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アン正

あんまさ

アン正とは『HUGっと!プリキュア』の若宮アンリ✕愛崎正人のカップリングタグである。
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概要編集

アン正とは『HUGっと!プリキュア』の登場人物である若宮アンリ×愛崎正人BLカップリングである。

腐向けタグと併記することを推奨。


本編での動向編集

以下、本編のネタバレが含まれますのでご注意ください。


19話(出会い)編集

この回の概要は愛崎えみるルールー・アムールをアンリの依頼で吉見リタ主催のファッションショーに出演する回である。

ラヴェニール学園の廊下で野乃はながアンリに自身のファッションショー出演の打診をしていると、取り巻きの男子生徒二人を後ろに連れた愛崎正人が通りかかる。

その際正人はネクタイを蝶々結びで結んだ若宮アンリの制服スタイルを見て「女子みたいだよ、その格好」と指摘するが、アンリは軽くいなして立ち去った後、「何で言い返さないの?!」と訪ねたはなに「時間の無駄だ」と返した。


その後えみる達のファッションショー当日、舞台裏にて正人はえみるに詰め寄りファッションショーの辞退を促す。正人と揉めるえみるやはな達を見兼ねてレディースもののドレスを着て現れたアンリに正人は苦笑しながら「君、男だろ?」と問いかけるが、アンリは「だから何?」「自分で自分の心に制約をかける…それこそ時間、人生の無駄」と言い負かしえみる達を連れてその場を去った。


しかしその後、ファッションショーの会場近くを歩く正人が悲痛を含めた声色で「なんなんだよえみる、あんな楽しそうに…!」と溢し、そのトゲパワワをジェロスに利用されてオシマイダーの素体にされた様子から、正人が制約をかけていたのはえみるだけでなく正人自身であったことが窺える。

正人のトゲパワワで動くオシマイダーの様子から正人の苦悩・葛藤を案じたアンリはオシマイダーにハグをして「キミもキミの心をもっと愛して」と告げる。戦闘終了後、その件を夢と認識していた正人は夢のことを「最悪だよ」と称しつつも、ファッションショーの上にいるアンリ達を見て「でも…綺麗だったな」と語っていた。


20話(和解)編集

それまでえみるのギターの趣味を否定していた正人がえみるへの謝罪と共にえみるにライブのペアチケットを渡すシーンの後、そのチケットのプレゼントの提案にアンリが関わっていたことが判明する。正人がアンリにこれまでの言動について謝ると、「アンリでいいよ」と名前呼びの許可をする場面も見られた。


25話(夏祭り回)編集

プリキュア恒例のお祭り回にて、二人でわたがしを手にして仲良さげに祭りに参加している様子が窺える。


33話(えみるとルールー、アンリと正人)編集

アンリ達が練習しているリンクサイドにて、若宮アンリの密着取材をするはな達にアンリの跳んだジャンプの種類を説明する正人。いつの間にかフィギュアスケートに詳しくなっていた正人はその理由について「力になりたいと思うから」と頬を染めて語る。

二人は互いを名前で呼び合っており、選手のアンリをマネージャーのように献身的にサポートする正人の姿が見られた。

また若宮アンリ関連のゴシップを求めるTVディレクター・出刃亀が正人をカメラに向けながら「君、彼のお友達?だったら詳しく話を聞きたいなぁ、ほら彼って色々と噂があるから」と焚きつけるようなシーンもあり、その関係性を疑われている描写もあった。


アンリとえみるが二人きりで相談事をしていた場面の直後にはえみるに駆け付けるルールーとアンリに駆け付ける正人が共に描かれていたり、「力になりたいと思う」と述べた正人を見たルールーがそれを復唱しながらえみるを心配するシーンが描かれていたりすること等から、33話ではアンリを支える正人の姿とえみるを支えるルールーの姿が並べられて描写されていることが目立つ。


特に顕著なのが以下のシーン、

相談事の際にえみるがルールーのことを指して言った「何を言われてもたった一人の友達が分かっていてくれればそれでいい」という台詞をアンリが心の内で復唱した時、

アイスショーの前に浮かない表情を浮かべたアンリの手を握った正人は「キミはできる」とアンリへのエールを贈った。

アンリにとって「自分を分かってくれるたった一人の友達」は正人であったのだ。

正人の言葉に応えるように「あぁ、僕は氷上の王子!今日もパーフェクトに…勝つ!」と口にしたアンリの表情はとても凛々しく、真っ直ぐな瞳で氷上の舞台を見据えたのだった。


直後の演技中には、観客の皆に対して片手で投げキッスをし幾多の小さなハートをばら撒くアンリに赤面する女性ファンと一緒に正人も流れ弾(流れハート)に当たって赤面し、そんな正人を見て笑うアンリの姿も見られた。


