前後のストーリー
概要
スーパー戦隊第46作目『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン33話。2022年10月16日放送。
新アイテム・オミコシフェニックスとドンモモタロウの新たな力、ゴールドンモモタロウの初登場回。
あらすじ
桃井タロウが戻ってこない。猿原真一達はタロウの身を案じる。一方、復活したソノイはソノニ達を服従させて“お供”扱い。さらに、真一達に「タロウを倒した」と告げ、とある要求を突き付けてきた。そしてソノイとの対決に敗れたタロウを連れ帰った桃谷ジロウの前には、ムラサメが現れる。
マザーの声に従いムラサメは…!?
主なドンブラ中毒
- ソノイとは対等な仲間だったはずなのに、お供扱いされるて不服なソノニとソノザ。しかしソノイは「お前たちは俺のお供だ!それを教えてやる」と、初期のタロウさながらに一方的に襲い掛かって圧倒。やむなく二人は揃って跪き、忠誠を誓わされる。
- タロウは死んではおらず辛うじて脈はあるが、極めて危険な状態。「死ぬな、タロウ。お前が死んだら、俺はどう生きれば…」と、複雑な胸の内を覗かせつつ、死にかけのタロウを介抱する闇ジロウ。
- 翼は通勤途中のみほをストーキング…ではなく、見張って夏美かどうかと見極めようとしていた。そこへ突如サングラスが飛んできて、ソノイがドンブラザーズの面々に「お前たちに会って話したい事がある」と呼び掛けてきた。しかし翼は「うざいぜ、こんな時に!」と招集を拒否。またしても仲間の正体を知る機会を逃がす犬塚翼さん(25)。
- みほを追って、勤務先の美容室に入り、彼女に髪を切ってもらう翼。みほは「先日、自分を『夏美』と呼んだ不審な男」としか思っていないかのような無表情で、黙々と翼の髪を切るが、翼はその手つきから、彼女が夏美だと確信する。しかし今日の出番はここまで。
- 普通の病院では無理と判断したか、喫茶どんぶらへタロウを担ぎ込む闇ジロウ。マスターなら何とかしてくれるだろうという発想があるとは。「これはひどいな、すぐオペ室に運ぼう」と聞いて怪訝な顔になる闇ジロウに、「喫茶どんぶらにない物はない」と安定のマスター。
- 手術着に着替えてオペ室に入ってきたマスターはゼンカイザーブラックにチェンジし、マスクの上にオペ帽をかぶり、手術着の上にマントを羽織るというシュールな絵面で手術開始。医師免許は?「喫茶どんぶらにないものはない」ってか?ドンブラ中毒ならぬ懐かしのゼンカイ脳レベルである。
- なお、手術着を着た演者のお二方はかなりはしゃいでいた模様。
- その手術器具はやたらデカイし光ってるし、とても人間用の手術器具には見えない。マスターはオペ中も店内の様子をモニターしており、事ある度にオペを中断。その間、開腹手術中(?)のタロウはほったらかし。
- 脳人御一行改め、ソノイ様とお供達2名ご来店。ゲームバラエティ風コント開幕。
- 着席したソノザの様子を伺い、「編集長…気付いてない?」と内心ビクビクのはるか。はるかの中ではすっかり編集長ポジション。
- ソノザ「コーヒー」はるか「チョコレートパフェ」つよし「ところてん」真一「ほうじ茶」ソノニ「アイスティー」と、店側泣かせのバラバラの注文をする一同。そして最後にソノイ「きびだんご!」やっぱりな。
- ソノイは「タロウは倒した。お前達ドンブラザーズは俺のお供になれ!」と驚愕の事実&無茶な要求を突き付けてきた。信じようとしないはるか達に「いや、間違いない!」と言い張るソノイだったが、突如苦しみ始める。きびだんごが喉に詰まっただけで、マスターから背中を叩いてもらってようやく呑み込んだものの、「この番組の数少ない良心が随分面倒くさいキャラになってしまった」と視聴者は涙。
- ソノイの手当てを終え、オペ室に戻ろうとするマスターから(もちろんこの間タロウはほったらかし)、タロウはまだ生きていると告げられ、ソノイは「なぜあの男の言葉を信じる?何者だ、あの男は?」と問われたはるかは、「謎の男…信用できる謎の男!」とさりげなくカッコいいお答え。
- そこでソノザに「漫画は描いてるのか?」と訊かれて、「気付いていたか~!やっぱり…」とはるかはガックリ。「それがずっとスランプで」と答えると、「スランプから抜け出せればきっと成長できる。ある意味チャンスだ」と励まされ、「はい!頑張ります編集長!」と笑顔に。何この良好な敵味方関係。
