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概要

アスランはおもちゃじゃないんだぞ!とは、エクストリームバーサスシリーズにおけるアスラン・ザラであり、アスランがネットのおもちゃにされている。ニコニコ動画ではこのタグがついている。

そもそもEXVSシリーズのアスランの声が、やや熱血気味になっていることから一部の層からはネタにされており、家庭版EXVSが発売されてからは、そのアスランの音声を使用したMAD動画が作られるほどのカルト的な人気を博している。

そもそも「おもちゃじゃないんだぞ」とは?

機動戦士ガンダムAGEの主人公フリット・アスノが14話で発した台詞の 「命はおもちゃじゃないんだぞ!」 が元ネタ。

由来

アーケードゲーム「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス マキシブースト」に登場するボス『インフィニットジャスティスガンダム(ミーティア装備)』』のネタ的な評価である。

このボス仕様の∞ジャスティスはミーティアを装備したものと、MS状態の2種類が存在する(内部データ的には別々の機体として扱われている)。

ミーティア装備の方は、エリナケウス対艦ミサイルをばら撒いたり、120cm高エネルギー収束火線砲を照射する射撃技の他に、ビームソードを用いた強烈な誘導を持つ縦斬りや、広範囲に攻撃する回転斬りなどといった豊富な格闘技を持つ。ボス機体の中では珍しく、耐久値減少時に常時覚醒状態にはならない。

MS形態の方は、豊富なブーストゲージと、弾数20のビームライフル、強烈な誘導を持つアシスト・スラッシュザクファントム(ONではストライクフリーダムガンダム)呼出を持つ。格闘はプレイアブルと変わらないが、威力向上の他に最終段が強制ダウンになるなど、かなり強化されている。但し、ボス機体と異なりスーパーアーマーは持たない。

HPは共通して2000となっている。

なぜ「おもちゃ」扱いされるのか

それについては、まず「ダウン値」について知る必要がある。

EXVSに参戦しているプレイアブル・ボス機体にはダウン値と呼ばれる要素が組み込まれており、敵からの攻撃を受けるとダウン値が蓄積され、それが一定の量になるとダウンしてしまう。ダウン中は追撃を受けなくなる。要はハメ防止のシステムである。

プレイアブル機体は5、ボス機体は20となっている(一部のボス機体は8だったり15だったりと一定していないのもある)。

当然∞ジャスティス(ミーティア)もボス機体のためダウン値が20なのだが、何とこのダウン値の量はMS形態の時にも組み込まれており、射撃や格闘コンボで相手がダウンするまでハメることが可能となっている

↓の動画を見ればわかりやすいだろう。

但し、EXVSMB(ON)のCPUの思考ルーチンはかなり良く、こちらが攻撃を仕掛けると即座に回避して反撃に徹してくるので、逆に返り討ちに合ってしまうこともあるので注意。

このことから、ガンダムVSシリーズにおけるダウン値が高く、スーパーアーマーを持たない通常サイズのMSのことを「おもちゃ」と呼ばれるようになったとか。

なぜアスランなのか

それは、ボス仕様∞ジャスティス(以下「ボス隠者」)が登場するステージが、本作のCPU戦であるブランチバトルコースの3-A[EX]と、比較的難易度が簡単かつ早く到達できる3面目にあるからである。

まず取り巻きを2機倒した後、ボス隠者が新たな取り巻きを1機随伴させて出現してくる。取り巻きを倒せば増援が来ないので、誰にも邪魔されずにボス隠者をコンボハメにすることが出来るのだ。

但し、このステージ限定の演出として、ボス隠者の体力をある程度減らすとボス隠者がミーティアを装着するというものがあり、ミーティア装着中はスーパーアーマーになってハメることが出来なくなってしまう(耐久値はMS時の状態を引き継いでいるのが救いか)。

体力をある程度削るとミーティアをパージし、常時覚醒状態になる。この状態になるとスパアマが解除されてまたコンボハメ可能になる。

なお、同時期に参戦しているボス機体『ストライクフリーダムガンダム(ミーティア装備)』も、基本的な仕様はボス隠者と同じなのだが、難関ステージの7-D[EX]にいるため辿り着くのに時間がかかる上に、取り巻きの隠者が倒しても何度も出現することもあってあまりおもちゃとして扱われていない(ONで取り巻き復活に制限が入ったが)。

