データ
身長 | 240.0cm |
---|---|
身長(インベスゲーム時) | 95.0cm |
体重 | 170.0kg |
体重(インベスゲーム時) | 25.0kg |
特色/力 | 鋭い爪による攻撃 |
概要
モチーフは卵や幼虫。全体的に灰色で内部組織は蒼赤緑の3色が確認され、顔もその色によって異なっている。
外見的にはずんぐりむっくりした体型で、一見愛くるしい容姿をしているが、実際には表皮は強大な牙が閉じた状態のものであり、ロックシードで制御されている内は確認できないが、召喚者の手からシードが離れて制御を離れた際に見せる凶暴態に変貌した時にそれが確認でき、その事からも分かるように決して外見通りの生命体ではないことが窺い知れる。
また、ヘルヘイムの森の果実を食べている途中で羽が生え、飛行能力を獲得する(進化あるいは成長)個体なども存在し、そのほかロックシードを摂取すると全く姿が異なる上級インベスへと成長することもある。
ちなみにどの系統の上級インベスに成長するかは3色の体色によってある程度は推測可能である。
その正体はヘルヘイムの森に侵食された世界の生物がヘルヘイムの森の果実を食べ変異した存在であり、ヘルヘイムの果実がより遠くに自らの種子を運ばせるために遺伝子を操作し作り出した怪物であったことが物語の途中で判明し、インベスに襲われた者は爪か何かに付着していた種が体内へと入り込み発芽、宿主の体を蝕むことが発覚する。
当初はインベスゲームでよく呼び出されるだけの存在であったが、次第に、森とこちらの世界を繋ぐ次元の裂け目であるクラックの発生頻度が多発するようになり、どこからとも無く出現しては人々に襲いかかっているようになったため、上記にあるような事例も重なって、その事に恐怖した人々は、このことを事前に予測していたユグドラシル・コーポレーションの情報操作に踊らされた結果、事情を知らない市民は原因はインベスゲームを頻繁に行っていたビートライダーズや彼らが引き起こしていると思い込み、増悪と畏怖の対象となってしまった。
ビートライダーズの中にも初級インベスを利用して暴れるもの、また彼らを隠れ蓑として初級インベスを使用するものなど悪意を持って利用されたケースも存在する。
その後はフェムシンムの侵攻によって地球でも数多くの個体が他の上級インベスとともに出現し暴れまわった。
フェムシンム全滅後も森の侵攻が収まらなかったため数が減ることはなく、最終的には鎧武とバロンの最終決戦に使役される形で参加し…
ちなみに、インベスゲームで召喚された小型の個体が仮面ライダー鎧武に必死に挑んでいる姿は微妙に可愛く見えてくる。
初級インベス 凶暴態
身長 | 不明 |
---|---|
体重 | 不明 |
特色/力 | 鋭い爪による攻撃 |
インベスゲームの最中に制御不能になり暴走した初級インベスの姿。
頭部が触腕のように変形。それにより内側にあった巨大な口と無数の鋭い牙が露出している。
この姿は通常の初級インベスの可愛らしさ(特に顔が可愛らしかった蒼色の個体)がシリアスさを増していく物語の中で浮いてしまうのではないかとデザインされたものである。
……のだが、この形態が登場したのはよりにもよって序盤中の序盤第一話の一瞬のことであり、ライダーと交戦すらしていない。
「インベスゲームで制御不能になり、暴走した姿」という解説からするに、実はイレギュラーな姿という可能性もある。
初級インベス 飛行体
身長 | 240.0cm |
---|---|
体重 | 175.0kg |
特色/力 | 鋭い爪による攻撃、針を飛ばす攻撃、飛行能力 |
ロックシードやヘルヘイムの実を食べ飛行能力を得た初級インベス。
背中から虫に酷似した4枚の羽が生え、鋭い針を射出する能力まで獲得している、
いわゆる雑魚戦闘員でありながら飛行能力と飛び道具を持つのは中々珍しく、
また飛行可能なアームズは希少なスイカアームズしか無い上、
無双セイバーやソニックアローのような射撃武器を持つアームズも多くないため、戦闘員としては厄介な部類に入るだろう。
