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初代ゲッターロボの編集履歴

2024-06-17 16:47:47 バージョン

初代ゲッターロボ

しょだいげったーろぼ

TVアニメ『ゲッターロボ』やその漫画作品。または、それに登場する主役メカ。

概要

永井豪石川賢原作のゲッターロボシリーズはシリーズものの宿命としてストーリーや登場機体数があまりに肥大化しすぎており、ゲッター線を用いた機体としての「ゲッターロボ」と区別するために最初のゲッターロボを便宜上「初代ゲッターロボ」と呼ぶことがある。


この項目では、テレビアニメ『ゲッターロボ』やそのコミカライズ、そこに登場するロボットなどについて記述する。


基本的にどの媒体でも未知のエネルギー「ゲッター線」を動力として、「ゲッター合金」製で3機の戦闘機ゲットマシンが変形合体して戦闘形態をとる。

各形態に関してはそれぞれゲッター1(空戦型)、ゲッター2(陸戦型)、ゲッター3(海戦型)を参照。


合体の順序は厳密に決まっているようで、順序がメチャクチャでは合体が成立しないようである。後年に執筆された漫画版ゲッターロボ(ゲッターロボサーガ)の1エピソードでは、正規の手順を踏まずにめちゃくちゃな操作をされた結果、とんでもない形に変形してしまったことも。

一見合体できているように見えても、実際は些細な衝撃でポロリと転落してしまうくらいにはシビアなようだ…



アニメ『ゲッターロボ』

祝!ゲッターロボ放映開始40周年!!


TVアニメ『ゲッターロボ』は1974年から75年までフジテレビ系列で放送された。製作は東映アニメーション物語は三人の高校生地上征服を企む恐竜帝国ロボット軍団と戦うという王道中の王道であり、その変形合体という新機軸に全国のちびっ子が釘付けになった。

ゲッターロボは永井豪石川賢の両者が版権を有しており、二人の共作ということで永井の代表作『グレートマジンガー』と劇場版で共闘したこともある。


ざっくりしたあらすじ

アニメでは

ゲッター線という未知のエネルギー研究し、人類文明の発展に役立てようとしている早乙女研究所は、宇宙開発用の搭乗型ロボット『ゲッターロボ』の開発に成功した。しかしこれを驚異と見た集団がいた。6500万年前の大絶滅を乗り越え、地下で発展を続けた恐竜人間達の作り上げた恐竜帝国である。

恐竜帝国は地上を支配するため、無人兵器メカザウルス」で地上に侵攻をかける。早乙女研究所の所長である早乙女博士息子早乙女達人プロトゲッターに乗ってメカザウルスに立ち向かうが戦死してしまい、新たなパイロットとして選ばれたのは熱血な流竜馬、ニヒルな神隼人、怪力の巴武蔵の三人。彼らはゲッターチームを名乗り、恐竜帝国を叩き潰すために戦うのだった。


漫画(ゲッターロボサーガ:石川賢)では

恐竜帝国の侵攻を予見した早乙女博士は戦闘ロボット・ゲッターロボを建造する。

早乙女博士は息子・達人を殺されながらも、搭乗者として見出した荒くれ道場破りの竜馬、学生活動家の隼人を迎え恐竜帝国との苛烈な戦いに身を投じる。


スパロボでは

第1作『スーパーロボット大戦』から参加しているスパロボ御三家が一角。多くの場合は2期『ゲッターロボG』と同時参戦するため、途中で乗り換える展開が多い。例外は『A』。乗り換えたあとに初代ゲッターが一人乗り変形不可に改造されて引き続き使用できる(竜馬達以外を乗り換えさせることができる)。新型は別ユニット扱いで改造を引き継がないが、一人乗りで強化改造の段階をそのまま引き継げる(『A PORTABLE』では逆に新型に改造を引き継ぎ、一人乗りが別ユニット扱い)。

近年ではキャストの都合やプレイヤーの世代などからTV版の出演は少なく(ソシャゲでは常連だが)、OVA版準拠の傾向にある。


ゲットマシン

  • イーグル号
  • ジャガー号
  • ベアー号

ゲッターロボ


初代ゲッターの最期

映像作品における初代ゲッターロボの末路は大別してTV版、映画版、漫画版(OVA版)のパターンがある。

「ゲットマシンのまま撃墜される」TV版・映画版、「動力炉を暴走させ敵戦力を一網打尽にする」漫画・OVAのパターンである。


  • テレビ最終回では

無敵戦艦ダイの2頭の恐竜の口部分の爆撃機の発進口を目掛けて3段式のゲッターロケット弾を連結させて角度20度から有効弾幕半径2000m以内に撃ち込む作業をゲットマシンの状態で遂行しようとしたが、ベアー号が連結に失敗したまま射程内に入ってしまい、逆に集中砲火を浴びて3機とも撃墜という結末。

