烈火抜刀!ブレイブドラゴン!
『烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!』
概要
ブレイブドラゴンワンダーライドブックを聖剣ソードライバーに装填、抜刀した火炎剣烈火で変身する、仮面ライダーセイバーの基本形態。
本に記された勇気の竜をあしらった赤い右半身が特徴。神獣「ブレイブドラゴン」の力を宿す。
ワンダーワールドには、このフォームの原型となった神獣「ブレイブドラゴン」が空を飛行している。鳴き声はクローズドラゴンの流用。
スペック
身長 | 217.0cm |
---|---|
体重 | 98.5kg |
パンチ力 | 9.3t |
キック力 | 19.2t |
ジャンプ力 | 18.2m(ひと跳び) |
走力 | 4.5秒(100m) |
火炎剣烈火を駆使した、荒々しい剣戟スタイルをとる。
右肩の「ブレイブドラゴンボールド」が勇気を糧にする事で力を発揮することができる、正しく勇者に相応しい力。右腕の「バーンガント」に炎の力を込めて火炎剣烈火の攻撃を強化し、炎を自在に操る。
また、腰の「メイスケイル」には邪悪なるものの攻撃を無効化する防御性能の高さを誇り、逆鱗(文字通り)に触れた相手に激しい怒りを燃やすという。このことから西洋のドラゴンだけでなく、東洋の龍の要素も併せ持っているらしい。
頭頂部には剣のような角「ソードクラウン」があり、聖剣に選ばれた証であると共に近接戦闘でも使用される。
複眼「クロスフレイムバイザー」は暗闇の中でも視界を確保するという今までのライダーにありがちだった機能から一転、燃え盛る炎の中でも相手を正確に視認する能力があるという珍しい設定になっているのが特徴。赤く燃えるような「ブレイブドラゴンマスク」は感覚を研ぎ澄まし邪悪なるものを捉える。
また、ベーススーツは本のページのような幾層にも重なった装甲「ページアーマー」で出来ている。なので変身解除の際は本のページが解けて散らばるようなエフェクトである。
配置関係としてはソードライバーの中心部に「動物」、右に「物語」のライドブックをセットするのが力を発揮できるベストなポジションな模様。
必殺技
- 火龍蹴撃破
必殺読破!
ドラゴン一冊撃!
ファイヤー!
納刀状態の聖剣のトリガーを2回引いて発動するライダーキック技。
基本フォームのライダーキックというライダーにはお決まりの技だがなんとTVシリーズ、映画通して通常の映像作品では一度も披露していない。よって『TTFC産直シアター』にて初使用。左脚にエネルギーを纏い飛び蹴りを放つ。第3幕では仮面ライダー新1号とのライダーダブルキックとして放った。
ガンバライジングでは周囲を火炎で包み、足に炎を纏わせて放つ飛び蹴りとして描かれている。
- 火炎十字斬
必殺読破!
烈火抜刀!ドラゴン一冊斬り!
ファイヤー!
火炎剣烈火をドライバーに戻した納刀状態から、トリガーを一回引き再び抜刀して発動する剣技必殺技。
第1章では巨大化したゴーレムメギドに対し、火炎剣烈火の刀身に灼熱の炎を宿し、昇るドラゴンを足場に縦横無尽に移動しながら連続で斬り裂いた。
第21章では火炎剣烈火に纏わせた炎を飛ばす技として使用。
第22章以降は火炎剣烈火の斬撃を強化する技として使用される。
『TTFC産直シアター』では十字斬りとして放った。
機界戦隊ゼンカイジャーではゼンカイザーがセイバーのライダーギアで発動。
本編21章同様に火炎剣烈火から飛ばした炎の斬撃で敵をなぎ払った。
ドライバーが無いにも関わらず抜刀必殺技を発動していたためか「烈火抜刀!」と自分で言っていた。
- 習得必殺技
火炎剣烈火の刀身にワンダーライドブックをスキャンすることで技を学習させ発動。
1冊で習得一閃、2冊で習得二閃、3冊で習得三閃となる。
同時に、3冊の場合には読み上げ音声も「ふむふむ…」から「なるほどなるほど…」に変わる。
ワンダーライドブック | 効果 |
---|---|
ブレイブドラゴン | 超バトルDVD、『ビヨジェネ』にて使用。炎を纏わせた火炎剣烈火で何度も相手を斬り裂く。 |
ストームイーグル | 炎を帯びた竜巻を飛ばし、敵を焼き尽くす。 |
希望の竜使いウィザード | ガンバライジング限定技。ウィザードの力を借り、フレイムスラッシュストライクを放つ。 |
エグゼイド医療日誌 | ガンバライジング限定技。エグゼイドの力を借り、マイティクリティカルフィニッシュを放つ。 |
- ドラゴン・ワンダー
ブレイブドラゴン!
