概要
面白いの対義語である。
当事者の主観として、無意味なこと、退屈なさま、興味が無い、最悪興醒めでくだらないといった感想を端的に示した言葉である。
くだらないとは意味合いが近いが、つまらないは評価に値する点が見い出せない、くだらないはまともに相手をする価値がないという違いがある。
誰得も参照。
評価タグとしての注意事項
つまらないという評価は基本的には悪い評価である。
また、その人の心に基づいていて、つまらないと思うものは人それぞれである。
だが、基本的に「内容が薄いもの」「鬱しかないもの」「自分に自分の好きなものや状況を与えられてチヤホヤされない状態」に対して言われることが多い。
「作者・キャラ・コンテンツが嫌い」という感想との境界線が曖昧なものもあり、荒れやすい原因は、主に(現実と作中の両方の)R18、恋愛、性癖、売り上げだと言われている。
「嫌なら見るな」と「読解力がない」と「つまらない」の違いはたびたび議論される。
一例
- 作者がわざとつまらなく描いたと公言している作品に『ドラゴンボール・魔人ブウ編』があり、割と、意図的に人に好かれる要素を取り除いた作風、馬鹿にしやすい作風ではない。同じく『ドラゴンボール』のあらすじ内で、神龍に頼んだギャルのパンティは「つまらない願い」と評されている。
- 投稿誌で明確に「つまらない」と評された作品に『ドルヒラ』(及び、数多の10周打ち切り作品)があり、退屈ではあるがネガティブキャンペーン向きの作風ではなく、「逆に言えばドルヒラ自体がつまらなさの基準になり、ドルヒラに類する作風と別の作風に感じる拒否反応は『つまらない』とは別の感情なのではないか」と読者の間で噂されることもある。
- 同じく投稿誌で、「普通につまらない話」の例として『死神ピカー』が挙げられ、量産型なのがつまらない理由とされ、作者や登場人物の容姿や性格は一切批判されておらず、汚過ぎる原稿、半世紀以上古い絵柄、漫画を全く知らない技術が全くないその辺にいる主婦などが思っていることをそのまま原稿にぶつけたような電波を放った作品のほうが批判されていた。
- よく勘違いされるが、量産型は、「ありがちな設定」自体は指さず、悪い意味の量産型は以下が特徴とされる。→「登場人物がテンプレートのみで動かされている」「場面一つ一つがありがちなのは問題がないが登場人物の行動が一貫していない(作画ミスでもないのに瞬間移動するなど)」「作者が登場人物に意志を込めていない」「話だけではなく演出法まで捻りがなく、作者がその作風を好んでいる様子もない」
- 多用されている設定(パクリ認定をする人物が映像やジャンルよりも箇条書きマジックを証拠品として使う)、容姿や性格が地味な登場人物、バーナム効果に留まった欠点が目立つ登場人物、鈍臭い展開はアンチが多いものの無感動な要素ではなく、個々のニュアンスの違いが出やすい設定である。アンケート至上主義の界隈以外では好きな人もおり、アンチが「嫌なら見るな」ができず、WJの長期連載漫画以上に詳しくなるのが分かりやすい。
- でんでん現象の元ネタとなった『アニメ版の伝勇伝』は、「登場人物の入退場が激しい」「設定の説明が不親切」なのが「退屈さ」の理由とされ、作画は悪くなかった。
- 作品自体は普通レベルで悪くないのに、「高い金を掛けてメジャー商業誌に載っている」というメタな要素だけで嫌われてしまう作品もあり、茶番劇、Z級映画を仇のように恨むアンチもこれに近いのかもしれない。
- 逆に、同人で好きに描かれている作品が「金にならない作品=不要(安くて少部数のコピー本なども含め)」という理由だけでアンチに潰されそうになるパターンもある。
- 炎上商法のように「ネガキャンを含めて、作者に何らかの感想を送って作者の承認欲求を満たしてしまったり、何らかの反応をして口コミしてしまったら負け」と思われているジャンルもあり、所謂お触り禁止である。だが、このジャンルは「つまらない」よりも「不快」と言われがちであり、名人様のターゲットになることが少ない。
投稿者としては、閲覧者の興味をひくためには、つまらない行為は控えた方がいいという意見がある。
一方、閲覧者が作品をむやみに「つまらない」と評価するのは、誹謗中傷と言う規約違反に触れる事もあるので止めた方がいい。
「つまらない」と言うくらいなら、黙って去った方がいいだろう。
ただし、つまらないこと・くだらないことが興味をひく場合もあり、つまらないという評価は一概に悪い評価とは言えない。
「つまらない」が変化した「ツマンネ」という言葉は、弱音ハクの特徴・弱音ハクへの愛情表現として使われている。
駄洒落、おじさん構文、死語のようにつまらながられる理由がハッキリしているものもある。
もしかしたら、「我々の業界では褒め言葉です」が、「つまらない」という言葉に対しても適用されるかもしれない。
関連タグ
お通夜:笑いも笑顔もなく、観客が静まり返ってしまった状態の比喩。