つづく「ゲッターロボG」の第1話冒頭では、ゲッター1の状態で火葬されたが、前話での状況を考慮した場合、旧ゲッターとの決別のために造られたレプリカという可能性もある。


  • 映画では

空魔獣グランゲンとの空中戦にて身動きが取れなくなったゲッター1は、オープンゲットで脱出を図るもベアー号の前に突如グランゲンが立ちはだかり、ビーム攻撃を浴びながら激突。グランゲンは倒されるもベアー号も大破した。

分離形態のまま最期を迎える点はテレビ・映画版共通しているが、テレビ版は不戦敗での全機撃墜に対し、映画版は1機のみが敵と相撃ちと異なってる。


  • 漫画版(石川賢版)

エイーグル号パイロットの竜馬が頭部への負傷から記憶喪失となり、ゲッターチームは戦闘力を大きく低下させてしまう。

ベアー号パイロットの巴武蔵は新型ゲッターことゲッターG完成までの時間を稼ぐため、日本に侵攻するメカザウルス軍団を迎え撃つ。

だが物量には敵わず、嬲り殺しかと思われたが武蔵は機体から引き出したゲッターエネルギータンクを開放、敵勢を道連れにするがゲッター1とともに爆散し果てた。


概ね漫画版準拠。

但し完成を待つのが真ゲッター、舞台はニューヨーク島へと変更されている。


ゲッターロボ同型機複数が登場するが、真ゲッターにインベーダーもろとも殴り飛ばされたり、自爆させられたり、ミュータントに叩き潰されたりと散々。

残存した1機は竜馬によってブラックゲッターへと改造される。


漫画版

ゲッターロボは小学館の学年誌(『幼稚園』や『よいこ』にまで)に漫画が掲載され、それとは別に週刊少年サンデーでも漫画版が掲載されていた。あの悪名高い目だ!耳だ!鼻!!で有名なアレである。後にこちらは超大作ゲッターロボサーガの第一章として位置づけられる。


変形合体による立体化

  • スタジオハーフアイにて『完全変形ゲッターロボ』を発売。初代ゲッターロボ初の変形合体を実現。ブラックバージョンに相当する『ブラックゲッター』も発売、マフラーも付属。さらに『最小変形 ゲッター1』『最小変形 ゲッター2』『最小変形 ゲッター3』も発売された。
  • グッドスマイルカンパニーにて『ダイナミックチェンジ ゲッターロボ』を発売。SDのデフォルメで再現。後にリアル頭身にリメイクした『ダイナミックチェンジR ゲッターロボ』を発売。さらに「ゲッターマシンガン」を付属した『限定版』も発売された。

余談

  • その流体的な不可能変形がネタにされているが、一応変形機構に関してはマジンガーZのように架空の金属「ゲッター合金」の特性と設定されているが、どういう特性なのかはろくに説明されていなかったため、リメイクの際は解釈が問題になる。
  • 作者の石川賢もゲッターロボ執筆前にはあまりの無理さに匙を投げそうになっていたらしい(「ゲッターと私」による。永井豪が「マンガだから、難しく考えていたら面白くならない」とアドバイスしてゲッター3のアイデアを出したことで吹っ切れたとのこと)。
  • ゲッターロボの前身となるキャラクターにはそもそも合体するようなアイデアは考えられていなかった。
  • 後年のガレージキット商品で完全変形初代ゲッターロボが発売されているが、各形態に相当アレンジが加えられているほか、ヘビーユーザーを想定した非常に複雑な変形機構であり、量産レベルでの生産は不可能であった。
  • スパロボでは敵勢力である恐竜帝国や百鬼帝国が独立した「悪の組織」として登場する回数は少なく、DC戦争時代はディバイン・クルセイダーズの「協賛組織」扱いで傘下に下ることもなく、よくわからない立ち位置にいるが、『α』(2000年)でようやくまともに再現された。
  • マジンガーZが『搭乗型巨大ロボット作品』をジャンルとして築き上げた金字塔作品ならば、ゲッターロボはそれに『変形・合体・複数パイロット』の新基軸を採り入れて築き上げた金字塔作品である。


関連項目

ゲッターロボ ダイナミックプロ スーパーロボット スパロボ御三家

伝説 ゲッちゃん ブラックゲッター ゲッターエンペラー


ゲッターロボG:続編

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