概要
年2回開催される天皇賞は、八大競走の一角にも数えられている由緒あるレース。
1984年に秋の天皇賞が中距離2000mになったため、現在は春の長距離王決定戦として位置づけられ、スタミナ自慢の馬が集う。
3000m超のGⅠはこのレースと菊花賞のみでどちらも京都開催のため菊花賞馬がよく出走しており、優勝馬も過去の菊花賞馬が多い。
2002年までは日本で最も堅いGⅠレースの1つだったが、2003年辺りからステイヤーが減り始めたり中距離の宝塚記念の方を重要視する陣営が増え始めたためか傾向が変わり、荒れる事が多くなった。
大阪杯がGⅠに昇格した2017年より、春古馬三冠競走の2戦目に位置づけられている。
データ
コース | 京都・芝3200m(外回り) |
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条件 | 4歳以上 |
負担重量 | 定量 |
※2021-23年は京都の改修工事により阪神で開催。
過去の優勝馬
太字は菊花賞優勝馬である。(地)は「マル地」。
開催年 | 馬 | 性齢 | 騎手 | 備考 |
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1984 | モンテファスト | 牡6 | 吉永政人 | グレード制導入 |
1985 | シンボリルドルフ | 牡4 | 岡部幸雄 | |
1986 | クシロキング | 牡4 | 岡部幸雄 | |
1987 | ミホシンザン | 牡5 | 柴田政人 | |
1988 | タマモクロス(地) | 牡4 | 南井克己 | 秋も制し史上初春秋連覇 |
1989 | イナリワン(地) | 牡4 | 武豊 | コースレコード(3.18.8) |
1990 | スーパークリーク | 牡5 | 武豊 | 前年秋に続く史上初秋春連覇 |
1991 | メジロマックイーン | 牡4 | 武豊 | |
1992 | メジロマックイーン | 牡5 | 武豊 | 史上初の春連覇/武豊が春4連覇 |
1993 | ライスシャワー | 牡4 | 的場均 | コース&レースレコード(3.17.1) |
1994 | ビワハヤヒデ | 牡4 | 岡部幸雄 | 阪神競馬場で施行 |
1995 | ライスシャワー | 牡6 | 的場均 | 史上初の春隔年制覇 |
1996 | サクラローレル | 牡5 | 横山典弘 | |
1997 | マヤノトップガン | 牡5 | 田原成貴 | 芝3200mJRAレコード(3.14.4) |
1998 | メジロブライト | 牡4 | 河内洋 | |
1999 | スペシャルウィーク | 牡4 | 武豊 | 秋も制し春秋連覇 |
2000 | テイエムオペラオー | 牡4 | 和田竜二 | 秋も制し春秋連覇 |
2001 | テイエムオペラオー | 牡5 | 和田竜二 | 史上初の天皇賞3連覇 |
2002 | マンハッタンカフェ | 牡4 | 蛯名正義 | |
2003 | ヒシミラクル | 牡4 | 角田晃一 | |
2004 | イングランディーレ | 牡5 | 横山典弘 | |
2005 | スズカマンボ | 牡4 | 安藤勝己 | |
2006 | ディープインパクト | 牡4 | 武豊 | 芝3200mJRAレコード(3.13.4) |
2007 | メイショウサムソン | 牡4 | 石橋守 | 秋も制し春秋連覇 |
2008 | アドマイヤジュピタ | 牡5 | 岩田康誠 | |
2009 | マイネルキッツ | 牡6 | 松岡正海 | |
2010 | ジャガーメイル | 牡6 | C.ウィリアムズ | |
2011 | ヒルノダムール | 牡4 | 藤田伸二 | 初の親子制覇 |
2012 | ビートブラック | 牡5 | 石橋脩 | 単勝万馬券・3連単100万越えを記録 |
2013 | フェノーメノ | 牡4 | 蛯名正義 | |
2014 | フェノーメノ | 牡5 | 蛯名正義 | 春連覇 |
2015 | ゴールドシップ | 牡6 | 横山典弘 | |
2016 | キタサンブラック | 牡4 | 武豊 | |
2017 | キタサンブラック | 牡5 | 武豊 | 秋も制し春秋連覇/芝3200mJRAレコード(3.12.5) |
2018 | レインボーライン | 牡5 | 岩田康誠 | |
2019 | フィエールマン | 牡4 | C.ルメール | |
2020 | フィエールマン | 牡5 | C.ルメール | |
2021 | ワールドプレミア | 牡5 | 福永祐一 | 阪神競馬場で施行 |
2022 | タイトルホルダー | 牡4 | 横山和生 | 横山和生が初のG1制覇 |
主な記録
騎手の勝利数 |
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馬の親子制覇 |
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