ワンダーライドブックのページを押し込んで発動。
右腕の「バーンガント」からドラゴンを模した灼熱の炎を放つ。
第2話ではブレイズから学んだことにより、ブレイブドラゴンを実体化させて突撃させるようになった。
- 火炎疾斬
シティウォーズで使用。
火炎剣烈火に炎を纏わせて突進し、敵をすれ違いざまに切り裂く。
ブレイブドラゴンワンダーライドブック
『かつて、全てを滅ぼすほどの偉大な力を手にした神獣がいた…』
大いなる本から分割された、『ブレイブドラゴン』の伝承を封じ込めているワンダーライドブック。
ジャンルは「神獣」。カラーはレッド。
ブックの朗読の続きは、『紅の力を求める神獣は、炎の中で生物と出会う』。
神山飛羽真が子供の時から所持しているが、飛羽真本人はそれを覚えていない。
1ページ目にはライダー文字で『この本がページをめくられるときに現れし聖なる定めに選ばれる剣士の名は』と、他のワンダーライドブックと共通の文章が刻まれ、右のストーリーページには『炎を吐くドラゴン』が描かれている。
2ページ目の左端のテキストには『とても勇敢なドラゴンが聖剣と交わり身に宿る』と記載されている。
第23話から登場する強化形態であるプリミティブドラゴンに変身するために、プリミティブドラゴンワンダーライドブックにセットする。
第39話から登場した仮面ライダークロスセイバーにもこのライドブックを使用する。
余談
- ブレイブドラゴンの起動音ではドラゴンは『全てを滅ぼすほどの偉大な力を手にした神獣がいた』と紹介されているが、キリスト教の終末論においてはサタンの化身である紅い竜が、ゾロアスター教においてはアジ・ダハーカが現れるとされる。どことなく不穏ささえ感じる変身音であり、上條大地やバハトも飛羽真を「力を手にする運命」「後に力に取り込まれる」と語っており、懸念が無くなった訳ではないようだが果たして……。
- 直接の原因ではないが、「偶然(運命?)手に入れた」「ブレイブドラゴンも用いた力」に取り込まれる事になったため、彼らの言っていた事は当たらずとも遠からずな形で現実の物となったと言える。
- のちに仮面ライダーセイバーのドラゴンは人々に寄り添う善良な種族であったとされ、その力を恐れた人々に滅ぼされ、それらが全てを滅ぼすほどの力を手にしたドラゴンとして伝承されるようになった事が明らかとなった。このワンダーライドブックの朗読部分が邪竜を思わせるものに反して名前が勇者を思わせるものになっているのもそうした理由からなのだろう。
- 上記の要素から、ワンダーライドブックの元ネタはキリスト教の『ヨハネの黙示録』であると思われる。
関連タグ
オールマイティセイバー︰容姿が同じ最終形態。
ドラゴニックナイト/プリミティブドラゴン/エレメンタルプリミティブドラゴン/仮面ライダークロスセイバー:強化形態。
エモーショナルドラゴン:3匹のドラゴンで形成された劇場版限定フォーム。
仮面ライダーアギト(フレイムフォーム):右腕が赤く剣で戦う火属性のフォーム。
仮面ライダー龍騎:赤いドラゴンの力で戦うライダー。剣も使うし烈火の名前を持つ強化形態も持つ
仮面ライダーダブル(ヒートジョーカー):色合いが似ている。特に口元はフォームチェンジの関係上、ダブルとそっくりである。
ドラゴンフォーム、フレイムドラゴン、ウォータードラゴン、ハリケーンドラゴン、ランドドラゴン、オールドラゴン、インフィニティードラゴン、インフィニティードラゴンゴールド、ドラゴンエナジーアームズ、ジンバードラゴンフルーツアームズ、キードラゴンフォーム(その他)、キードラゴンハザードフォーム、ドラゴンフォーム(エボル):ドラゴンの名を冠する形態繋がり。
ハンターアクションゲーマーレベル5:こちらもドラゴンに由来する形態繋がり。
ギルモン:肩のデザインが似ているとネタにされている。