無限にひろがる青い空!キュアスカイ!
CV:関根明良
概要
『ひろがるスカイ!プリキュア』に登場するソラ・ハレワタールが変身するプリキュア。
スカイの名や口上の通りモチーフは「青空」。
本作の主役キュアだが、本作のコンセプトに倣い、今まで主役キュア以外が持っていた要素を数多く有するのが特徴。
容姿
全体的に青空を思わせる清涼な青系で纏められたカラーリングで、水色のツインテールやドレスにはピンクのグラデが掛かっていて、朝焼けを思わせる色合いをしている。
コスチュームはプリキュアでは珍しくないワンピースドレスだが、左肩から豪華で長いマントがたなびいており、凛々しい印象も感じさせる。
スカートで分かりづらいが下にはスパッツを着用しており、両手に着けているのはハートが描かれたオープンフィンガーグローブ。
右耳に小さな地球儀のような玉(地球グミにも似ている)がぶら下がったピアスを付けていて、首元の羽飾りにも似た玉を付けている。左耳には金のイヤーカフを付けている。
尚、この容姿は、ソラがヒーローを目指す切っ掛けとなった憧れな人物の服装と共通している部分があり、スカイの容姿はこの人物をイメージしているのではないかと思われる。
戦闘スタイル
歴代のプリキュアとしてはオーソドックスな肉弾戦をメインとしている。
元のソラ自身が優れた運動能力&格闘有段者の持ち主である為なのか、シリーズお約束の初変身で身体能力の高さを見せる場面で見せたジャンプを始めとした身軽さ、そしてそこからくるスピードが持ち味らしく、カバトンやキュアプリズムから言及されており敵味方双方で認められているものらしい。
この身軽さを活かしながら相手の攻撃を回避しながら接近、懐に入るインファイターな格闘戦を挑むのが基本的な戦い方の様子。
1敵の攻撃を冷静に悠々と受け止めたが、こちらは逆に初変身の時くらいでパワーや一撃の重さが優れているという描写はあまりなく基本的には矢継ぎ早に仕掛けることが多い。
戦闘スタイルが通じやすいのか人型の相手ならば仲間のプリキュアが増えてからも1対1でも純粋な戦闘遅れを取っていることは殆どない。一方、距離にしろ搦め手にしろ格闘そのものに持ち込めない相手には対処しきれないと苦戦傾向。
1話や14話からするとこれ自体はキュアスカイとしての戦い方というよりソラ自身の元々の戦い方のようだ(ソラの姿で一度披露したスカイランド神拳がこれなのかもしくは影響を与えているのかは不明)。
キュアプリズム、キュアウィング、キュアバタフライが特殊能力と言えるものを持つのに対してこの身軽さを活かした格闘を突き詰めたタイプといえ、主人公プリキュアらしく仲間内では先鋒を務めることも多いが、歴代でも味方内の能力や担当が別れている傾向が強い本作ではよりアタッカー&スタンドプレイ気質。
プリキュア同士の同時攻撃や支援を受けて突撃するといった戦い方も多く見せており、目立った特殊能力がない分どのメンバーとも戦い方を合わせやすいのも強みと言えるのかもしれない。
しかし、敵の上位版であるキョーボーグ登場後はその多彩な攻撃に対応できなくなっており、真っ先にやられてピンチになることが多くなったため、キュアマジェスティとのコンビ攻撃を多用している。
また、スカイというよりソラ自身は本人も自覚するようにメンタル的にまだ未熟なのでそちらで不調をきたし共闘の拒絶や戦意の喪失につながったこともある。
持ち技
雲が吹き飛び晴れ渡った青空をバックに、青い拳のオーラを纏って全力突撃のストレートパンチを叩きこむ。プリキュアではかなり珍しいガチの物理浄化技であり、地味にキュアドリームにつぐ2人目である(一応浄化に至らないパンチの決め技自体はいくつか前例はある)。
第2話で使用。
ランボーグが放った巨大なペットボトルロケットを受け止めジャイアントスイングで投げ返した。
歴代初要素