ただし必殺技でなら遠距離攻撃可能なアームズや投擲であれば対応するのは容易だろうか。
また飛行体となる個体数は、初級インベス全体で見るとかなり少ないようである、
マスコット
上記のように作中では雑魚敵であり、人々を襲う怪物ではあるのだが、
その見た目の可愛さ(一応当初の予定より怖さを増したそうだが)に加え、
所謂悪意を持った敵ではないこと(元人間の可能性もあるので被害者ともいえる)、ビートライダーズにゲームの駒として使われていた、アーマードライダーやオーバーロードインベスに使役されている、森の中でのんびり食事していたらライダーに襲われた…といった点から少々可哀想な目で見られ、ファンの間ではマスコットのような扱いを受けることも少なくない。特に18話の踊っている姿は必見。
子供やお年寄りを優しく扱う一幕も有ったりする(これはメタ的な理由であるが)。
もっとも、作中でも述べられている理由のない悪意であるヘルヘイムの森の尖兵ともいえるため、人間との共存は不可能な敵であることに変わりはないのだが…
仮面ライダージオウ
本編同様ヘルヘイム内に生息しアナザー鎧武に送り込まれた人間を襲っている(ただ、アナザーライダーの影響で仮面ライダーバロンには変身できない駆紋戒斗が恐らく5年生き延びていた他アナザー鎧武を倒した時にヘルヘイムから帰還したチームバロンも多かったことから積極的には襲っていないのかもしれない)。
アナザー鎧武がヘルヘイムから呼び出して使役することも可能。
しかし、公式サイトの解説において、インベスに似た怪人を出現させ〜とあることからアナザーオーズによる屑ヤミー同様厳密には異なる怪人らしい。
また、他のライダーならばアナザーライダーが誕生すると本来の変身者がライダーの力を失うと同時に怪人も消滅したのに対し、鎧武が消えても鎧武と戦っていた初級インベスは消滅しなかった。
これが歴史が改変されてもヘルヘイムの森は存在するということなのか、本来の変身者が改変の影響を受けても不完全ながら干渉する力を持っていたことに関係するのかは不明。
EP47では他の怪人達と共に再登場。鎧武ライドウォッチが壊れ、鎧武を始めとするライダーがいない状態のまま鎧武の歴史が解放された事で次々と出現し始めた。
『RIDER TIME ジオウVSディケイド』では荒野に点在する学園の周りを徘徊する人食いモンスターとして登場。有料作品という事もあってか、殺人シーンはスプラッタ要素が強めであり、ニチアサの比ではない。
狩られたインベスの肉は食肉用として生徒達に出回っている…オリジナルの誕生方法からしてヤバイので食べても大丈夫なのかどうかは不明。
作中では一貫して「モンスター」と呼ばれており、攻撃を受けても鎧武本編の様に浸食を受ける事が無かったり、食べても身体に異変がない事を考慮すると、虹蛇の戦闘員として登場したダスタードの様に、あくまでよく似た怪人という扱いのようだ。
野生の物は個体差で強さに非常にムラがあり、生身のソウゴやスウォルツや通常形態のゲイツにアッサリ倒される個体もあれば群れで掛かれば変身したツクヨミのキックを受け止め、そのまま脚を押さえて負傷させる強さの個体も存在する。
オーマジオウが差し向けた個体は戦闘能力はそこまで高くは無いが本編のラスボスであるアナザーディケイドやネオディケイドの強化形態であるコンプリートフォーム21が通常攻撃では簡単に倒せないほど頑丈である。
バトライド・ウォーシリーズ
「Ⅱ」より鎧武世界の戦闘員として参戦。あまり積極的に攻撃を仕掛けてくることが無く、厄介な攻撃方法も無いためゲーム中では撃破数、ゲージ稼ぎのカモの様な存在。固有アクションとして「ヘルヘイムの森の実を食べて体力を回復する」というものがあるが、使用頻度も少なく、特に高い体力を持つわけでも気づかないことが多い。果実をモグモグする様はまさにマスコットそのものである。
「創生」より黒影トルーパーが戦闘員として採用されたが、こちらが多彩な攻撃方法やマシンを駆使するなかなか厄介な存在であるため、癒しのマスコットとしての存在感が更に上昇したと言えるだろう。