アックマン(ドラゴンボール)
あっくまん
天下一武道会で二度の優勝経験がある実力者で、普段は最後の5人目を務めている。
作中では5人目が孫悟飯となったため、4人目に登場。
孫悟空と戦うも、戦闘で圧倒され切り札のアクマイト光線も通用せずに敗れる。
原作での出番はこれっきりだったがアニメ『ドラゴンボールZ』では魔人ブウ編最終盤にてミイラくんと共に悟空の元気玉に協力するシーンで再登場している(ただし、当該のシーンはミスター・サタンの呼び掛けの後に挿入されており、サタンの声で手を上げた様に見えてしまっている。後の『ドラゴンボール改』でも修正されなかった)。
後に同じく鳥山明先生の漫画『GO! GO! ACKMAN』にて同名だが別人の悪魔の少年アックマンが主人公として登場している。
同じ作者でありながら名前が被ってしまった理由についてはこちらのアックマンの存在を鳥山先生が忘れてしまっていたためとインタビューで語っている。
アクマイト光線
アックマンの必殺技。
相手にわずかでも悪の心があれば、その悪の心増幅させ相手の体ごと爆発させるという、文字通りの必殺技。しかし悟空には悪の心が無かったため通用しなかった。
特性としてはちょうど善の心に反応する「ザ・ロック」とは対局の性質を持つ。
この技の存在により最強説もあるが、鳥山先生は「たぶん相手に当たらないし、もうそんなレベルの闘いじゃないんだと思います」と語っている。
作中でも、この時点の悟空の本気の攻撃にはまったく反応できず、また、ピッコロ大魔王に勝利した後の悟空が戦わせろと言ったのに対し占いババが「今の(強くなった)お前にアイツらが相手になるか」と断言している。
また、セルの場合、「純粋に強さを求める」精神が「向上心」、つまり「むしろいい心構え」であり「悪」ではないとみなされたらそれこそアウトである。
その他、善悪を度外視して他者にゲームを一定回数完遂させる事に妄執しているスゴロク空間との相性も、最悪に近い。
とはいえ、天下一武道会優勝者だった事を考えればタンバリンに襲われていた可能性もあったわけで、その場合アクマイト光線のあるアックマンはタンバリンを倒していたかもしれない(タンバリンはギランと交戦した際にわざとグルグルガムを喰らってからそれを破っているので、わざとアクマイト光線を喰らった結果爆死というのもありえなくはない)。
『ドラゴンボールSD』では「オレは出番が早すぎた」などと自虐している。
『ドラゴンボールZ Sparking! METEOR』ではプレイアブルキャラクターとして登場。アクマイト光線は相手が悪人であるほどダメージのあがる特殊な技となっている。
ヒルデガーンやピッコロ大魔王などには最大の30000ダメージだが、孫悟空(通常形態)やアラレなどは0ダメージ。地球人組でもかつて意地が悪かったクリリンや元盗賊だったヤムチャも僅かながらダメージを受ける他、2人より生真面目な天津飯も元殺し屋を目指していた為か2人よりダメージを受ける設定になっている。
また、アックマンを主人公としたIFストーリーがあり、アクマイト光線でメカフリーザやコルド大王を倒す姿が見られる(このときはイベントなので必中&一撃死)。恐らくこのIFストーリーのアックマンはそれなりの実力を持っており、実際に自身を「正義の悪魔」と称するほど(なお、アックマン自身がアクマイト光線を受けると強化しなければ逆に一撃死してしまう)
『ドラゴンボールオンライン』などでは本人こそ参戦はしていないものの、彼と似た姿のキョアックマンやサイアックマンが登場。必殺技もキョアクマイト光線、サイアクマイト光線などアクマイト光線と似ている。