公式がこの(カルト的な)人気を知ったのかは定かではないが、家庭版EXVSMBONのマキシブーストミッションでは、このボス隠者と戦うミッションが2つほど存在し、ミッション解説役のセシア「華麗なコンボを決めちゃいましょう!」と言う始末。

EXVS2以降では、筐体の基板変更に伴うモデリング削減の皺寄せでリストラされてしまったが、プレイアブル仕様の隠者のダウン値とHPをボス隠者に合わせたものがトライアドバトルのシーンA-11-3のターゲットとして登場する。

前述の通りダウン値とHP以外はプレイアブルと同等の性能で、ミーティアに換装しなくなったため思う存分コンボハメが出来るようになった。

但し、プレイアブル仕様のため覚醒抜けしてくる点と、CPU戦の制限時間が180秒固定になったので時間切れになりやすい点には注意したいところ。

EXVS以外でもアスランがいじられているゲーム作品

スーパーロボット大戦シリーズ

スーパーロボット大戦Z

特にザフト所属時であり、シナリオ後半戦において、シン・アスカインパルスガンダムキラ・ヤマトフリーダムガンダムを撃墜した後でなぜか不貞腐れてしまい、戦闘後の会話画面に出てこなくなったりする。そして、後ほどいつの間にかこっそりシンたちに裏切って敵対立、グフイグナイテッドかと思いきやセイバーガンダムで脱走をしてしまい、シンのデスティニーガンダムレイ・ザ・バレルレジェンドガンダムに追い付かれて戦闘に入ってしまう。その時にアスランがシンと闘う専用台詞内容がいきなり敵視方向がキラからシンに移り変わり、さらにインフィニットジャスティスガンダムで戦う台詞で罵る事もあるので、思わずキャラ崩壊している。結局、今のアスランでは言ってる事が自業自得でシンとレイに対して勝ち目はなく、パルマフィオキーナかドラグーンでフルボッコされてしまう。

第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇

アスランは女性たちとモテすぎたせいで、オズマ・リーにダメ出しされてしまい、キラに笑われてしまう。

オズマ

「アスランは絶対に許さん!」

アスラン

「えっ!?」

オズマ

「何故だかわからんが、俺の勘が言っている! お前には妹は任せられん!」

キラ

「言われちゃったね、アスラン」

アスラン

「俺は…そういう目で見られてたのか…」

オズマ

「まあいいだろう。レントンなら無害だからな」

アスラン

「俺は…有害なのか…」

連合vs.Z.A.F.T.ⅡPLUS

アーケードにおいて、プレイヤーがどこの所属を選んでも、逆に選ばなかったアスランとムウネオが敵CPUとして出てくるので大忙し。

またP.L.U.S.モードのストーリーのアスランにて、シンの味方なのにキラ撃墜の後には敵になってしまう他にも、キラと共に前のSEED時期にいたキャラたちと絡むため、これも大忙しである。

ガンダム無双シリーズ

無双2

アスラン自身のストーリーミッションはキラと闘う他に、パプテマス・シロッコのストーリーミッションではなぜか女性たちの話で付き合ってしまう事になっている。さらにコンビネーション専用掛け合いまでも収録している。

シロッコ

「戦後の世界は女性が支配すべきだ!!」

アスラン

「なぜそれを俺にいうんだ!?」

無双3

チャプターストーリーの前半戦でシャア・アズナブルリボンズ・アルマークと付き合う事になっている。

ミッション中の発生関連では、アスラン、エマ、ビーチャのいずれかが敵本拠地から脱走してシンに追撃されたり、イヤイヤながらセシリー、オードリー(ミネバ)、マ・クベ、リボンズを護衛していたりする。

真・無双

アルティメットモードにて、インフィニットジャスティスでアークエンジェルに襲撃したり、女の戦いでキラと共にラクスとカガリの戦いを止めたりする。

ミッション中の発生関連では、脱走しているところでシンとルナマリアに追撃される事もある。(この時はアスランが敵軍、シンとルナマリアは第三勢力になっている。)

コンビネーション専用掛け合いでは、ヒイロとトロワという自爆コンビまでも付き合われる。

アスラン

「自爆……するか」

ヒイロ

「安心しろ……あまり期待していない」

トロワ

「自爆ショー……始めるか?」

アスラン

「お……おいっ!? 待てっ!!」

その他

プレイヤーが撃墜されて敗北してしまうと、シンにとどめを刺す台詞と共にストレートで煽っているメタ発言をしてくる。

「このバカ野郎……!

 敗北条件、ちゃんと確認してないのか!?」

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