「だから言ったろう?俺は不死身だと!」
CV:渡部猛
登場話:第21話「跳び箱3人組」
概要
銀帝軍ゾーンの銀河闘士の1体で、原生生物であるヒドラを思わせる頭部をしており、胴体もまるでアメーバを思わせる形の黒い装甲で覆われた姿をとなっている。頭部に赤い目が複数付いているように見えるが、実際は胸部についてある緑色の2つの目が本物で、同時にここがコアとなっている。
両手を伸ばして攻撃したり分裂する等、如何にもアメーバらしい戦い方を得意としているが、この銀河闘士の真骨頂はバラバラにされても直ぐ元通りになると言う驚異の再生能力であり、自らを不死身と称する所からも絶対の自信を持っている事が窺い知れる。
身体を再生する際、コアでもある上記の胸部の目が光るため、撃破するにはこの部分を狙うしか無いが、当のアメーバルギン自身も相応に戦闘能力が高く、生半可な攻撃なら簡単に跳ね返せる程の防御力と持つため、実際にそれを行うのは容易ではない。
尚、劇中では珍しく「変身していない生身の戦隊メンバーに等身大で倒された銀河闘士」である。
活躍
授業で跳び箱を指導する最中の健に襲い掛かるも、背負い投げで投げ飛ばされた為に腕を伸ばして応戦。だが、跳び箱を跳んで繰り出される健の錐揉みキックで吹っ飛ばされた為、バラバラになってその場は退散する。
その後、健が教え子3人と湖にやって来た所へ再び襲い掛かり、不死身の生命力で一気に肉薄。子供達の前で変身出来ない健を追い詰めて行く。
健が軽トラックに乗って跳ね飛ばすも、分裂して軽トラックに侵入し、健を苦しめる。すると相手はハンドルを放して軽トラックを飛び降り、そのまま崖へと軽トラックを落下させる。アメーバルギンは軽トラックと運命を共にし、爆発の炎で果てたかに見えた。
だが、駆け付けた学達4人と共に健が教え子の3人組を連れて湖に戻って来ると、テントの中から三度登場。「そんな馬鹿な!? お前は一体どうなっているんだ!?」と驚愕する健に対して上記の台詞を返す。4人が駆け寄る中、健は彼等を制止して単身立ち向かって行く。全ては子供達に「普通の人間でもやればできる」ことを身をもって示すためであった。
相変わらずの生命力とアメーバならではの戦法で健を追い詰めるアメーバルギン。だが、偶然3人の教え子の1人であるコニシキが、再生する際に自らの胸の目が光ると言う弱点を見抜き、バツラー兵の襲撃を掻い潜って健にその事を伝えてしまう。
それでも向かって来る健の攻撃を寄せつけず、逆に伸ばした腕で苦しめるが、意を決して懐に飛び込んだ健の捨て身の一撃を胸に受けて遂に倒される。
その直後、ドルドラが呼び寄せたゴルリン17号に吸収されて巨大化すると、巨大戦では分裂してスターファイブにまとわりつくもフルパワーで振り解かれ、逆に胸の目に2連続で繰り出されるパンチを食らって怯んだところに、止めのハングビームエンドを叩き込まれて爆散した。
余談
『百化繚乱[下之巻] 』にて大畑氏は「元々ヒドラをモチーフにしていた」とコメントしている。
声を演じた渡部猛は前作にてラスボスである暴魔大帝ラゴーン/ネオラゴーンの声を担当していた。2年後の戦隊ではブックバックの声でレギュラー出演することとなる。
関連タグ
究極オルグ センキ、アザルド(ジュウオウジャー):こちらもコアが無事なら何度でも再生する不死身の後輩達。ただし、いずれも幹部かラスボスである。