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概要編集

CV:伊藤かな恵


横浜編(第零幕)にて登場。

本編開始前に剣心横浜で出会った外国人居留地に在住する流浪の西洋人医師ペストマスクの様な仮面で素顔を隠してシルクハットを被り黒装束を身に纏っている。

素性は不明ながらも超一流の腕を持つ名医であり、各国の名士や富豪に請われて世界を股に掛ける傍ら、普通であれば医療を受けられない立場にいる貧しい者達の病気怪我を治して回っている。

それ故に最大の理解者である朝日山男吉からは「世界一の名医」「怪我人病人全ての味方」と評されているが、「払わざる者生きるべからず」と断言する悪徳医師の石津泥庵からは西洋医療の価値が下がるという理由で目の敵にされている。


その素顔は小柄で華奢な美女(背丈は作者曰く以上未満とのこと)。

19世紀当時の男尊女卑の風潮から女性の医者は信頼されていなかったため、上げ底靴で身長を伸ばし、声色と仕草を操って男性になりすましていた。起伏の少ない体型のため男性を演じるには都合がいいと語るものの、本人はそれにコンプレックスを抱いている。


泥庵が雇った刺客であるエスピラール=ロタシオンに襲われ殺されかけるも、駆けつけた剣心によってエスピラールが倒された事で何とか一命を取り留め、その後泥庵が悪足掻きとして放り投げた天然痘の種が入った瓶を間一髪でキャッチし(新アニメ版では敗北を認めたエスピラールが受け止めた)、横浜を天然痘の流行から守った。

泥庵が逮捕された後、剣心に医師としての立場からアドバイスを送り、横浜の人々からの感謝の言葉を受けながらアメリカへと旅立って行った(新アニメ版では改心したエスピラールが護衛として同行している)。

その際の彼女のアドバイスにより剣心は神谷道場に逗留することとなる。


作者の別作品「エンバーミング」に登場するヒルデガルド=ピーベリーの遠縁に当たる人物だが、互いに面識は無い。


余談編集

令和アニメ版では、第20話及び21話でたちと茶を飲みながら(ちなみに奮発して買った高級なお茶とのこと)剣心がこのエピソードを語るという形で進行する。

また、第20話の追加シーンでエルダーたちと剣心が紅茶を共に飲む場面があるのだが、この時の剣心は紅茶の香りがわからなかった(剣心の嗅覚に障害が起きているというのは、おそらく最愛の妻自分を助けるために割り込んできたのを、彼女が付けていた白梅香の香りで察知したのに刀を止められなかったという剣心の最大のトラウマも関係していると考えられる)。

しかし、現在の剣心はちゃんと薫の入れたお茶に舌鼓を打っており、この事からエルダーのアドバイス通り神谷道場での日々が剣心の心を癒していたというなかなか心憎い演出になっている。

しかし…



関連タグ編集

るろうに剣心 女医


高荷恵:同作品に登場する剣心に助けられた女医繋がり。アニメ版第21話ラストでは、上記の剣心の変化にいち早く気付いている。

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