- 本題に戻り、タロウを倒したから軍門に下れと迫るソノイと拒絶する真一。そこでつよしがゲームでの決着を提案し、ソノニが「くだらん」と無視しようとするも、「面白い!」とソノイの鶴の一声でゲーム対決となる。
- 第1ゲーム・ピーナッツキャッチ対決:ソノイが脳人レイヤーを利用した超変化球を投げるが、サルブラザーはクラッシャー(あったんかい)を駆使して見事キャッチ。ここでドンブラザーズの力の根本的な説明がついになされた。
- 第2ゲーム・沈黙対決:1回戦ははるかがクシャミを我慢しきれずアウト。額にマジックで「脳人」の文字を書かれる。。第2回戦は、スタートしようとした瞬間に、飽きた真一が「いや、もういい」と発言したためにアウト判定を喰らい、「脳人」2人目認定。3回戦は膠着状態になったが、このままではいつまでも終わらないと判断したソノイはマスターにジェスチャーでノートとペンを借り、カンペで「不毛だ やめよう」と提案して、引き分けで終了。
- 第3ゲーム・大食い(カレーライス、焼きそば、炒飯)対決:みんないい食べっぷりを披露。実はこれ、全員の注意をそらすマスターの策であり、その間にタロウの治療に使用する為、6人のエネルギーをちょっとずつ回収した。ゼンカイザーブラックがギアトリンガーを回し、エネルギーの集まったカラフルなコップをカートで運んで行くという、またもシュール極まりない絵面だったが、勝負に熱中する一同は誰一人気付かず。結果はつよしが真っ先にギブアップし、哀れ全員「脳人」の仲間入り。さらにソノニとソノザに「自分らは一軍でお前達は二軍」とマウントを取られる始末。
- なお、ソノザ役のタカハシ氏はこの時衣装にカレーをこぼして衣装係さんに怒られたらしい。
- そしてソノニ役の宮崎氏はガチ食いして後日胃もたれを起こしたとか。
- マスターは、抽出したお供汁と脳人汁とでも言うべきカラフルな液体を(公式いわくところてんのイメージ)、タロウに漏斗で直に経口投与。ソノイを強化復活させたタロウ汁も大概だったが、こちらもほぼギャグ描写で主人公を復活させるという荒業。
- そんなこんなで敗北したお供達。それでも往生際悪く対等の扱いを要求する彼等に、ソノイは「脳人はヒトツ鬼にならない。欲望を解放してヒトツ鬼にならなければ同等と認める」と試練を与える。「馬鹿馬鹿しい、私達がヒトツ鬼になんて…なあ?」「そうよ、あり得ないわ!ねえ、雉野」と、何の根拠もないのに自信満々でタカをくくる真一とはるかに対し、「も…もちろんですよ!」と目に見えて狼狽する前科一犯のつよし。
- ソノイの挑発に乗ってテストを受けるも、真一「もっとわびを…!もっとさびを…!」はるか「マンガ…面白い漫画を描きたい!」つよし「みほちゃん…誰にも渡さない!みほちゃ~ん!」と、案の定三人揃って太陽鬼に変身してサンバルカンポーズ。もうノリがリアクション芸人の域。
- 他二人はタロウ再復活ですぐに戻ったのに、つよしは相変わらずの愛妻ぶりが暴走して無事今回のヒトツ鬼担当に。もう一周回って逆に安心&安定と言える嫌な信頼感。
- こうしてまた闇落ち(笑)したつよし。しかしタロウは「何度でも助ける」と宣言し、新たな力を披露。
- はるか「何!?新展開!?漫画にできるかも!」と画面にダダ被り。おいそこ邪魔だ。
- 唐突に招集されるアノーニのみなさん。久々の戦闘時の呼び出しに戸惑っていたが己の責務を果たすべく一同奮起。だが今回は同情したくなる程に相手が悪かった。
- 「祭りの始まりだ!」初登場補正があるにせよ、攻撃範囲外から一方的に貫通レーザーを撃ちまくるタロウにアノーニは手も足も出ず死屍累々。どうにか接近戦に持ち込んだ者もいたが、逆にそれを利用されガードベントからの輝き撃ち(より厳密に言えばガリアン重装改に近い)という極悪コンボを食らう羽目に……。※よいこはマネしないでね(できねーよ)。
- そして新必殺技「抱腹絶桃・フェスティバル縁弩」は打って変わってプリキュアの浄化技のような演出であった。
- 「俺こそ…オンリーワンだ」
- 事件後、つよしは全力の土下座で謝罪し、はるかと真一は額に油性で書かれた脳人の字が落ちないと嘆く。しかしタロウは「いい薬だ」と一蹴し、そのままで過ごすことでヒトツ鬼になりかけた事を反省させるのであった。自業自得とはいえまさに踏んだり蹴ったりとはこの事か。