概要
"Ice Breath" のカナ表記。直訳すると「氷の息」。
「極低温のガス」や「冷凍エネルギー」、もしくはそれらに類する「何か」を口から吐き出す、もしくは鼻孔から吹き出す。
火の息以上に人間離れ(というより生物離れ)した能力ではあるが、スーパーマンなどのヒーローが「燃え盛る火焔を吹き消す」≒「火災を鎮める」能力として披露することがある。
ゲーム作品
モンスター(特にドラゴン)のブレス攻撃は、作品によっては火炎属性に限定されているが、冷気属性やその他の属性のブレスを操る種族も数多く存在する。
「物理攻撃に対する防御」「火炎属性のダメージを軽減する備え」が通用しないため、状況次第では多大な損害を被ることもある。
Wizardry
データ上は冷気属性だが、FC版では「ほのお」と表記されたため、ベニー松山による小説『隣り合わせの灰と青春』に登場するフラックは「竜族を上回る炎を吐く」と描写されてしまった。
ドラゴンクエストシリーズ
初登場はファミリーコンピュータ版『ドラゴンクエストⅢ』。
『ドラゴンクエストⅠ』以来の「ほのお」と同じく、画面上では「ふぶき」と表記されて区別できないが、内部データ的には強弱の段階がある。
『ドラゴンクエストⅣ』で画面上の表記が「こおりつくいき」と「つめたくかがやくいき」に区別され、『ドラゴンクエストⅤ』から「つめたいいき」「こおりのいき」「こごえるふぶき」「かがやくいき」が仲間モンスターや職業の特技として習得・使用可能になった。
ファイナルファンタジーシリーズ
「吹雪」と表記されることが多く、『FINAL FANTASY』からホワイトドラゴンなどが使用してくる。使用者の形態や画面上のエフェクトから「息吹ではない」ことも多い。
「アイスブレス」表記のワザは『FINAL FANTASY Ⅷ』、トドのモンスターであるゴージュシールが初使用。
女神転生シリーズ
作品によって効果は多少変動するが、ランダムな敵複数体に複数回氷結属性のダメージを与えるのは共通している。ブフ系の対全体魔法と比較して安定性に欠け威力も低めなので、味方側は序盤以外ではあまり使う事は無いだろう。使ってくる敵も概ね序盤~中盤のに限られる。
ポケットモンスターシリーズ
ポケモンが習得・使用できる「わざ」の一種として「こおりのいぶき」があるほか、こおりタイプのわざのいくつかが「口から吐き出す」体のものになっている。