概要
ベネリットグループ御三家に名を連ねる3企業の一角。略称「ペイル社」。
事業には、4人の初老の女性CEOによる合議制を取っている。
社章は『両の翼を広げつつ頭のみ右を向けた鷲』が象られている。
モビルスーツ
ペイル社のMSは「機動力やスピードに優れている」と評判である模様。裏を返せばそれを裏付けるかのように装甲が少なく、相当の技量が無ければ宝の持ち腐れになる。以下はペイル社MSの構造
- 肩部は内部フレームと見紛う程シンプル。
- 腕部にビームサーベル格納ギミックが存在する。
- 肘、膝、足首が丸いパーツになっている。
- 手脚が長い他、脚部は胴体の幅より外側から生えている。
- ライフルを武器としている。
- 後嵌め構造になっている。
開発MS
- ガンダム・ファラクト
- ザウォート
- ザウォート・ヘビィ
謎多き内情
表向きこそザウォート等のMSを製造・販売しているが、密かに禁断の技術とされているGUNDフォーマットを採用したMSを開発・所持している、4人のCEOが全員GUNDを施している、そもそもA.S.101時点では他の御三家と異なり言及されていないなど、GUNDを否定するデリング・レンブランが率いるベネリットグループ内で“御三家”に数えられる立場ながらも、その有り様は『異端』極まりない企業体制と評せられる。
実際にジェターク社のトップはGUNDを「時代遅れの遺物」と愚弄しているが、ニューゲン達ペイル社のCEO陣は、シン・セー開発公社のプロスペラのエアリアルの釈明に「機体の技術情報は提供して下さるのかしら?」と強く興味を示し、第5話では現時点でのエアリアルのデータを見て「旧来のGUNDが抱える“生命倫理問題を解決している”かも知れない」と微かに喜悦する様子があるなど、さも『GUND技術の復興・再来』を目論んでいるかのような素振りさえも見せている。
またGUNDフォーマットに対応する為に調整された、強化人士なる改造人間を生み出している。
また、強化人士に纏わる形でエラン・ケレスの実態が判明、生命倫理問題を口にした後に「文字通り平然と人命を使い捨てる」4人の本性が露わになり、その胡乱ぶりを加速させた。
第7話では、マーキュリー親子を追い込むべくペイル社CEO4人は「自社のファラクトとシン・セーのエアリアルが共鳴した以上、エアリアルはGUNDフォーマットである」「我が社もGUNDフォーマットを使用したので、当社のMS開発部門を解体する」(いずれも要約)と、文字通り肉を切らせて骨を断つ戦略を実行した。
だが、ミオリネ・レンブランの新プランにより、上記の策謀は半ば失敗に終わったが、ニューゲン達CEO陣はサリウスのようにデリングの動向を気にする……以上にGUND-ARM inc.が掲げる「従来のGUNDフォーマットの欠陥を解消した、新たなGUNDフォーマットを造りあげる(要約)」に興味津々と、悪い意味でブレなかった。
社員
共同CEO
技術者
擁立パイロット
その他
- オリジナル・エラン(御曹司?)
余談
- 上記の通り、ベイル社が開発したMSの中に本編中では禁忌とされているGUNDフォーマットを用いたガンダム・ファラクトが含まれている、4人のCEOが4人そろってGUNDを施している等の状態から、視聴者から「ベネリットグループの中でも大変怪しげな企業」と目されている。
- 第5話でエランが『強化人士4号』と呼称されている以上、彼より前にナンバリングされた人物が複数いると推測されるが、その始まりが『0号』だった場合、ニューゲン達4人の可能性がある……と思われていたが、上記の通りエラン・ケレスの事情により、その可能性は潰えた。
- 第6話ではあまりに非道な方針にツイッター上では、コウ・ウラキ顔芸担当者を多数発生させるほどの影響力を見せた。
- あまりに非人道的な性質のMSを擁している、人の道に外れた方針等で視聴者を憤慨させたが、デザイン担当がACfaも受け持った稲田航と知るや、「腐敗と腹黒が成り立っているアーマード・コアシリーズに登場する企業ではよくあること」と納得出来てしまった視聴者も。
- そして、ニューゲンの声を担当している勝生真沙子氏もアーマード・コアに出演している。
- デザイナーがかつてデザインした機体は騎士モチーフであったが、本作では騎士モチーフは競合他社のグラスレー社が担っている。
CEOの見分け方
タケモトピアノのCMみたいな頭で、見た目がそっくりなCEO達だが、見分け方は以下の通り。
- ニューゲン:顔が縦長、眉毛あり
- カル:顔が丸形
- ネボラ:バイザー装着
- ゴルネリ:顔が角張った縦長、眉毛なし
普通な特徴がニューゲン、幅が広いのがカル、バイザーを付けているのがネボラ、巨躯な体がゴルネリと覚えた方がいいだろう。
関連イラスト
関連項目
稲田航:主なモビルスーツデザイン担当。
黙示録の四騎士:企業名に加えCEOが4人いる状態からも、モチーフの可能性が高い。
ガンダムシリーズ
- ペイルライダー(ミッシングリンク):ガンダムシリーズにおけるペイル繫がりのMS。こちらもファラクトのように人体改造を施した兵士(CV:プロスぺラ)が操縦する。
- ネオスウェーデン(Gガンダム):コロニー自治郡の一端。こちらも目的のためならば構成員の意志や命を蔑ろにしている。
- CGS(鉄血のオルフェンズ):かつて存在した企業で、人体改造等を働き従業員の命を蔑ろにしているブラック企業繋がり。
第1期・第10話以降の情報を記載します……。
第1期終了時点のペイル社の現状
第1期・第7話のインキュベーション・パーティ以降、同社は目立った行動を見せていない。
第1期・第10話で強化人士5号とスレッタの間で意味深長な遣り取りこそあったが、後のプラント・クエタを舞台にコレで終結した大惨事に対し、ペイル社は実質的にノータッチで終わった。
だが、逆説的にペイル社はこの騒動で損失を受けずに遣り過ごせた為、長期的に見れば(強化人士絡みの事態が暴露されない限りだが)上記の件の事実上の黒幕となったグラスレー社以上に1人勝ちしている状態だったりする(グラスレー社は上記の秘密が露見されれば、ペイル社以上の損失は免れない状態ともなっているので)。