曖昧さ回避
- アイルランドの元サッカー選手⇒「ポール・マグラー」
- 『スペクトルマン』に登場する同名の怪獣⇒マグラー(スペクトルマン)
DATA
概要
多々良島に生息する怪獣で、名前の通り地面に潜ることが出来、元は地底数百メートルの地点に住む怪獣で高圧や熱に強いとされる。(出典:「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」)
怪獣にしては珍しく性格はかなり臆病であり、他の怪獣との戦闘はあまり好まない。
自分と同格あるいはそれ以下の外敵と争うことはあるものの、レッドキングなどの強い怪獣に対しては姿を見るなり逃げ出してしまうあたり、小心者っぷりがうかがえる。
全身の黒い体表や背中の棘はダイヤモンドを超える硬度を持ち、地中を掘り進むための削岩機としての役割を果たしている。頭突きや鋭い牙での噛みつき、長い尻尾での薙ぎ払いなどが主な武器。
活躍
チャンドラーを撃破したレッドキングの前に現れるが、レッドキングに怯えて戦わず逃げ出した。
その後、多々良島を探索中のハヤタとムラマツキャップに襲いかかるが、ナパーム弾を2発食らってダウン。この際ビクビクと痙攣しているのでまだ生きていたと思われるが、その後の科学特捜隊の台詞からして死亡した模様。
ウルトラマンと戦っているスチール写真があるが、前述したようにウルトラマンとは戦っていない。
放映当時に連載されていた一峰大二の漫画では東京に出現し、チャンドラーやレッドキングと共に餌を求めて暴れ回る。この際にチャンドラーと共にウルトラマンと交戦しており、そこそこ手傷を負わせている。
その後の作品での登場
ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY
第1話「レイオニクスハンター」に登場。
惑星ハマーに迷い込んだレイとヒュウガの乗るゴースタードラゴンの前へ、ゴメス(S)に続いて出現。ゴメスと死闘を繰り広げて蹴散らされた後、ゴモラとゴメスの戦いにも乱入するが、あえなく叩きのめされ、最後はゴモラの超振動波を受けて倒される。野生だったのかレイオニクスに操られていたのかは不明。
ウルトラ銀河伝説
ウルトラマンベリアルが復活させた怪獣軍団の1体として、初代ウルトラマンと対決。初めてウルトラ戦士との戦いが実現したが、光線を使われるまでもなく投げ飛ばされて爆散している。その後、ベリュドラの首を構成する怪獣の1体となった。
ウルトラマンX
プロローグにてスパークドールズから復活した怪獣として登場し、フランスの凱旋門の地下から出現した。OPではエックスと戦闘している。
本編では後にXioに撃退されたのか一切出現せず、スパークドールズも登場しなかった。
ウルトラマンブレーザー
横峯万象が1986年に発表した論文の中に「多々良島マグラー対策の反省と怪獣理解の必要性」と言う書名の論文があるらしい。ブレーザー世界にもマグラーが存在する模様で、しかも原点と同じく多々良島に出現したようである。
なお「マグラ」と記載されているように見えるが、マグラの表記が復活したのか、公式サイトによる「-」と「ー」の誤表記かは不明である。
その後、モグージョンが出現した事件後の調査で、モグージョンの巣穴から捕食された地底怪獣の骨が無数に発見され、それらの骨はマグラーのものに酷似していたという。
派生作品
ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント
山中から別個体が出現したが、GUYSにより撃退されたことが言及されている。
ウルトラマン_THE_FIRST
多々良島の怪獣として登場したが、ウルトラマンのスペシウム光線で倒される。
酩酊!怪獣酒場2nd
多々良電産の社員として登場。
余談
- 一部媒体では「マグラ」と記載されている。
- ネロンガやガボラ同様に、ゴジラ映画でお馴染みのバラゴンの着ぐるみを改造したものである。『大怪獣バトルNEO』以降で使われた着ぐるみも前作で使われたネロンガ(ゲロンガからの改造)の改造である。
- 『ウルトラマンパワード』にも登場する予定があり設定画も描かれていたが、予算の都合で実現しなかった。
- 当初、『X』のメイン監督の田口清隆はガボラの登場を構想していたが、スーツがなかったため、マグラーに変更された。
- 『スペクトルマン』にも「地底怪獣マグラー」という同名の怪獣がいる。