41話(えみるとルールー、そして愛崎家の問題)編集

いつもと様子がおかしいえみるを見兼ねてビューティーハリーに揃って来訪したアンリと正人。正人に至っては心配のあまり祈るように涙流している様子も見られる。

どうにかしてえみるを笑顔にしようと(笑わせようと)はな達が試行錯誤している中、アンリが「これはお兄ちゃんの出番でしょ」と正人を助っ人として提案するも意を決して正人の口から出たのは「ふとんがふっとんだ!!」というダジャレ。その場を凍りつかせた正人に対して「そっか正人の中ではそれが面白いんだね」「やめろっ!一番傷つくよ!」といった二人の掛け合いがあった。


また愛崎獏発が声の出なくなったえみるに対して「えみるのため」と言ってもうギターをやめるよう促した際、怒って「えみるのためじゃなくてあなたの…」と言いかけた野乃はなをアンリが手で制した後、正人が「家族だからって人の心を縛らないでください!」と獏発に言う場面が見られる。


42話(若宮アンリ回)編集

アンリとほまれの出場する試合がまもなく始まる時期、

ラヴェニール学園では大勢の女子生徒達がアンリに花を渡そうとすると、正人がアンリの前に立ちはだかり「アンリは今試合前の大切な時期で…」と彼女達に注意する様子が見られる。「いいよ、皆いつもありがとう」と言ってプレゼントを受け取ると「全く、アンリは優しいんだから」と柔らかい表情で溢した。


しかし悲劇は訪れる。

アンリが大会に出場する当日、車で移動中だったアンリは交通事故に合い、左脚が動かなくなってしまう。

ほまれと一緒に病院に駆けつけた正人はアンリの姿を見て泣きそうな声で「僕の…脚をあげたい…!なんでアンリなんだっ、僕が、代わってあげられたら…」と嘆いた。その言葉にアンリは「同情の言葉なんかいらない、そういうの一番嫌いなんだよね…出ていって貰える?」と返す。

その後、アンリは一人きりの病室で「あーあ、泣かしちゃった」と溢していた。


クライアス社の勧誘に1度折れかけたアンリは最終的にキュアエール達の言葉で立ち直りキュアアンフィニに変身する。闘いが終わり変身が解けてリンクに落下するアンリを正人が受け止めると、「正人…、ごめん」と謝るアンリに対して正人は「何でもできる、何にでもなれる」と涙を流しながら笑顔で励ました。


43話(輝木ほまれ回)編集

アンリの車椅子を押す正人の姿が見られる。


45話(クリスマス回)編集

プリキュア達のいるクリスマス会にアンリと正人も揃って参加している様子。集合写真でも隣に並んで写っていた。


46~48話(最終決戦)編集

46話編集

はな達が吹奏楽部の新春コンサートを見て太陽が昇った瞬間、海にクライアス社のビルが突き刺さり世界の時が止まる。その際アンリの入院する病院にはアンリとアンリに連れ添っている正人の姿があった。

(日が昇った直後の出来事であるが、前日プリキュア達がビューティーハリーにお泊まりしていた際正人もアンリの病院にお泊まりしていたのだろうか…?それとも早朝から病院に通っていた…?)


48話編集

ジョージ・クライの邪悪な力に立ち向かうプリキュアを見て町の人々が次々にプリキュアを応援し始める。そこにはアンリと正人の姿も。

そしてみんながプリキュアに変身する中、アンリと正人もプリキュアに変身する。「え…?」と驚く正人に「よく似合ってる」とアンリが笑うと、正人はアンリを抱き上げ翼を使って飛び立つ。そうして二人は手を繋いで「皆、なりたい自分に!」と言ってエール達の元へ駆け付けるのだった。


49話(別れと未来)編集

Aパート編集

音楽室にはピアノを弾く正人とそれを聞くアンリが二人きりでいる。

「ピアノを弾くんだね」「子どもの頃少しね、またやってみようかと思って」と会話する二人。以前えみるを縛り付けていた時の台詞から、正人が子どもの頃にやっていたピアノを再び始めるに到った事実の大きさが窺える。


「僕はこの空の色をずっと覚えているだろうな」

「正人、知らないの?空は何処までも繋がっているんだよ」


Bパート編集

舞台は2030年(本編から11年後)に跳び、

OPの曲と同時に流れる映像からは2030年を生きる皆の様子を少しずつ見ることが出来る。


2030年のアンリと正人は26~27歳。

アイスショーが行われる中央で観客の皆に手を振るアンリはリンクサイドにマネージャーのように立つ正人にだけ両手で投げキッスをし一つの大きなハートを送ると、正人はそのハートをしっかりキャッチしている様子が見られる。


