概要
英語では「Survivor's guilt」と書かれ、「Survivor(サバイバー)」が生存者、「guilt(ギルト)」が罪悪感を指している。
戦争や災害、犯罪や事故、いじめや虐待などから生き延びた人の中には「自分だけ助かってしまったのが申し訳ない」「あの時どうして他の人達を助けてやれなかったのか」「自分なんかよりも助かるべき人が他にいたはずだ」「助からなかった人は自分を恨んでいるに違いない」「助かったからには何か偉大なことを成し遂げなければ申しわけが立たない」といった風に、自分だけが助かってしまった事に強い罪悪感を抱き、自分自身を追い詰めてしまう者がいる。
そういった人は自責の念に駆られるあまりネガティブな精神状態に陥りやすく、酷い場合は自分の命すら度外視するようになっていってしまう危険性も孕んでいる。
精神医学においてはPTSDの症状の一つと見なされ、時にはカウンセリングや精神科治療の対象となる事もある。
歴史上ではナチスによるホロコーストから生き延びたユダヤ人達に見られたケースが有名。日本でも太平洋戦争やそれによる空襲、特攻、沖縄戦、原爆投下などで生き残った高齢者達が過去を回想する時に「あの時はああするしかなかった」と回想する場合も当てはまる。
他にも大阪附属池田小事件や福知山線脱線事故、東日本大震災といった事件、災害からの生存者に多く見られる。
サバイバーズ・ギルトの可能性があるキャラクター
※作品名で50音順。
ディミトリ=アレクサンドル=ブレーダッド(ファイアーエムブレム風花雪月)
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