基礎データ
他言語版の名称
英語 | Morpeko |
---|---|
イタリア語 | Morpeko |
スペイン語 | Morpeko |
フランス語 | Morpeko |
ドイツ語 | Morpeko |
韓国語 | 모르페코 |
中国語 | 莫魯貝可(繁体字) / 莫鲁贝可(簡体字) |
ロシア語 | Морпеко |
概要
『ポケットモンスター ソード/シールド』に登場するポケモンで、今作の電気袋組に該当する。
今作で初めての登場となる「でんき・あく」の複合タイプであると同時に、電気袋組では初となるフォルムチェンジを行えるポケモンである。
ほお袋で常に電気を生成しており、その際にエネルギーを消費するので非常に空腹になりやすい生態を持っている。
そのため空腹を防ぐべく、電気でローストしたきのみのタネを携行食として持ち歩き食べている。イラストを見ると腰部分にポケットの役割を成す袋がある事が分かり、そこにタネを入れていると思われる。
一方、多くの電気タイプのように電気を外部から吸収する生態は無いらしく、たとえ腹ペコの時でも発電所や雷などに興味を示したりはしない模様。
フォルムチェンジ
「にめん(二面)ポケモン」の分類通り、2つのすがたがコロコロと移り変わる特徴を持つ。
- まんぷくもよう
空腹状態になる前のモルペコのすがた。黄色の中心とした体色に、耳から腕にかけての模様がそれぞれ茶色と黒色とそれぞれ異なっているのが特徴。
顔は同じ電気袋組のピカチュウによく似ており、体形的には初期の丸かったピカチュウを彷彿とさせている。
- はらぺこもよう
空腹状態が続いた事でホルモンバランスに変化が起こり、姿が変化したモルペコのすがた。
体毛の色が紫色に変わり、目つきが悪くなり、ほお袋に蓄えているエネルギーがでんきタイプからあくタイプに変化。
気性も極めて凶暴となり、お腹が満たされるまで手段を選ばず悪逆の限りをつくすという。多分某学園長は関係ない。
ゲーム上の特徴
ゲーム本編ではライバルの一人、マリィが連れ歩いている姿が印象的で、彼女が5歳の頃兄に捕まえて貰った付き合いの長いパートナーらしい。
上記図鑑説明や下記アニメの通り、モルペコは本来可愛い外見に反し非常に凶暴で、しっかり躾けられなければ共に歩む事など出来ないポケモンである。
その点でもマリィのトレーナーとしての器量が窺え、あるエール団員曰く、悪さをしてぐったりするほど長いお説教を食らった事もあった模様。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
58 | 95 | 58 | 70 | 58 | 97 | 436 |
素早さと攻撃が高い。特攻も悪くない為、両刀としての運用も可能。
意外にもレベルアップではでんきタイプのわざをあまり覚えず、どちらかと言えばにらみつけるやらつけあがるやらあばれるやらとなんとなくあくタイプらしいわざが中心。
わざマシンやわざレコードを使えばでんきタイプのわざも多数覚えられる。しかし、どう頑張ってもほっぺすりすりは覚えない。
特性はモルペコだけが持つ『はらぺこスイッチ』。毎ターンモルペコの姿が変化し、まんぷくもようの時ははらぺこもように、はらぺこもようの時はまんぷくもようになる。
カラーリングが大きく変わり、この手のフォルムチェンジにしては珍しく鳴き声も変化するが、能力やタイプなど戦闘にかかわる部分が直接的に変化するわけではない。
専用技『オーラぐるま』は、まんぷくもようの時はでんきタイプの攻撃技に、はらぺこもようの時はあくタイプの攻撃技になるという変わった効果を持っており、基本的にはこの技ありきの特性となる。
何より威力110・素早さupと破格の性能を持つ為、メインウェポンはこれでほぼ確定。
ターンごとにタイプが変わってしまう点は時に使いにくく感じる場合もあるが、まもるなどを織り交ぜると多少制御しやすくなる。
他にはサイコファングをはじめ、こおりのキバやタネばくだん、げきりんなどを覚えることができ、オーラぐるまだけでは突破できない難敵にも対抗できる術を持つ。
アニポケのモルペコ
「モペ!」/「ムカペェーー!!」
CV:大谷育江(ノンクレジット)
新無印21話以降のPVで登場が発表され、新無印28話より初登場。
イメージ通りのあざとく図々しい性格で、ロケット団が運悪く風で気球ごと吹き飛ばされ墜落した地点に突然現れ、彼らが保管していた食料を勝手に全部平らげて去ってしまった。
その夕方、負けたロケット団と再会し再度食料を要求するが、もう無いとブーイングした一行に逆ギレしてはらぺこもようとなり、オーラぐるまで更にぶっ飛ばした。泣きっ面に蜂とはまさにこの事。
しかも、そのままついて来て彼らの周りを付き纏うようになった様で、一行の食べ物を片っ端から奪い食い続けて食料難に陥れ、トラウマにさせてしまっている。
食料を与えてくれた前作のキテルグマとは対照的な害獣ぶりである。
一応まんぷくもようの時は比較的おとなしく、コジロウに携行食の木の実を分けてくれたりもするが。
コジロウ「お腹が減っていない時は可愛いんだけどなぁ」
70話に至るまでそうした横暴を続けた結果、ロケット団もとうとう我慢の限界になり、何とか縁を切ろうと奮闘する事態になった。
しかしコジロウだけはモルペコを見捨てきれず、モルペコの方も何だかんだで彼らの事は気に入っていた事から、同話の最後で正式にゲットされた。
でんきタイプ、特に電気袋組のポケモンがロケット団の仲間になったのは、アニポケで初めての事(第6期でミミッキュというモドキはいたが)。
戦闘面における実力は意外にも高いようで、毎度現れてはロケット団の面々をぶっ飛ばすオーラぐるまの威力もさることながら、ピカチュウとエースバーンを(タイプ相性もあり)じだんだ一発で吹き飛ばしている。
99話では、マリィのパートナーとしてのモルペコも登場(こちらのCVは山下大輝)。
ロケット団の個体よりもかなり穏やかな性格として描かれており、腹ペコになって荒ぶる事もなく、ピカチュウと早々に仲良くなった。
主な使用ポケモントレーナー
外部出演
期間限定の追加スピリットとしてスピリッツボードに登場。階級は「NOVICE」。
電撃強化、時間経過でメタル化の補正が付いたピカチュウと対戦になり、登場アイテムもたべもの関係とモルペコ要素が詰まったルールである。
また、ステージの「特設リング」はトレーナーのマリィが挑戦するジムバトルが元ネタと思われる。
余談
モチーフはモルモット、及びクロハラハムスターと思われ、名前の由来も『モルモット』+『はらぺこ』から。
カラーリングも両者の特徴を足して割ったような感じである。
更に後者は墓の供えもの等を直立しながら食い散らかし、腹が減ると犬や人間にも襲い掛かる凶暴性を持つなど、モルペコの性質と一致している。
専用技『オーラぐるま』もどちらかといえばハムスターの特徴である。(モルモットは回し車をするほどの運動を必要としない)
また、はらぺこもようの「空腹状態が続いたことで姿が変わった」という設定から、別作品の腹ペコモンスターを連想したプレイヤーも一部でいた模様。
関連イラスト
[pixivimage:76160788%5D]
関連タグ
スニッカーズ:空腹により性格が極端に変わり、全くの別人になるという内容のCMで有名なチョコ菓子。
盛るペコ:傍若無人なまでに己の性癖に素直なよく似たナニカ。