表記ゆれ
概要
「きび」という名称からわかる通り『吉備 / 岡山』では名産とされており、御伽噺で桃太郎が犬・猿・雉に黍団子を渡し仲間の絆を結ぶ場面は有名。しかし、伝承上の黍団子は普通に和菓子店で販売されているものとは異なり、保存食として開発されたパリパリに乾いた団子である。というか、そうでなければ鬼ヶ島へたどり着く前に腐っていると思われる。
ちなみに
「水曜日のダウンタウン」で実際に餌付けを試みたものの、犬と猿は喜んで食べたものの、雉は食べなかったという。
駄菓子ver
オブラートに包まれた平べったい長方形のバーの黍団子。
食べた事がある人はかなりいるのでは?
創作関連
日本昔話「桃太郎の黍団子」へ由来した事柄「桃太郎に欠かせない品物」「御供の絆を結ぶアイテム」などが創作に引用・採用されやすい。
作中でひみつ道具の一つ「桃太郎印のきびだんご」が登場する。
この団子を食べさせた動物は必ず人間に懐き、言うことを何でも聞くようになる。犬やライオン等の一般的な動物だけでなく、恐竜等の大型動物や人間にも有効(但し、関連情報元によっては「人間へは効果がない」ともある)。
ちなみに人間が食べた際の味は「美味しい」との事。
「裏御伽チーム」のリーダー・美しい魔闘家鈴木によって生み出された闇アイテムの一つ「奇美団子(きびだんご)」が登場する。使用者は黒桃太郎。
黒桃太郎は受けた痛みを記憶し適応する肉体を持った幻魔獣で、攻撃を受けた後に肉体強化・変化の効力がある「奇美団子(きびだんご)」を食し、猿型・雉型・犬型の形態に変身かつ、再生能力も発揮する効能も併せて戦闘を優勢にすすめる。
なお「奇美団子(きびだんご)」は団子の形をしたカプセルになっており、これを割って中身の煙を吸引する形式で接種するドーピングアイテム。
作中で超人系・悪魔の実の一つ「キビキビの実」が登場する。現能力者はお玉。
自分の頬から動物を服従させる団子「きびだんご」を生み出すことができる。きびだんごを食べた動物はまるで、桃太郎の家来のように能力者へ懐き、指示を聞くようになる。人間には無効だが、何故かSMILEの能力者へは有効。
なお能力で作った団子は腹にたまらないらしく、非常食などには使えない。
- 妖怪ウォッチに登場する技
妖怪イサマシ族の「モモタロニャン」が有する能力・技能には、創作元の一つ「きびだんご」へ由来する技がある。
スキル「きびだんご」では自分が気絶した時に一度だけHPを回復でき、必殺技「きびだんご斬り(きびだんごパワーで敵を斬りまくる)」を有し、とりつく「きびだんごの力」で取り憑かれた妖怪はきびだんごパワーでちからがアップする能力を発揮する。
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ(スーパー戦隊第46作目)』第9話(ドン9話)のサブタイトル。
作中で主人公・桃井タロウの絶不調(通称・ぼろたろう)を回復させるため、なんときびだんごを300個食べる一幕があった。
病人の如く弱り果てた人間に団子300個を食べさせる荒療治だったが、一応全部食べ終えても彼は回復しなかった。タロウの仲間たちは(荒)療法の情報提供者・桃井陣へ相談すると、実は臼と杵できびだんごを作らなければ治らないと判明(最初に言えよ!)。
結局、計600個近くのだんごを食べる事になったタロウ。ちなみに中の人は(流石に600までは行かないにせよ)「1年間はきび団子いらない」くらいには、この回でだんごを食らう羽目になったそうな。
作中では『見知らぬ老婆が素手でこねくり回した雑穀モチ』だけでなく、主人公の坊主・桃(もも)から生み出される特殊な団子〝桃魂(きびだんご)〟が登場する。
名称から察せれるように桃(もも)の〝魂〟が基となってる団子(きびだんご)。生成には、彼の鬼技(おにわざ:超能力)「万物両断」で認識した自己の〝魂〟を斬りだし、それを〝塊〟として具現化する。
〝桃魂(きびだんご)〟には、食べた者を大幅に強化できる効力を有している(因みに、とても美味であるらしい)。使用例として、使役する式神を巨大化させ召喚や術技の性能を上げる原動力に利用できる。
但し、前述したように桃(もも)の〝魂=命〟が基になった物体でもあり、無限に作れないというか禁忌の代物である。それでも〝桃魂(きびだんご)〟は複数個も生成されており、即ち有限な〝魂=命〟を消費し大きく寿命を自ら縮めている桃(もも)であり…。
関連動画
関連サイト(外部リンク)
↑黍が主原料で昔話『桃太郎』に登場することで知られる食品について
↑総合的な「きびだんご」の事柄について
↑岡山県名物の菓子について
↑岡山名物・きびだんごの伝統を受け継ぐ御菓子屋「廣榮堂(こうえいどう)」について