カービィが いなくたって やれるんだ!
フレンズヘルパーたちだけで いどむ、
タイムアタック&大ぼうけん!
概要
『夢の泉デラックス』に登場したメタナイトでゴー!から始まった、「カービィ以外を主人公にしてストーリーモードの冒険を最初から最後まで楽しむ」というモード。
これはそういったモードのスターアライズ版なのだが、全キャラ対応という点が今回の特徴。
ストーリーモードをクリアすると解禁され、まずは通常のフレンズヘルパーを主人公にして挑むことになる。
2P〜4Pは最初からドリームフレンズを使用可能だが、1Pは初期状態では使用できない。解禁には一度クリアする必要がある。なお、1Pのドリームフレンズ解禁と同時に、Theアルティメットチョイスの高難易度(6以上)への挑戦も解禁されるようになる。
フレンズそれぞれにタイトルや解説文があり、読んでみても面白いが、ガチでヤバいものもあったりする(その最もたる例があの狂気の産物である)。
かつてはモードタイトル画面のある所をタッチすることにより、カービィでもプレイ可能なバグがあったものの、第2弾アップデートにより、各フレンズごとに個別のデータを残せるようになったことに伴いバグも修正され、カービィでプレイする事が不可能になった。
ストーリーモードとの違い
概ねストーリーモードを追う形になるのだが、進行手順は通常のストーリーモードとは異なる。
- ステージの順番は一本道。クリアしたステージに戻ることはできない。
- 攻略に要した時間が計測されており、タイムアタックができる。
- ステージクリアのゴールゲームはないが、中間ポイントとなっており、ここでセーブが可能。
- ドリームしんでんは利用できないが、ドリームしんでんを解放するスイッチの位置でドリームロッドが手に入る。基本的に1か所のみ配置だが、ステージギミックとの兼ね合いで複数配置されるフレンズヘルパー、逆に一切配置されないドリームフレンズも存在する。
- 操作キャラのスペックは基本的にストーリーモードに準ずるが、バイタリティは半分ほどしかない。
- 道中にて攻撃・体力・速度の3つを強化するアイテム「レベルアップハート」が手に入り、これを手に入れるとストーリーモードより強力なスペックに成長する。バイタリティはフル強化すればストーリーモードと同量に増加。
- ワールドは「レベル」と称する。構成はストーリーモードに準ずるが、遥か、きらめきの勇者たちは前半と後半で別扱いとなっている。
- 新しいレベルに渡ると、上記の強化はリセットされる。
- フレンズスターは使用不可であり、それがあるステージは登場しない。
- 一部戦えないボスがいる(アンセスビッグマム、エンデ・ニルなど)。
- それらとの戦いが待っているステージは登場自体しない。
- ステージの組み合わせに若干の変更あり。大きく分けて以下の4種。
- 全部キャラ共通の、星の◯◯◯◯専用ステージが追加されるパターン。フレンズれっしゃを使うタイプとザコラッシュのタイプがあり、1つのレベルに1種類(レベル5のみ2種類)。ただし一部のステージが追加されないキャラもいる。
- ステージを構成するいくつかのエリアのうち一部が省略されるパターン。全キャラ対象だが、省略具合はキャラクター次第。極端なものになると特定のステージがボス戦以外全部端折られるケースも。リセットフロアさえ出て来ない不意打ちパターンまである。
- ステージ1つが全て個別新エリアへと差し替えられるパターン。基本的にはそのキャラクターの特性を活用して進むタイプのものや、キャラクター出演の原作に沿ったものなど。アップデートで追加されたドリームフレンズが該当。
- ステージの主要部分は変化無いのだが、共通新エリアが追加されるパターン。追加エリアは原則、ストーリーモードで使われたエリアより前に差し込まれ、総じて難易度が高い。ステージの主要部分を端折って共通新エリアだけになっているケースも。やはりアップデートで追加されたドリームフレンズが該当。
- ポイントスターのデザインが、ハート型の「ポイントハート」になっている。役割は同じ。
キャラクターごとの違い(ドリームフレンズ)
共通項 |
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初期実装組 |
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第1弾アプデ組共通 |
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リック&カイン&クー |
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マルク |
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グーイ |
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第2弾アプデ組共通 |
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アドレーヌ&リボン |
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ダークメタナイト |
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ドロッチェ |
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第3弾アプデ組共通 |
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マホロア |
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タランザ |
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秘書スージー |
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三魔官シスターズ | 個別新エリアについては他のキャラクターのマップを流用。
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各ドリームフレンズのステージの再現元
奇数レベルが再現エリアに差し替えられている。
太字は三魔官シスターズのステージに流用された個別新エリア。
ドリームフレンズ | ステージの再現元 | 備考 |
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リック&カイン&クー | レベル1では個別能力を活かすチュートリアルあり | |
マルク |
| レベル1では個別能力を活かすチュートリアルあり |
グーイ | 一部の能力ブロックが変更されている | |
アドレーヌ&リボン | 原作の最終レベルが1-1の再現・水中メインのステージ・雑魚ラッシュという構成故か、全ドリームフレンズの中では唯一原作の最終レベルが使用されていない | |
ダークメタナイト |
| レベル5は何度も同じ部屋を周回する構造になっている |
ドロッチェ | ドロッチェ団との宝箱争奪戦パートはウォンキィ追跡で再現 | |
マホロア | 異空間もBGMや白黒の背景含め再現されており、経由すれば一部のボス戦をスキップすることも可能 | |
タランザ | 3Dワープスターはふっとばし大砲で疑似的に再現 | |
秘書スージー | ロボボアーマーの代わりにリレインバーで謎解きをするパートが時折挿入される |
余談
- へいの区画の後にある雑魚ラッシュのラストは、1Pと同じキャラが大量に登場する。元のキャラが中ボスの場合は同じ中ボスが2体セットで出てくる。ドリームフレンズの場合は以下の通り。
- コックカワサキ&ビビッティア→バンダナワドルディ
- ボンカース×2→デデデ大王、リック&カイン&クー、ドロッチェ、マホロア、秘書スージー、三魔官シスターズ
- バグジー×2→メタナイト、グーイ、アドレーヌ&リボン、タランザ
- Mr.フロスティ×2→マルク、ダークメタナイト
- インタビューによると、開発中はプレイアブルキャラをワドルディのみに絞る案もあったという。しかし「ドリームを叶える」「カービィの側に一番いてほしいキャラクターだからWiiの仲間達も外せなかった」という理由でバンダナワドルディ・デデデ大王・メタナイトがドリームフレンズとしてまとめて実装された。
- キャラごとのサブタイトルを付ける案は東藤由実氏(リードUI担当)、ファーマン・力氏(デザインディレクター)、河田茂幸氏(デザイン担当)の3人が「サーキブル→『斬撃の回転刃』、ボンカース→『とにかくデカイ猿』」などといったノリでふざけて話していた案を熊崎信也ディレクターが採用・ブラッシュアップした。
- しかし全37組のサブタイトルを海外版の翻訳文含め考えなければならなかったため、熊崎氏は提案してきた東藤氏をちょっとだけ恨んだとか……。