アクション映画

あくしょんえいが

アクション映画とは、アクションを魅せることに重きを置いた映画のジャンル。

概要

娯楽映画の王道といっても差し支えないほどポピュラーなジャンルの一つ。

映画、というより映像そのものが《動き》を表現することに長けた媒体であるため、ある種の必然と言える。

それゆえ分類が難しく、格闘技(カンフー映画)、ガンアクション、カーアクション、時代劇(西部劇)、スパイもの、特撮ヒーローといった各ジャンルに加え、SF映画やホラー映画にもアクションの要素が含まれていたり、レンタルビデオ店に行くと戦争映画まで含まれていたりと、細かく拾っていくと非常に多岐にわたる。

人間が娯楽に求めているものといえば《性》と《暴力》なわけで、恋愛(あるいはエロ)と並んで取り入れられやすい要素の片方ということになるのかもしれない。

アクション映画の先進国といえばアメリカであるが、背景には映画産業の大きさ、アクション俳優の豊富さ、ダイナミックなお国柄があると思われる。

そもそもアメリカ初の映画『大列車強盗』(1903年)がアクション映画の始祖といわれている(と同時に、世界初の西部劇映画でもある)。

もっとも、その大衆さゆえか批評が行き届いておらず、賞の類にはあまり縁がない。

007シリーズ