れないアイドルではなくなったため先輩・師匠としてのキャラづけが強い |
北条加蓮 | デレマス(9年目前後) | サザエさん時空が功を奏しアイドルとして何年も活動・成長し続けたことで病弱設定が徐々に陳腐化、第9代シンデレラガールになった際に事実上完全回復した。その少し前、本当に死にかけである黒埼ちとせが登場したため病弱キャラはそちらへ移った。 |
奥空心白 | スタマス | 8月にて自身の欠点を完全に克服し、母親からアイドルの継続が認められる。2周目のエンディングでは961プロ時代の同僚である亜夜と再びユニットを組み、母親の立ち上げた0936プロに移籍する |
Pixivでは
実際にアイドルとなった人物よりも本来アイドルではない人物が、アイドルになっている作品にタグがつけられる割合の方が高いようである。
その他二次創作での扱い
二次創作では転職組のアイドルが前職で活躍している作品も少なくない。片桐早苗の警察官役は少なくともpixivにおいてはよく使われるパターンである。
関連タグ
THEiDOLM@STER アイドルマスターSideM アイマス越境
坂本昌行:旅行代理店の社員からアイドルに復帰したリアルSideM。