正人の後ろの観客席にはそんなアンリと正人を見て二人でハートを作っている正人の両親(愛崎俳呑/愛崎都)と笑顔の獏発お祖父様がいること、さらに投げキッスが33話での投げキッスから大きく進化していること等から、

二人の関係がこちらの予想を大きく上回って発展しているのでは……と推察する視聴者がちらほらと出てきている。


二人の身長差について編集

基本的に正人の方がアンリより背が高いが、その身長差について、アニメでは二人の身長差があまり統一されていない。

しかし、設定上アンリの身長がふみとよりも高くひなせより低いこと(身長対比表より)と正人の身長もふみとより高くひなせより低い&ふみと寄りの身長である(アニメージュハグプリ特別創刊号p47のイラストより)ことから、二人の身長差はふみととひなせの身長差の半分以下であることが推測される。

輝木ほまれの身長が163㎝であることが明記されているため、ほまれの身長から対比表を参考に彼等の身長差を考えてみてもいいかもしれない。


各雑誌での情報編集

※以下インタビューの内容は、発行日までに放送された回時点での情報をベースに回答されていることに注意すること。著作権配慮のためそのまま抜き出さずに情報を注視してまとめているが、どれも実際に読んでみることを推奨する。


オトメディアプラスSUMMER2018編集

※19話放送前日に発行された本雑誌では、ハリハム・ハリーチャラリート・アンリ・正人の特集があり、テーマが『ラブキュン夏休み計画』であることからこれらのキャラクターの恋愛に関するインタビューが多く含まれているため、アン正が気になるという人は入手して読むことを強く推奨する。


・アンリは笑い上戸で、一度認めた存在には心を開き、尽くしてくれる。距離感が人とは違う。

・(19話前の)正人は閉じているキャラ。心の中に自分でも認められない自分がいる。大人びている見た目に反してその不可解さを自分では処理できずにいる少年。

・(19話前の)正人はアンリのことを正人自身のアイデンティティのために許してはいけない存在と思っている。

・正人は普段は冷静沈着に見える一方、心の弱さや自己肯定感の低さが内在しているキャラクター。15話で正人が怒ったルールーに圧倒されるシーンではそれが垣間見えている。


・アンリを恋愛で攻略するコツについて

アンリのCVを担当している染谷俊之氏の回答は、「(あくまで想像であると述べた上で)芯のあるしっかりとした姉貴肌の年上の女性に叱られたらコロッといくんじゃないか」であるが、シリーズディレクターの佐藤順一氏は「彼を攻略するのは無理。ありのままの自分が好かれるかどうか。何か出来るとしたら、坪田さん(シリーズ構成、脚本担当)を接待して自分のような女子が好きという設定にしてもらうくらいしかない。」と述べている。


・(19話前の)正人を恋愛で攻略する方法について

正人のCVを担当している霜月紫氏の回答は「ぶつかってでも正人くんの凝り固まった価値観をひっくり返してあげられたら、唯一無二の恋人になれるかもしれない」であるが、佐藤順一氏曰く「自分の価値観を壊されることで相手を好きになる可能性があるかもしれない。ひとまず本気で怖いお化け屋敷に連れて行って彼の自我を崩壊させてみるのはいかがでしょう。」と述べられている。


(再度言うが、この雑誌は2018年6月9日発売であり、その翌日の2018年6月10日に19話が放送されている。偶然にもその回で正人の価値観を大きく覆した存在がいたのだが……。)


・キャラクター達が夏のデートを計画してくれるとしたら(シリーズディレクターの座古明史氏のインタビューにて)

アンリは美術館やクラシック鑑賞などで休日も自身の芸術的センスを磨くあるいはおしゃれにショッピングしたり幅広い交流故に一般人にはなかなかいけないようなスポットに連れて行ってくれるかもしれないという。一方、正人は鎌倉や京都などの由緒あるところに連れて行ってくれそう、文学や古美術に詳しそうだという。



アニメージュ2018年7月号編集

※上記記事はアニメージュ特別創刊号にてまとめられている。


・アンリと出会う前の正人の生い立ちについて、

えみるがギターを弾くことに反対するといった「男は男らしく、女は女らしく」というような保守的なジェンダー思想は設計上は正人だけでなくえみるや正人の祖父・愛崎獏発も持っていたとされている。正人はその祖父から愛崎家の跡取りとして期待されて育ち、さらに奇抜で自由人すぎる両親を見て育ったことから「僕はしっかりしなきゃ!」と思って祖父の思想を引き継いたとされている。