ソラよりも前のプリキュア主人公は殆ど一貫してピンクで統一されており、主人公のメインカラーがピンクから外れるのはかなり特殊な事例になる。
ピンクをメインカラーにしていない主人公プリキュアとしては、初代の黒をイメージカラーとしたキュアブラック、一人でマゼンタピンクとイエローグリーンの2つのイメージカラーを持つキュアブルーム&キュアブライト、白がイメージカラーとなっているキュアサマーがいるが、その中でも、ひろプリはシリーズ初の青キュア主人公となる。
過去の事例はプリキュアシリーズで色分けの概念がまだ定まっていなかった初期作品や、シリーズで使用例の少ない「白」だったのに対し、長らく非主人公(ナンバー2となる事の事が多い)のレギュラー色だった「青」を主人公色に据えたのは画期的である。
またこれまでの主人公は日本人の女子中学生で一貫していたが、異世界出身の女子中学生主人公もシリーズ初(もう一人の主人公・虹ヶ丘ましろは日本人である為、ハピネスチャージプリキュア!、魔法つかいプリキュア!、スター☆トゥインクルプリキュアの逆パターンと考えればわかりやすい。ただし、ましろは厳密には日本人と異世界人の混血である)。
余談
- 彼女同様に日本の長期のヒーローシリーズでこれまでとは異なる色をメインカラーとした初の主人公として、それまで及びそれ以降一貫して主人公の基本形態の体色に入っていた赤色を完全に無くしたウルトラマンコスモスや、リーダーでなかったとしても一貫して主人公を赤としていた伝統を破った機界戦隊ゼンカイジャーが存在しているが、これらの作品もそれぞれシリーズ開始から長い期間を経て誕生した。
- コスモスの場合はウルトラマンシリーズ放送開始から35年、ゼンカイジャーの場合はスーパー戦隊シリーズ放送開始から45作目であり、プリキュアシリーズは放送開始から20年という節目にこのチャレンジに挑んだ事からも分かる通り、一度ついたイメージの中でソレを覆す様な挑戦は非常に難しい事が分かるだろう。
- 第15話において、プリンセス・エルを誘拐しようとするバッタモンダーに「動くな!そこから1ミリでもエルちゃんに近づいたら絶対に許さない!!」と激怒!この時、初めて怒りを露にした。キュアスカイの怒りの前にバッタモンダーも撤退を余儀なくされた。
- 第22話において、シャララ隊長を素体にしたランボーグと対峙。シャララ隊長を囚われたと知り、まともに戦うことも出来ずシャララボーグに敗れ初めて敗北。戦意喪失してしまい、スカイミラージュは消滅、スカイトーンも石化してしまいソラは初めて絶望を味わうのであった……。そこからどう立ち直ったのかというと…
関連イラスト
関連動画
関連タグ
ひろがるスカイ!プリキュア 主役キュア 青キュア ピンクチーム ※主人公です 怒りのプリキュア 絶望のプリキュア 格闘ヒロイン
キュアスカイ(オリジナルプリキュア):予言者兼プリ旧ア。
関連・類似キャラクター
- キュアサニー:変身スタイルにイヤーカフがコーディネートされている。但し、キュアスカイの場合は左右非対称でイヤリングとイヤーカフの組み合わせ。
- キュアプリンセス:同じくツインテールの青キュア。日本以外の出身かつ空モチーフである点も共通。ちなみに変身者の名前に「スカイ」が含まれている。
- キュアスター:プリキュア名にタイトル名が含まれている主人公。同じくツインテールである点も共通。
- キュアサマー:ピンク=主人公の常識・慣例を打ち破った点が共通する。
- キュアフラミンゴ:イヤリングが左右非対称な点が共通。
- キュアラメール:前々作に登場した青キュア。異世界の出身かつ青髪にはピンクのメッシュが入っているのが特徴。
- キュアスパイシー:前作に登場した青キュア。見た目もかなり似ていて、青髪には同じくピンクのメッシュが入っているのが特徴。
主役キュアタグ
青キュアタグ
キュアスパイシー←キュアスカイ