概要
ステイゴールドは、クロスメディアコンテンツ『ウマ娘プリティーダービー』にて登場するウマ娘。実在の競走馬・種牡馬『ステイゴールド』をモチーフとしている。
2024年6月26日、二日前に突如発表されたウマ娘ドリームジャーニーの紹介文にて、彼女が幼少期に出会い大きな影響を受けた"アネゴ"の存在が語られた。そして、彼女の育成ストーリー実装に伴ってその正体が「ステイゴールド」と明言され、名前とセリフだけの登場ながら、ついにウマ娘デビューを果たすこととなった。
現状はスピードシンボリ同様先達としての立ち位置らしいものの、世代としてはサイレンススズカらと同期(97世代)であり、メジロラモーヌの前例もあるため、育成ウマ娘としての実装も期待されている。
実名登場までの公式での扱い
現役期間が長く、GⅠレースの常連ながら1着には届かないものの必ず上位に食い込んでくるため画面によく映り、種牡馬入り後は産駒の多くが活躍しウマ娘化している(ゴールドシップ、ナカヤマフェスタ、ドリームジャーニー、オルフェーヴル)ことから、その存在が各所でほのめかされていた。
アニメ
変名で下記の作品に登場、それぞれキャラクターデザインが異なる。
- シャインフォーエバー(9文字オーバーのためシャインフォエバーかも)(劇場版『ウマ娘プリティーダービー 新時代の扉』)
ゲーム
ゲームでは代役による出走など、ウマ娘としての出番はないが、その代わりと言わんばかりにステイゴールドの存在を示唆する描写が多く存在する。
- ゴールドシップの育成シナリオ
ゴールドシップの育成ストーリーでは、夢の中で彼女を導く謎の存在が示唆されている。正体こそ明かされないものの、「黄金の旅路」というワードが出てくる。
- 2021年後期CM
2000年ジャパンカップを元にした第3・4弾と1999年有馬記念を元にした第5弾のCMにて、ステイゴールドとおぼしきモブウマ娘が登場。それもゲーム内に登場するどのモブとも異なるカラーリングである上に背中のデザインやリボンのような装飾、どこか威圧感ある吊り目など明らかにただのモブとは思えない待遇がなされている。
- メインストーリー5章
この章では1998年天皇賞(秋)を元にしたレースに真っ黒な影のウマ娘が登場するが、その中の10番・2番人気の「小柄なウマ娘」がステイゴールドを思わせる要素を持っている。ステイゴールドは実際のレースでも枠が10番、着順が2着であり、この「小柄なウマ娘」は彼の戦績を思わせる「くじけぬ精神」と、ナカヤマフェスタがサポカで持っている「決死の覚悟」のスキルを所持している。
また、宝塚記念のイラストでは、サイレンススズカとエアグルーヴの間に緑の帽子にピンクと白の上着を着た黒髪のウマ娘が挟まっている。エアグルーヴの位置から考えるとイラストはゴール板前で、実際のレース展開と合わせるとこの娘は2着に食い込んだステイゴールドになる。
ちなみに、当初は勝負服の色などから、ステイゴールド号ではなく第4コーナーでスズカの後ろに控えていたテイエムオオアラシをモデルにしたウマ娘ではないかと考える声もあった。
- メインストーリー最終章
天皇賞(秋)の一枚絵において、ゴール板前を駆け抜けるスペシャルウィークの後ろに、5章で登場した黒髪のウマ娘が、2着馬に相当する位置に描かれている。モデルとなった1999年の天皇賞(秋)にテイエムオオアラシが出走していないことから、このウマ娘がステイゴールドに相当するのではないかと考えられている。
- キタサンブラックの夏合宿
キタサンブラックの育成シナリオでも登場。史実においては血縁や年代としてはほぼ関係はないものの、ヒーロー列伝ではどちらも「愛された」ことがフィーチャーされている。ウマ娘としてゲーム内で言及されるのはこれが初。話によると、長年レースで勝ちきれないながらも注目を集め、およそ5年を掛けて遂にGⅠを勝った時には大騒ぎになったという。その愛されっぷりは現実さながらに凄まじいものらしく、この場面ではゴールドシップとナカヤマフェスタが登場しているが、ゴールドシップに関しては感動でズビズビに泣いたという普段の彼女からは考えられない様子だったことが語られている。本人は、トゥインクル・シリーズのことを長い旅のようと後輩たちに話している。
- ナカヤマフェスタの隠しイベント
自身の産駒の一頭であるナカヤマフェスタの育成においても彼女の存在は示唆されている。登場するのは「船と見る黄金」という隠しイベントで、クラシック、春古馬、秋古馬の3つの三冠を取ると見られるというなかなか高難易度のイベント。「あと一歩が届かずにいる銀メダルの女王様」が香港のGⅠに挑むのを、ゴルシとともにラーメン屋で見届けるという内容で、どうみても上記のキタサンブラックのイベントの前日譚である。
- ドリームジャーニーの育成シナリオ
ついに実名で登場。
会話のみだが本人(立ち絵は無し)も登場し、一気に実装への期待が頂点に達した瞬間であった。
関連記事
対戦経験のあるウマ娘
現役期間の長さゆえ、対戦した相手も非常に多い。
- 97世代(ウマ娘)(同期)
マチカネフクキタル(ウマ娘):菊花賞馬。クラシック戦線で最初に立ちはだかったライバル。
サイレンススズカ(ウマ娘):同じサンデーサイレンス産駒。『沈黙の日曜日』において2着に入着。
メジロブライト(ウマ娘):ブライトが優勝した1998年の天皇賞(春)で2着に入着した。その後も1998-99年の古馬王道路線で何度も顔を合わせた戦友。
タイキシャトル(ウマ娘)・シーキングザパール(ウマ娘):距離適性の違いから対戦する機会は無かった。
- 96世代(ウマ娘)(1つ上)
- 98世代(ウマ娘)(1つ下)
スペシャルウィーク(ウマ娘):同じサンデーサイレンス産駒。後少しのところで抜かされたり、レース中に噛み付いたりなど、実はレースにおいてはスズカより因縁がある。また、戦った回数も7回と多い。
- 99世代(ウマ娘)(2つ下)
ナリタトップロード(ウマ娘):2001年の京都大賞典において、テイエムオペラオーとの叩き合いの最中に外側に大きくヨレたことでトップロードの鞍上であった渡辺薫彦騎手を落馬させた。サッカーボーイ産駒であり、血縁関係的には従兄弟同士になる。
テイエムオペラオー(ウマ娘):共に古馬王道路線を皆勤で周回(オペラオーは2年・ステイゴールドは3年)した相手であるため、2歳年下にもかかわらず対戦回数は12回と非常に多い。
- 00世代(ウマ娘)(3つ下)
アグネスデジタル(ウマ娘):対戦しただけでなく、2001年には共に香港へ遠征し、デジタルは香港カップ、ステイゴールドは香港ヴァーズを制している。
- 01世代(ウマ娘)(4つ下)
産駒
オルフェーヴル(ウマ娘):ステマ配合その2
ゴールドシップ(ウマ娘):ステマ配合その3
池江泰郎厩舎繋がり
メジロマックイーン(ウマ娘):ステマ配合の相方。関係としては姑(舅?)。