・正人は子どもなのに「大人にならなきゃいけなかった」つらさを持っているキャラクター。正人自身も家父長制や男性というジェンダーに縛られてつらい思いをしていたという。


アニメージュ2019年1月号増刊HUGっと!プリキュア特別創刊号編集

p.24編集

・染谷俊之氏のインタビューより、アンリ視点の正人について「親友の正人は妹思いで自分を支えてくれる人。アンリはそういった彼の優しさに惹かれていると思う。」と述べられている。

・霜月紫氏のインタビューより、正人視点のアンリについて「本当は自分がやりたいことや心の中に押さえ込んでいたものがあった正人にとって、やりたいことを堂々と実践しているアンリは憧れの感情を抱いていたんだと思う。さらにアンリは正人が持っている良い部分を見抜いてくれた人でもある。」と述べられている。


p.32編集

・正人ははなと似ていて、新しい環境に身を置くことで全然違う自分になれた存在であり、正人にとっての新しい環境こそが“アンリと一緒にいること”だった。

・正人は元来とても真面目な性格で、アンリとの関係も非常に真面目に考えており、それ故に悩みも多く抱えそうである一方、

アンリは正人みたいなタイプを相手にするのは得意で、20話で謝って来たときに「あ、悪いやつじゃないな」と感じたという。

人間関係において実は怖がりな面があるアンリは、相手をふるいにかけるべく最初は否定から入る対応をするが、それでも懐に入ってきた人間にはすごく優しい性格である(42話でキュアエールもアンリにつてそのように言っていた)。そのため、それを乗り越えた正人との関係も大丈夫、きっと上手くいくだろう、と言われている。


p.47編集

・総作画監督曰く、33話のアンリの投げキッスは「挑発的な感じで」という演出指示があった。

・アンリと正人のことは美少年コンビと称されていた。


該当ページには、ラヴェニール学園の生徒達(千瀬ふみと・正人・阿万野ひなせ百井あき十倉じゅんな)が並ぶ前で投げキッスのポーズをしているアンリのイラストが載っている。


アニメージュ2019年1月号編集

※本雑誌では若宮アンリ(染谷俊之氏)と愛崎正人(霜月紫氏)二人だけの特集記事が組まれており、特典には二人のツーショットポスターもあるため、アン正が気になるという人は入手して読むことを強く推奨する。


・アンリは弱みを人に見せずに頑張る人。だからこそ時には辛辣な言葉を言うこともある。(染谷俊之氏談)

・霜月紫氏は監督から「(19話前の正人は)イヤな奴として描かれているけど、愛崎家という背景があってのこと」と言われていた。また、(19話での)正人は自由なアンリに憧れていて、見え方によっては好意の裏返しともとれるように演じていた。

・33話の投げキッスが誰に向けたかは染谷俊之氏曰く「そこはご想像にお任せします(笑)」とのこと。


アニメージュ2019年2月号編集

p.139にて、キャラクターデザインを担当した川村敏江氏の若宮アンリ書き下ろしイラストが掲載されている。

正人の眼鏡を掛けてウインクするアンリの姿と、男子制服バージョン姿の若宮アンリの姿が描かれているが、前者の後ろでは「も~ダメだよ~!」と眼鏡を取り返す正人の姿が、後者の後ろでは「それが正しい」と言わんばかりにグーサインを示す正人の姿がある。


その他(特典イラストなど)編集

HUGっと!プリキュアBlu-ray DVD BOX初回限定版購入特典編集

プリキュア達がハグしている後ろで、

アンリが正人の後ろ上からその肩に肘を乗せ、何やら楽しそうに談笑しているアンリと正人が描かれている。


川村敏江アニメーションワークス改訂版編集

カバー下のプリキュア5・スマイルプリキュア・HUGっと!プリキュアのキャラクター達による描き下ろしパジャマパーティーイラストの中に、湯飲みと和菓子をお供に二人で並んで座っている様子が描かれている。

正人の様子が少し変なのをアンリは心配する様子で見ているが、恐らく彼等の近くで秋元こまちらが怪談を話していることが原因と思われる。

(28話の回想シーンより、幼少期正人ははぐたんさえ怖がらない、えみる着用の可愛らしい恐竜の着ぐるみに対して酷く怖がっていたくらいの怖がりであった。パジャマパーティーの様子から、今もなおその怖がりは健在なようである。)


余談編集

アニメージュ2018年7月号の、えみるとルールーを担当している声優(田村奈央田村ゆかり)二人のインタビューにて、19話の見所について聞かれた際に一部カットされるほど暫くアンリと正人の話で盛り上がっている場面があった。


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まとめ


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